技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書

PIC/S GMP 査察 完全対応

リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書

~CAPA運用ツールで今すぐ実践!~
リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書の画像

概要

本書では、リスクマネジメントとCAPA・PQSの運用方法を余すところなく執筆査察準備から指摘事項とその対応事例について解説しております。

ご案内

PIC/Sについての基本的事項とPIC/S GMPに対応させる品質システムの構築、すなわちICH Q10対応のPQS構築に関わる留意事項について詳細に解説します。(第1章抜粋)
ここでは、CAPAの基本的なポイントならびにシステム導入の実践事例、またSOPでの規定構成などについて解説します。 PQSを成す品質マネジメントシステムとしての最重要項目であるCAPAについて、システム導入の基礎からその日常的対処事例について解説します。(第2章抜粋)
ここでは、PIC/S加盟国行政当局の査察官の視点から、実際の査察でのプラント・ツアー(倉庫、製造現場、QC Lab等)での査察ポイント、ドキュメント・チェックでの監査ポイント、事前準備事項、査察後の対応事項などの詳細について解説します。(第4章抜粋)

目次

第1章 PIC/S GMP対応のためのICH Q10導入の実際

  • はじめに
  • 1. 品質システムのギャップ分析(Gap Analysis) ~PIC/S GMP査察対応のためのグローバル品質システムの構築と改善に向けて~
    • 1.1 イントロダクション
    • 1.2 現在の品質システムの実効性をグローバル基準・要求事項と比較検証する
    • 1.3 医薬品品質システム(PQS)管理基準の導入
    • 1.4 是正措置・予防措置(CAPA)管理の導入(総論) ~逸脱の根本原因(Root Cause)究明と論理的な究明アプローチ~
    • 1.5 品質システムへのICH Q9(QRM)の導入(総論)
  • 2. PQS/QMS構築におけるPIC/S GMP対応での留意点
    • 2.1 PIC/S覚書「原薬の査察」の要点
    • 2.2 「PIC/S サイトマスターファイルの作成についての医薬品製造業者向け説明覚書(1 January 2011)」 の要点からPQS/QMS構築へ反映させる留意点について

第2章 CAPA システム導入/その運用課題解決策の実践事例

  • はじめに
  • 1. CAPASystem の導入
    • 1.1 CAPA導入の必要性について
    • 1.2 優れた製造の実践(GMP)及び優れた事業の実践
    • 1.3 関連するガイドライン、薬事規制
    • 1.4 CAPAの定義(第1章「総論」参照)
  • 2. CAPA Managementについて
    • 2.1 逸脱と逸脱未満の事象管理(Drift Control)
    • 2.2 CAPA実績の評価とフィードバック
    • 2.3 CAPAに於けるContextual Risk-Management(Risk Analysis)
  • 3. CAPAを実践的に運用管理するためのツールと実践事例 ~CAPA Meetingでの議論を活発化するために~
    • 3.1 Root Cause Analysis(根本原因の究明)
    • 3.2 Logic Tree(Strategic-Framework Thinking)
    • 3.3 Fail Safe/Fool Proof
    • 3.4 具体的なCAPA適応事例

第3章 ICH Q9 品質リスクマネジメントの取り組み方と導入事例

~工場でのContextual Risk Managementに基づく実践例~

  • はじめに
  • 1. ICH Q9(品質リスクマネジメント:QRM)とは
    • 1.1 全体的取り組みの手法とトピック的取り組みの事例
      • 1.1.1 Q9の背景
      • 1.1.2 Q9の目的
      • 1.1.3 Q9の適用範囲
      • 1.1.4 リスクマネジメントとリスクマネジメントプロセス(一般的概念)
      • 1.1.5 リスクマネジメントの手法
      • 1.1.6 リスクアセスメント
      • 1.1.7 製造業者としての取り組みを始める(QRMの定着化)
      • 1.1.8 リスク分析/評価/コントロールの標準化
  • 2.ICH Q9導入の実際の取り組みについて
    • 2.1 製造業者事業所に於ける取り組み事例
      • 2.1.1 QRM Task Team、Kick off MTG
      • 2.1.2 Brain Storming
      • 2.1.3 Risk Assessment/Risk Analysis/ QRM管理表
      • 2.1.4 QRMリスク評価結果/Risk Review
      • 2.1.5 Logical Thinking Skill Training/Action Learning ~Logical Thinking/Logical Communication Skill TrainingをGMP教育訓練に取り込む~
  • 3.Contextual Risk Managementの観点からRisk Structureを解析する
    • 3.1 QRMから工場経営マネジメント・QMSへの展開
      • 3.1.1 Enterprise Risk Management(Total Risk Management)/Contextual Risk Management (コンテキスト思考に基づくリスクマネジメント) の基礎
      • 3.1.2 設備機器のリスク算定
      • 3.1.3 Probable Maximum Loss(最大予想損害額)、損失期待値の低減、Business Continuity Plan/Management (BCP/BCM)への挿入

