技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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本セミナーでは、これまでのCO2吸収・分離・回収技術の紹介とCO2吸収・分離・回収・貯蔵 (廃棄) のブームの起こり方に関する考察と今後の行方について解説いたします。
(2024年7月3日 10:30〜12:00)
近年大気中ならびに海洋中のCO2を直接回収するDACやDOC技術が、CO2削減技術として注目されています。我々は、これまでに永年課題であった大気中CO2を選択的に回収する技術を開発しました。大気中の水分を吸収しないことに特徴を有しており、CO2の加熱放出/濃縮時に水加熱分の余分なエネルギーが不要となります。さらに本基盤研究をもとにアミン系化合物を高分子化することで、溶出することなく、海洋中のCO2をも吸収できる技術を開発しました。
本発表にて、大気中CO2選択的回収技術ならびに海洋中のCO2回収技術の開発経緯や最新動向を含め、我々の技術を中心に紹介します。
(2024年7月3日 13:00〜14:30)
多孔性材料による吸着分離は、材料中の微細な細孔における各種ガス間の吸着親和性の違いを利用した分離手法であり、大規模設備を必要としないという利点や、比較的小さなエネルギーでガスの分離や材料の再生が可能であるという特徴がある。一方で、多くの多孔性材料において、低濃度のCO2に対する吸着量が低いことや、湿度の影響を受けて性能が落ちやすいといった問題があり、CO2回収への活用が進んでこなかった。これらの課題を解決するためには、選択的にCO2を捕捉する新しい多孔性材料の開発が必要である。
そこで近年、金属イオンと有機化合物から構築される、多孔性配位高分子 (MOF) という多孔性材料が注目されている。 MOFは高い設計性を持ち、その細孔サイズや化学的性質をデザインして制御できるため、有用なCO2吸着材料を開発できる可能性を秘めている。 さらには、構造柔軟性をデザインして組み入れることが可能であり、それを利用した高い選択性を発現できる。
本発表では、このMOF材料を用いたCO2吸着材料の開発研究における最近の動向や我々の取組について紹介する。
(2024年7月3日 14:40〜16:10)
CCS材料および回収方法として、これまで有望とされてきたアミン溶液を用いた吸収法やゼオライトなどを用いた物理吸着法における課題を整理すると、前者は再生エネルギーコストが高いなどの問題が、後者は前処理で水蒸気を除去する必要があるという問題が挙げられる。すなわちゼオライトのような物理吸着に基づく回収材料では、通常CO2回収にとって妨げになる水蒸気が存在するために、前もってこれを除くプロセスが必要であるということである。
これら課題を克服するための材料として、炭酸カリウムや炭酸ナトリウムが有望と考えられる。炭酸アルカリ金属塩では水蒸気とともにCO2を一緒に回収するので、水蒸気除去の前処理工程を必要としない。しかしながら、これら回収材においても反応速度が遅いとか、再生温度が高くエネルギーコストが高いなどの課題がある。これらの課題を整理し、その改良法について検討した結果を紹介する。さらに最近成果が出つつある、大気からの直接CO2回収 (DAC) の可能性についても紹介する。
日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。
開始日時 | 会場 | 開催方法 | |
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発行年月 | |
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