技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

GMP工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース 2026 (2日間)

GMP工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース 2026 (2日間)

オンライン 開催

配信期間

  • 2026年2月6日(金) 10時30分2026年2月20日(金) 16時30分
  • 2026年2月12日(木) 10時30分2026年2月26日(木) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2026年2月6日(金) 10時30分

修得知識

  • 建屋設計時の留意点
  • 支援システム設計時の留意点
  • 異物対策の留意点
  • ヒューマンエラー対策の留意点
  • バリデーションの歴史と進化したバリデーションの考え方
  • 適格性評価とPVでの実施項目
  • 作業者による日常点検を実施するための作業者教育

プログラム

アーカイブ配信「 GMP工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とUSRの具体的記載例」

(視聴期間 : 2026年2月6日〜20日を予定)

 医薬品製造工場で発生するトラブルには、URSの不備、DQの不備に起因する事例が結構ある。それは工場構築の機会はあまりない、即ちユーザーエンジニアリングの知識・経験を蓄積・継承できないために、結果的にエンジニアリング会社等に丸投げせざるを得ないためと考える。
 本セミナーでは、トラブルが頻発する生産性の悪い施設を構築しないために、知っておくべき施設計画/設計/施工時の注意点について具体例を挙げて解説する。

  1. 施設構築業務の流れ
    1. プロジェクト業務のフロー
    2. まず与条件を整理=概念設計
    3. 総括するバリデーションマスタープランの作成
  2. URSの作成
    1. URSは基本設計に必須の情報
    2. DQ (設計時適格性評価) はURSの充足度確認
    3. 管理戦略の構築
    4. CCS (汚染管理戦略) の策定
    5. URSの内容不備例
    6. URSに記載する項目例
  3. 建屋設計時の留意点
    1. 構造設備に要請されていること
    2. 外気取入口への要請
    3. 動線の確認
    4. 倉庫の前に入荷室が必要
    5. 防虫を配慮して製剤室と包装室を分離
    6. 面積確保が不十分だと
    7. 抜けやすい部屋に注意
    8. 内装の留意点
    9. 更衣室の構造
    10. エアシャワーよりトルミングがまだマシ
  4. 空調システムの留意点
    1. 各医薬品剤形に適した空調システム
    2. 差圧と換気回数の設定
    3. 薬塵からの作業者保護にも留意
  5. 用水システムの留意点
    1. URSに記載する「用水情報」
    2. 用水システム設計時の留意点
    3. 蒸留器の留意点
    4. RO膜の留意点
    5. 導電率・TOCの留意点
  6. 異物混入防止策
    1. 異物ライブラリーの作成もCCS
    2. 包装室の異物混入リスク
    3. 樹脂部品の劣化による異物混入対策
    4. 原材料中の自衛異物対策
    5. ヒトは発塵源
    6. 防虫対策
  7. ヒューマンエラー防止策
    1. 監視性・情報伝達性に留意
    2. 見える化
    • 質疑応答

アーカイブ配信「GMP工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) /設備バリデーションの実際と査察指摘事例」

(視聴期間 : 2026年2月12日〜26日を予定)

 構造設備は経時劣化するため、定期的な保守点検と校正は必須である。しかし、業者に全面依存すると、業者のスケジュールの影響を受ける、社内に知見を蓄える機会を失う等、長期的には競争優位性の逸失を招く。本来構造設備の変化を検知できるのは作業者である。
 本セミナーでは、作業者にもできる保守点検を実施するにあたって、実施すべき教育内容や留意点について具体例を挙げて解説する。

