技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

スケールアップに必要な技術レベルとレベルアップ

スケールアップスペシャリストより経験に裏付けされたノウハウを伝授する

スケールアップに必要な技術レベルとレベルアップ

東京都 開催 会場 開催

スケールアップの最大最速の保証、トラブルの解析方法であるスケールダウン法について基礎から解説する技術セミナー!

概要

本セミナーでは、スケールアップの基礎から、スケールアップ時におけるトラブルと対策、実験のスピードアップの方法について基礎から解説いたします。

開催日

  • 2011年1月24日(月) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 以下の業種に関連する技術者、研究者、製造・品質担当者
    • 製薬
    • ファインケミカル
    • 受託製造

修得知識

  • スケールアップの基礎
  • スケールアップでのトラブルと対策
  • 実験のスピードアップの手法
  • スケールアップにおけるポイント・ノウハウ

プログラム

  1. レベル
    • 簡単、早い、上手い、正確、安いがキーワード:
      牛丼と同じ
    • 学校で習う化学、論文の化学では製造研究は間に合わない (我々は商売の化学)
      → 勿論、指導教官によるが学校は忘れなさい
    • 普通を学ぶ:
      碁、将棋とも普通が分かれば一流、何万も定石を覚える
  2. GMPのスケールアップ定義
    • ラボ3回同じ結果、実装置3回同じ結果:
      これは論理が分からないと無理
    • 製造の理論保証がなく製造してはいけない
    • FDAはスケールアップを良く知っている
  3. スケールアップトラブルの構造
    • 同じ事をすると同じ結果
    • 違う結果だと同じ事をしていない:
      比表面積1/10が大半のトラブル原因
    • 実例6つで説明
    • スケールダウン法はスケールアップの最大最速の保証、トラブルの解析方法でもある
  4. 実験のスピードアップ
    • 研究が早く終わるし、レベルが高くなる
      スピードアップを求める事が研究員のレベルアップにつながる
    • いろいろな技術、考え方が必要
    • ブレークスルーの最大の要因:
      考えたことをすぐ試す、実験とは考えたことの証明
    • スピードアップの最大の問題は多いアイデア、早くないとアイデアも出ない
    • 楽をする、実験が大変だとスピードアップができないから、レベルも低い:
      小さな実験
  5. 晶析
    • 結晶多形の出し分け実例
    • 晶析は最近好調で5件以上解決:
      その秘訣
    • 晶析はできるだけさける:
      装置も操作も大変
  6. 取るデータ:
    当たり前のデータを揃える
    • 温度は3点1点では怖くてパイロットはできない
    • 反応形式は恒温滴下反応
    • マスバランス:
      工程でなく1操作で結論
    • 経時変化
  7. 経済性
    • 簡単、早い、上手い、正確:
      安くなる
    • 変動費と時間の経費の2つがある
    • 講演で何をして良いか分からないと良く聞かれる:
      経済計算は1つの策
    • 製造研究者はできなくてはいけない
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/8/1 改訂 PIC/S GMP Annex 1のCCS戦略を導入したバイオ医薬品の適格性評価に基づく品質管理のポイント 東京都 オンライン
2025/8/1 医薬品製造におけるバリデーションの進め方とシステム対応及びグローバル対応手法 オンライン
2025/8/4 国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法 オンライン
2025/8/4 GMP文書の集約・削減と体系整理/効率的管理 オンライン
2025/8/4 開発段階に応じた治験薬GMP管理を何をいつ準備し、どのような管理をするかの効果的運用方法 オンライン
2025/8/5 医薬品品質試験における生データの取り方・レビューと申請対応 オンライン
2025/8/5 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2025/8/5 抗体薬物複合体 (ADC) におけるペイロードの生体膜透過メカニズムと細胞内動態評価 オンライン
2025/8/6 製造オペレーターのためのGMPの基本と記録書の作成管理 オンライン
2025/8/6 OOS/OOT事例から学ぶOOS/OOTの正しい理解と判断のポイント オンライン
2025/8/6 変更・逸脱管理とOOS/OOT及び一変・軽微変更の判断基準とCAPA実践手順 オンライン
2025/8/6 バイオ医薬品 GMP入門講座 オンライン
2025/8/6 E&L試験の最新動向と実務対応のポイント オンライン
2025/8/7 暴露許容値 (OEL、ADE・PDE) 設定の基礎知識と設定値の妥当性・考え方 オンライン
2025/8/7 化粧品OEM/ODM (海外含む) における品質管理・品質保証と工場監査用のチェックリストの作成方法 オンライン
2025/8/7 GVP基礎講座 + GVP実践講座 オンライン
2025/8/7 GVP実践講座 オンライン
2025/8/8 医薬品製造における逸脱・異常/変更管理のクラス分けと逸脱予防策 オンライン
2025/8/8 化学プロセスのスケールアップのための化工計算入門 オンライン
2025/8/8 コンピュータ化システムバリデーションの効率的な実施法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/6/11 タンパク質分解医薬の実用化に向けた基盤技術と評価
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/2/20 医薬品製造を目的としたプロセス化学と薬事規制及び製薬企業の動向
2025/1/27 世界の中分子医薬・抗体医薬、およびCDMO最新業界レポート
2024/11/29 ファインケミカル、医薬品の連続生産プロセス
2024/9/30 最新GMPおよび関連ICHガイドライン対応実務
2024/9/30 タンパク質、細胞の吸着制御技術
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用