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厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座

施行日までの1年半に準備すべき事項を徹底解説する

厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座

富山県 開催 会場 開催

施行までの1年半に何を実施すべきか、旧ガイドラインとの違いを詳解する特別セミナー!

概要

本セミナーでは、2012年4月1日施行される「医薬品・医薬部外品製造販売業者等におけるコンピュータ化システム適正管理ガイドライン」について基礎から解説いたします。
また、旧ガイドラインとの相違点、ハードルが上がった要求事項に対して具体的な対応策について詳解いたします。
新ガイドライン対応のためのSOPや供給者監査チェックリストなど、サンプルを配布いたします。
e-Learning教材にて復習を行っていただけます。

開催日

  • 2011年1月27日(木) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」の対応担当者

修得知識

  • 新ガイドラインの高い要求事項と対応策
    • 回顧的なバリデーション
    • 供給者監査
    • システムアセスメント など
  • 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」施行までの1年半に実施すべき項目
  • 旧ガイドラインとの相違点
  • 新ガイドライン対応のためのSOPや供給者監査チェックリストなど、サンプルを配布いたします。
  • e-Learning教材にて復習が可能になります。

プログラム

  1. 厚労省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」概要
  2. CSV入門
    1. コンピュータ化システムとは
    2. ソフトウェアカテゴリとは
    3. V-Modelとは
    4. IQ、OQ、PQとは
    5. リスクとは
    6. リスクベースドアプローチとは
    7. システム台帳とは
    8. 厚労省ER/ES指針とは
  3. 新ガイドラインの11の特徴
    1. 「コンピュータ化システム管理規定」等の作成
    2. 組織・役割に応じた責任と権限の明確化
    3. 厚労省ER/ES指針の要件の遵守
    4. 回顧的バリデーションの実施
    5. システム台帳の作成
    6. 要求仕様書の作成
    7. システムアセスメントの実施
      1. ソフトウェアのカテゴリ分類
      2. 製品品質に対するリスクアセスメント
      3. 供給者アセスメント
    8. 検証業務 (DQ、IQ、OQ、PQ) の実施
    9. 改善措置の実施
    10. コンピュータシステムの廃棄
    11. 業務の継続性のための要件、障害対策の要件、
      データのバックアップ、アクセス制限、アクセス記録等に関する要件
  4. 新ガイドライン対応のための課題と問題点
    1. 厚労省ER/ES指針への対応
    2. ダブルスタンダードへの対応
    3. システム台帳作成時の注意点
    4. 回顧的バリデーションの実施方法
  5. 新ガイドライン詳説
    1. 開発業務
    2. 検証業務
    3. 運用業務
  6. グローバルの規制要件の動向と新ガイドライン
    1. ICH Qトリオ入門
    2. ANNEX 11とは
    3. PIC/Sとは
    4. 厚労省CSV指針とANNEX11、PIC/Sとの整合性
  7. 新ガイドライン対応のための準備作業と留意点 (サンプルを配布)
    1. 「コンピュータ化システム管理規定」サンプル紹介
    2. CSV SOPの作成
    3. 組織の構築と責任体制
    4. システム台帳の作成
    5. 供給者監査 (サプライヤオーディット) の実施
    6. 供給者監査 (サプライヤオーディット) チェックリスト解説
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 村山 浩一
    株式会社 イーコンプライアンス
    代表取締役

会場

富山県民会館

5階 509号室

富山県 富山市 新総曲輪4-18
富山県民会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

趣旨

  • 新ガイドラインは、旧ガイドラインに比べてかなりハードルの高い要求事項がある。
  • 「回顧的なバリデーション」「供給者監査」「システムアセスメント」など具体的にどうすればよいのか。

 厚生労働省は、2010年10月21日「医薬品・医薬部外品製造販売業者等におけるコンピュータ化システム適正管理ガイドライン」を発出しました。施行日は、2012年4月1日からとなりました。施行日以降は、業許可更新に伴う製造業の定期GMP調査では、このガイドラインの確認を主眼に実施されることになります。

 新ガイドラインは、旧ガイドラインに比べてかなりハードルの高い要求事項が記載されています。 いったいどのような対応を行えば良いのでしょうか。

 施行日までの1年半に準備すべき事項は、

  1. 「コンピュータ化システム管理規定」等の作成
  2. 組織・役割に応じた責任と権限の明確化と文書化
  3. 厚労省ER/ES指針への対応
  4. 回顧的バリデーションの実施
  5. システム台帳の作成と棚卸

など多くのものがあり、けっして時間が十分ではありません。

 本講座では、上記のサンプル文書をいち早く作成し、公開いたします。これにより、皆様の負担が非常に軽減できることと思います。
  特に回顧的バリデーションは、一朝一夕では実施できません。 また、どの程度、どういった方法で適格性の確認を実施すれば良いのでしょうか。

 一方で、新ガイドラインには、対応のために苦慮すると思われる点が多々あります。

  • 製材機械 (プロセス・エンジニアリング) を中心に記載されており、ITシステムへの応用が困難
  • ダブルスタンダードの問題
  • カテゴリ分類の矛盾と問題点
  • システムアセスメントの実施方法
  • 供給者監査の実施方法
  • 作成成果物が網羅されていない
  • 時系列の解説になっていない。

  いったい、どういう風にSOPを書き下ろせば良いのでしょうか。 また今後、査察はどのように変化するのでしょうか。新旧ガイドラインの違いを中心に解説いたします。

 新ガイドラインの発出と同時に、事務連絡として質疑応答集 (Q & A) も発行されました。Q & Aには、ガイドラインには記載がないけれども非常に重要な事項が記載されています。また「パブリックコメントの回答」についても精査しておかなければなりません。
 本セミナーでは、作成が必須となった「コンピュータ化システム管理規定」や「供給者監査 (サプライヤオーディット) チェックリスト」の具体的なサンプルを配布し、解説のわかりやすさでは定評のあるCSVの第一線コンサルタントが、懇切丁寧に解説を行います。

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

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