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ヘアカラーにおける匂い・ダメージ等、使用品質向上のアプローチ

Zoomを使ったライブ配信セミナー

ヘアカラーにおける匂い・ダメージ等、使用品質向上のアプローチ

~アンモニア / 触媒 / 代替アルカリ / 使用感 / 刺激性 / アレルギー~
オンライン 開催

開催日

  • 2021年2月19日(金) 10時30分16時00分

受講対象者

  • 化粧品の製造・研究に携わっている技術者・研究者
  • 化粧品用粉体原料を扱っている企業の技術者・研究者

修得知識

  • ヘアカラーのベース処方の製剤方法
  • ダメージ低減についての知識とアプローチ
  • ヘアカラーにおける匂いの低減についての方法論

プログラム

 ヘアカラーは美容院や家庭で使用される製品であるが、いずれの使用においても未だ改善すべき点が多い。ヘアカラーは家庭用品としては非常に稀な反応を活用して毛髪を着色する製品であり、製品には非常に活性な化学種であるアンモニアや過酸化水素、酸化染料などが用いられている。
 これらの活性な化学種を用いて染毛を行うために、使用者の観点に立つと様々な問題が生じる。ヘアカラーに関してはそのような観点から現在でもさらなる使用品質の改善が求められている。特に、アンモニアを使用することによる施術中の匂いの発生や、染色反応以外の副反応としての毛髪や頭皮のダメージ、活性化学種の製剤の難しさなどは解決が求められる問題である。
 本講演では、使用品質改善のアプローチとして、製剤の基本的な方法論と、匂いやダメージ改善の知識やそのアプローチについてご紹介したい。ヘアカラー技術者の皆様の一助になれば幸いである。

  1. ヘアカラーの処方の変遷
    1. 様々なヘアカラーの処方技術
    2. ヘアカラー処方における問題点
    3. 重要な使用品質
  2. ヘアカラーに求められる性能
    1. ヘアカラーに必要な性能とは
    2. 1剤に要求される性能
    3. 2剤に要求される性能
    4. 混合物に要求される性能
  3. ヘアカラー製剤の基本
    1. 乳化とは
    2. 乳化物の構造 (ラメラゲルネットワーク)
    3. α – ゲルの有用性
    4. 乳化はなぜ崩れるか
    5. RHLB理論による安定な製剤作り
  4. 匂いの改善
    1. アンモニア
    2. 匂いの改善のアプローチ方法
    3. 触媒法の問題点
    4. 代替アルカリが抱える問題点
    5. 液晶乳化による匂いの低減
    6. iNOAにみる新しいアプローチ
  5. ダメージについて
    1. ダメージはなぜ起こるのか
    2. ダメージとヘアカラーの感触 (毛髪使用感) の関係性
    3. 頭皮刺激の発生
    4. アレルギー
    5. 解決のためのアプローチ
  6. 新たな製剤のアプローチ
    1. WOWによる製剤
    2. ポリマー増粘
    3. PRE処方のご紹介

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

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  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
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