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感性・生体計測技術を踏まえた製品開発への応用

感性・生体計測技術を踏まえた製品開発への応用

~心理計測・生理計測・行動観察・シミュレーション / 実演デモや演習を通して理解する、感性の計測・評価手法~
東京都 開催 会場・オンライン 開催

概要

本セミナーでは、感性工学の概要や感性計測・評価、脳波を用いた生理心理学的アプローチを解説いたします。

開催日

  • 2022年10月5日(水) 13時00分 17時00分
  • 2022年10月17日(月) 13時00分 15時30分

修得知識

  • 感性工学の基礎
  • 演習や実演デモを通して、感性を計測・評価する手法について把握できる
  • 感性工学に基づいた研究事例を通して、感性価値の高い製品を創る指針を得ることができる
  • 脳波記録などが心理評価にどの程度の信頼性をもつのか、捉え方が分かる

プログラム

第1部: 感性に訴える製品開発

- 感性工学の基礎から感性計測・評価や製品開発事例 –

(2022年10月5日 13:00〜17:00)

 就業中に座る椅子、毎日履いている革靴。この椅子は座りやすい、この靴は履きやすい、など様々なことを感じておられると思います。この感性は、製品とのやりとりによって生じますが、主観的で曖昧です。
 そこで、この感性に対して工学的手法でアプローチし、客観的に評価するのが感性工学です。心電図などを用いた生理計測、アンケートを用いた心理計測、さらにはコンピュータシミュレーションなどを行い、これら数量的データと製品の特性との関係を検討して、心地良さなどを向上させる設計パラメータを探り出す感性工学的アプローチを活用すれば、消費者の心の琴線に触れるような製品を創ることも可能となります。
 本講義の前半は、感性工学の概要や感性計測・評価についてお話し、実演デモや演習なども用意しています。後半は、歩く・座る・寝るといった日常的な基本動作に関する研究事例とこれまで手がけてきた製品開発事例について紹介します。

  1. 感性工学の概要
    1. 感性とは?
    2. 感性工学とは?
      • 感性工学の概要についてお話しします。
  2. 感性を計測・評価するには?
    1. 心理計測について
    2. 生理計測について
      • 感性を計測・評価するには、様々な手法を用いて複合的にアプローチする必要があります。
        意識下における心理反応を調べるアンケートなどを用いた心理計測、心電計測などの無意識下における身体反応を調べる生理計測について、計測時のノウハウなどを含めてお話しします。
  3. 感性計測・評価の実演デモと演習
    1. 寝心地と座り心地に関するアンケート評価
    2. 唾液アミラーゼ活性を用いたストレス推定
      • 講義だけでは理解が深まらないと思いますので、実演デモや演習を行います。
        卒業研究などで実施したアンケート評価や唾液アミラーゼ活性を用いたストレス推定などを体験してもらいます。
  4. 感性計測・評価に関する研究事例紹介
    1. 寝心地の計測・評価と製品開発事例
    2. 座り心地の計測・評価と製品開発事例
    3. 歩行動作の計測・評価と製品開発事例
      • 寝る・座る・歩くといった日常生活行動に関する研究事例と感性計測・評価によって製品開発した事例について紹介します。
    • 質疑応答

第2部: 脳波計測による感性・感情の評価と製品開発への活用

(2022年10月17日 13:00〜15:30)

 感性や感情は心理事象であり、心理変数を生理的指標から評価しようとする分野のことを 心理生理学と言い、脳波との対応関係も古くから研究されています。実際のところ、脳波を用いた評価にはまだ分かることに制限がありますが、実験心理学的な手法を組み合わせることで評価の範囲が広がります。
 本講義では、感情等の心理状態に対する脳波を用いた生理心理学的アプローチについて紹介します。

  1. はじめに
    1. 生理心理学
    2. 感性や感情の心理学
    3. 計測のフレームワーク
  2. 脳活動と脳波
    1. 脳波の記録と分析
    2. 自発脳波
    3. 事象関連電位
  3. 脳波を用いた感性・感情評価の実際
    1. 生理計測実験の前提
    2. 脳波で分かる事と適用限界
    3. 計測のための実験計画とデータの解釈
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
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主催

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受講料

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: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
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  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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