技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

用量探索試験のデザイン・解析方法

近年、用量探索試験において新たなデザイン・解析手法が適用

用量探索試験のデザイン・解析方法

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは用量探索試験の基礎から解説し、アダプティブデザイン / MCP-Mod法などの最新の動向まで詳解いたします。

開催日

  • 2011年1月28日(金) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 治験の担当者
  • 医薬品の開発者
  • 用量探索的試験の担当者

修得知識

  • 用量探索試験の基礎
  • 用量探索試験における解析手法
  • 用量探索試験の動向
    • アダプティブデザイン
    • MCP-Mod法 (最大対比法) など

プログラム

 近年、用量探索試験において新たなデザイン・解析手法が適用されています。
 そこで今回は、用量探索試験の基本的なデザインおよび解析手法を紹介しつつ、アダプティブデザインやMCP-Mod法 (最大対比法) の利用など、近年の動向を解説します。

  1. 医薬品開発と用量探索
    1. 医薬品開発プロセスにおける用量反応試験の位置付け
    2. 臨床試験の相および用量探索の接近法
    3. 前臨床試験の結果に基づく初期用量の外挿
  2. 第Ⅰ相試験における用量探索
    1. 第Ⅰ相試験における用量探索の目的
    2. DLTおよびMTDの定義
    3. Up-and-Downデザイン、3+3デザインおよびA+Bデザイン
    4. Continual Reassessment Method (CRM)
    5. Escalation with Overdose Control (EWOC)
    6. Pharmacokinetics/Pharmacodynamics (PK/PD) に関する検討
  3. 第Ⅱ相試験における用量探索 (1) :目的とデザイン
    1. 第Ⅱ相試験における用量探索の目的
    2. Proof of Concept (POC) 試験、用量範囲試験および用量選択試験
    3. 平行群間比較試験、クロスオーバー試験
    4. Dose-Titrationデザイン
    5. MED、MSDおよびEDpの定義
    6. 多重性の問題と多重比較
    7. Range, Number and Space of Dosesの問題とデザインの最適化
  4. 第Ⅱ相試験における用量探索 (2) :3種類の解析アプローチ
    1. モデリングアプローチ:Emaxモデル、Logisticモデルほか
      • モデル選択とパラメータ推定
    2. 多重比較アプローチ:Dunnett法、閉手順法、ゲートキーピングほか
      • カテゴリカル反応の解析方法
    3. ハイブリッドアプローチ:MCP-Mod法 (最大対比法)
      • 対比を利用したモデル選択:用量反応対比およびステップ対比
  5. アダプティブデザイン
    1. Normal Linear Dynamic Modelの利用とASTIN試験
    2. アダプティブDunnett法およびアダプティブMCP-Mod法
  6. 検出力とサンプルサイズの計算法
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4階 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 42,000円 (税込)
複数名
: 33,000円 (税別) / 34,650円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/10 費用対効果 (日本版HTA) 評価の基礎講座 オンライン
2025/2/10 希少疾患治療薬開発にむけた治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2025/2/10 敗血症の病態/診断/治療の現状と医療現場が求める新薬像 オンライン
2025/2/12 (薬物) 国際共同治験とモニタリング 基礎知識 (Part 1) の習得 〜 応用力 (Part 2) を身につける オンライン
2025/2/12 改正GMPを踏まえた医薬品品質システム (PQS) 構築と品質照査の実務・統計的手法の活用 オンライン
2025/2/12 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2025/2/12 GMPで必須となる英語表現と対応エラー事例 オンライン
2025/2/12 体外診断用医薬品の性能評価に必須の統計解析基礎講座 オンライン
2025/2/12 (薬物) 国際共同治験のモニタリング業務で理解すべき基本的な関連法規 オンライン
2025/2/12 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/2/12 特定臨床研究での求められる信頼性レベル・逸脱対応と監査実施 (事例をふまえ) オンライン
2025/2/13 ニトロソアミン原薬関連不純物 (NDSRI) に対する分析技術、試験法開発 オンライン
2025/2/13 GMP文書・当局査察・監査時の英語表現と効果的な説明のポイント オンライン
2025/2/14 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 オンライン
2025/2/14 洗浄バリデーションにおけるリスク評価と残留許容値設定/運用 オンライン
2025/2/14 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン
2025/2/14 医薬品製造現場で使われる暴露許容値 (PDE (ADE) 、OEL) の算出の基礎とその活用 オンライン
2025/2/17 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2025/2/17 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターにおける承認申請・審査と品質管理・品質評価/ 非臨床安全性評価/臨床開発 全4コース (4日間) オンライン
2025/2/17 リスクベースのGCP監査 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望