技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

熱設計の上流化の勘所

熱設計の上流化の勘所

~上流熱設計に欠かせないノウハウ 熱対策の現状~
東京都 開催 会場 開催 演習付き

概要

本セミナーでは、放熱経路・筺体・プリント基板・ヒートシンクにみる4つの熱対策について解説いたします。

開催日

  • 2013年2月18日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 電子機器の放熱に関連する技術者
  • 熱対策が必要な機器を扱っている技術者
  • 伝熱に関連する技術者
  • 熱交換、電子機器の冷却、環境などに関連した業務を行っている方
  • 伝熱、除熱、熱の有効利用など幅広く熱に携わっている方

修得知識

  • 熱設計の基礎
  • 伝熱の基礎
  • 電子機器の放熱のポイント
  • 電子機器の温度計算

持参品

演習を予定しておりますので、関数電卓かパソコンをご持参ください

  • 多層板の熱伝導計算
  • 平板の放熱量計算

プログラム

 電子部品の小型化や機器の実装密度の増大により、電子機器は放熱限界ぎりぎりのところで設計されています。
 熱はチップから部品、基板、筐体を通過して外気に逃げるため、この放熱経路を初期段階で最適化しておかなければなりません。熱設計は図面を書き始めてからでは遅いのです。
 本講習会では「熱設計の上流化」を進めるために重要になるポイントを解説するとともに、品質、信頼性の高い機器を設計するために行うべき方策を具体的に説明致します

  1. 上流熱設計が必要となった背景
    1. 熱設計プロセスと課題のマップ
    2. 最近の機器、基板、部品の進歩と熱問題
    3. 温度上限が決められる理由
    4. 機能要因、機械的寿命、化学的寿命
    5. 安全性・対人的要因
  2. 伝熱の基礎 (電卓/PCによる演習を含む)
    1. 熱移動の基礎式
    2. 熱伝導のメカニズムと熱設計上のポイント
    3. 接触熱抵抗
    4. 放熱経路が直列か並列による対策の差異
    5. 対流のメカニズムと熱設計上のポイント
    6. 放射のメカニズムと熱設計上のポイント
    7. 物質移動による熱輸送
      【電卓による演習】多層板の熱伝導計算、平板の放熱量計算
  3. 設計上流の熱対策① 放熱経路を決める
    1. 機器の放熱経路と放熱メカニズム
    2. 機器の熱等価回路
    3. 熱対策の分類体系
  4. 設計上流の熱対策② 筺体温度の概算方法と熱設計の定石
    1. 自然空冷機器の通風口の決め方
    2. 密閉機器の放熱ルートの決め方
    3. 強制空冷機器の流路設計方法
  5. 設計上流の熱対策③ プリント基板の熱対策
    1. 基板の種類と熱特性
    2. 危険部品と安全部品の仕分け
    3. 危険部品の熱対策の仕分け
  6. 設計上流の熱対策④ ヒートシンクのパラメータ設計
    1. 設計上流で決めるヒートシンクの目標熱抵抗
    2. 自然空冷ヒートシンクの熱抵抗と諸パラメータの関係
    3. 強制空冷ヒートシンクの最適化と注意事項
    4. 複数部品を実装するヒートシンクの最適化

  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 国峯 尚樹
    株式会社 サーマル・デザイン・ラボ
    代表取締役

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第1特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。