技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

膜によるガス (気体) 分離の基礎と工業的応用

膜によるガス (気体) 分離の基礎と工業的応用

~選択性、透過速度の向上、高性能膜材料や (有機膜と無機膜など) 複合膜の可能性 / 膜の劣化や汚染への対策 、スケールちアップ 、化学的・機械的耐久性や温度安定性の向上~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、ガス分離法の基礎・特徴、膜分離法の基礎、膜分離プロセスの基礎、膜ガス分離法の応用、開発状況について、事例を交え分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2025年3月10日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 膜ガス分離に関心のある技術者、研究者

修得知識

  • ガス分離法の基礎と特徴
  • 膜分離法の基礎
  • 膜分離プロセスの基礎
  • 膜ガス分離法の応用と開発状況

プログラム

 分離膜を用いたガス分離法は原理的に消費エネルギーが少なく、低炭素社会の構築に貢献する分離技術と考えられる。しかし、大学等の講義で膜分離が扱われることはほとんどない。そこで本講座は、化学産業の技術者が膜ガス分離に対する理解を深めることを目的に、膜ガス分離の基礎を解説する。

  1. 膜によるガス分離の基礎
    1. ガス分離
    2. 膜ガス分離
    3. 透過係数とパーミアンス
    4. 分離係数
    5. 分離膜の構造
    6. 膜モジュールの種類と製膜法
  2. 膜素材によるガス分離透過特性の比較
    1. ガスの分子サイズと凝縮性
    2. 分離活性層の微細構造
    3. 粘性流れとクヌーゼン拡散
    4. 分子ふるい
    5. 溶解拡散機構
    6. 高分子膜のガス透過特性
    7. 炭素膜のガス透過特性
    8. シリカ膜のガス透過特性
    9. ゼオライト膜のガス透過特性
  3. 膜ガス分離操作の基礎
    1. 膜モジュールの出口濃度
    2. ステージカットと回収率
    3. 膜モジュールの性能と膜性能との関係
    4. 圧力比
  4. 膜ガス分離の応用
    1. 水素の分離回収
    2. 空気分離
    3. CO2分離
    4. その他の分離
    • 質疑応答

講師

  • 田中 一宏
    山口大学 大学院 創成科学研究科 工学系学域 循環環境工学分野
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/22 水素吸蔵材料の基礎と様々な水素貯蔵材料とその応用 オンライン
2025/4/23 分離膜の基礎と分離技術への展開およびゼオライトを用いたCO2分離技術の展望 オンライン
2025/4/25 大気中CO2の直接回収技術 オンライン
2025/4/25 CO2回収・利用・貯留 (CCUS) の現状と技術 オンライン
2025/4/28 水素吸蔵材料の基礎と様々な水素貯蔵材料とその応用 オンライン
2025/5/12 イオン交換樹脂を使いこなすための必須知識と応用のポイント オンライン
2025/5/13 CO2を利用した化学品製造の技術体系・世界動向と触媒技術の最前線 オンライン
2025/5/14 細孔分布測定におけるガス吸着法・水銀圧入法の測定と解析手法 オンライン
2025/5/16 油水分離膜の作製とその特性、性能評価 オンライン
2025/5/21 エアロゲル断熱材: 真空を用いない高性能断熱材の基礎と状況 オンライン
2025/5/23 細孔分布測定におけるガス吸着法・水銀圧入法の測定と解析手法 オンライン
2025/5/26 ゼオライトの合成、解析方法と応用技術 オンライン
2025/5/28 水素エネルギーとモビリティ オンライン
2025/5/29 水素エネルギー市場の最新動向と水素戦略、およびビジネス展開 オンライン
2025/6/4 水素キャリア材料の開発動向と今後の展望 オンライン
2025/6/4 エアロゲル断熱材: 真空を用いない高性能断熱材の基礎と状況 オンライン
2025/6/10 吸着分離技術の基礎と応用技術 オンライン
2025/6/12 CO2分離膜の開発と分離・回収プロセスの設計 オンライン

関連する出版物