第4章 PIC/S 加盟国行政当局の査察対応準備と査察官の着眼ポイントから考える査察対策

  • はじめに
  • 1. PIC/S医薬品GMPガイド/EU-GMPに於ける査察での留意(事前準備)事項
    • 1.1 PIC/S加盟当局の査察と対応の進め方について
    • 1.2 PIC/S GMPガイドラインとの照合と事前準備
    • 1.3 PIC/S加盟国別のGMPの特徴とグローバル品質システムの構築について
  • 2.査察事例編(PIC/S加盟当局査察の特徴と指摘事項及びその対応について)
    • 2.1 元査察官によるMock Inspectionでの視点
    • 2.2 PIC/S査察でのプラントツアー、ドキュメントチェックの視点 (対象ポイント、Qualified Person(s)/Authorized Person(s)の適格性に関する査察でのチェックポイントなど)
    • 2.3 PIC/S加盟当局査察での指摘事項とその対応事例

執筆者

  • 大手国内製薬企業 実務担当者

出版社

お支払い方法、返品の可否は、必ず注文前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本出版物に関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(出版社への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

体裁・ページ数

体裁B5判並製本 99ページ

ISBNコード

978-4-86428-066-2

発行年月

2013年2月

販売元

tech-seminar.jp

価格

15,000円 (税別) / 16,500円 (税込)

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/10/6 GVP省令要求対応: ファーマコビジランス研修の内容と実施時の留意点 オンライン
2024/10/7 現場で役に立つCAPA (是正予防・予防処置) 導入手順・事例と根本的原因分析入門講座 オンライン
2024/10/7 医薬品製造における異常・逸脱管理とインシデンツ対応 オンライン
2024/10/7 再生医療等製品における治験薬製造の進め方とトラブル対応 オンライン
2024/10/7 医療機器における品質システム全体へのリスクマネジメント活動の実施に関する要求事項と具体例 オンライン
2024/10/7 バイオシミラーの診療報酬評価と開発、普及への取り組み オンライン
2024/10/7 バイオ医薬品/抗体(ADC抗体)医薬品における品質試験/安定性試験と品質規格設定のポイント オンライン
2024/10/8 事例から学ぶQA担当者教育訓練とQA部門構築のポイント オンライン
2024/10/8 医薬品等製造設備の洗浄バリデーションと交叉汚染防止 オンライン
2024/10/8 改正GMP省令、PIC/S DIガイドをふまえたGMP文書・記録の再点検およびデータ改竄、捏造、隠蔽防止のための工夫 オンライン
2024/10/8 化学物質を扱う研究所における法規制に準拠した薬品管理の進め方 オンライン
2024/10/8 包装工程のバリデーションの重要ポイントと工程トラブル事例 オンライン
2024/10/9 リスクの高い滅菌プロセス管理要求ポイント及び医薬品PIC/S GMP、EMAの滅菌、無菌性保証の注意ポイント並びに滅菌関連回収事例、見落としがちの滅菌バリデーションのポイント オンライン
2024/10/9 承認申請資料としての価値を高めるための効果的な日本語メディカルライティング オンライン
2024/10/9 医薬品や医療機器の早期承認取得のためのPMDA申請戦略とスムーズに合意を得る方法 オンライン
2024/10/9 新規モダリティの事業価値評価とGO/No-go意思決定のポイント オンライン
2024/10/9 ペプチド医薬品における品質評価・不純物分析の留意点・事例 オンライン
2024/10/10 ラボと製造におけるデータインテグリティとCSV基礎から実践まで 東京都 会場・オンライン
2024/10/10 医療機器EO滅菌の基礎と滅菌バリデーションおよびEO排出規制とEO残留物測定のポイント オンライン
2024/10/10 油脂の界面化学をふまえたオイルゲルの物性制御と製品トラブル対策 東京都 会場

関連する出版物

発行年月
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/12/8 最新のCSV動向および21 Part 11も視野に入れたFDA査察対応方法
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/6 日本での申請をふまえたアジアンスタディと各国の相違
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き