  1. GMPとバリデーションのおさらい
    1. ルールベースからリスクベースのGMPへ
    2. PQS (医薬品品質システム) とは
    3. PQSは全員参加で実施するもの
    4. QRM (品質リスクマネジメント) で重要なこと
    5. 「小さい異常」の顕在化と記録は重要
    6. 改善提案は職員からしか出てこない
    7. PQSのために必要な人材育成
    8. 管理戦略の構築
    9. CCS (汚染管理戦略) の構築
  2. 施設設計には設備の機能と機構の関係を知る必要がある
    1. 事故時の対処
  3. 適格性評価・校正とは
    1. 工業化検討とバリデーションは別物
    2. コミッショニングと適格性評価は別物
    3. 適格性評価の定義
    4. IQ/OQでの検証項目
    5. 校正とは
    6. PQ前にエンジニアリングロット製造
    7. PQとPV (プロセスバリデーション) は何が違う?
    8. PQで実施するチャレンジテストとは
  4. PVとは
    1. PVの2つの手法
    2. PVは何バッチ (ロット) 実施?
  5. ユーティリティの適格性評価
    1. 用水システムのIQ/OQ/PQ
    2. 空調システムのIQ/OQ/PQ
    3. 大規模保管施設の温度マッピング
    4. 小規模保管庫の温度マッピング例
    5. スモークスタディの実施
  6. 保守点検の必要性と体制づくり
    1. 構造設備由来事故の内容と原因
    2. 設計ミスはある、だから点検/改善は必須
    3. 構造設備の経時劣化には二種類ある
    4. 保全組織の各種形態
    5. 保守点検の全面外注は問題
    6. 異常を検知できるのは作業者
    7. トラブルの多くは始業/終業点検で防げる
    8. 保全には機能維持と機構改善がある
  7. 作業者のための最低限の保守点検教育
    1. 設備の構成機器
    2. 作業工具等の適切な使い方
    3. ベルト/チェーン/歯車による動力伝動の留意点
    4. 設備材料の特性
    5. 簡便な異物同定試験
    6. 事故原因で多いのは「ねじ」の緩み
    7. 事故原因で多いのは「給油」由来
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 57,000円 (税別) / 62,700円 (税込)
複数名
: 35,000円 (税別) / 38,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 35,000円(税別) / 38,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 66,500円(税別) / 73,150円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 70,000円(税別) / 77,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 105,000円(税別) / 115,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間はそれぞれ2026年2月6日〜20日、2026年2月12日〜26日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/12/9 バイオ医薬品生産用の遺伝子組換え体細胞の構築とセルバンクの作製・管理・各種試験と承認申請への対応 オンライン
2025/12/9 体外診断薬・コンパニオン診断薬を巡る最近の話題、成功/失敗事例で学ぶ開発戦略、並びに今後の展望と課題 オンライン
2025/12/9 再生医療等製品におけるR&D段階からの薬価/事業化戦略 オンライン
2025/12/10 記録ミスを低減するGMP製造記録の取り方・様式と不備があった場合の記録の残し方 オンライン
2025/12/10 QA部門のためのGMP文書・記録類の照査のポイント オンライン
2025/12/10 キメラ型タンパク質分解誘導薬 (PROTAC) の分子設計と実用化への課題 オンライン
2025/12/10 日本型パテントリンケージ制度の実務と考慮した特許戦略 オンライン
2025/12/11 ザ・治験薬のGMP 2026年に向けて 東京都 会場・オンライン
2025/12/11 QC (試験部門) における効果的な電子化、電子化後のデータファイルの保管・管理における実務ポイント オンライン
2025/12/11 原薬製造プロセスバリデーション実施方法とスケールアップ、MF登録申請 オンライン
2025/12/11 バイオ医薬品の開発/品質管理で必要となるタンパク質科学の基礎と凝集・安定性の解析 オンライン
2025/12/11 造粒・打錠・コーティング技術の基礎とスケールアップ / トラブル対策 オンライン
2025/12/11 ICH E6 (R3) / ICH E8 (R1) が要求するTPP、CTQ 要因、QTLの考え方を取り入れたプロトコル・臨床開発計画の組み方 会場・オンライン
2025/12/11 信頼性基準適用試験における信頼性保証担当者・監査担当者・QC担当者のための着眼点・QC/QA手法とそのレベル オンライン
2025/12/11 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/12/11 開発段階/承認後の処方・剤形変更時の生物学的同等性評価 オンライン
2025/12/12 クオリティカルチャーの醸成にむけた活動事例と作業者のマインドセット・定着化・教育訓練への方策 オンライン
2025/12/12 承認申請に向けたリスクベースのGCP監査 オンライン
2025/12/12 GMP適合性調査で指摘を受けやすい試験室管理の要点と文書・記録管理に起因した指摘削減のポイント オンライン
2025/12/12 患者中心主義 (Patient Centricity) による医薬品マーケティングの実践 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/2/23 社内監査の手引き
2009/2/10 臨床試験におけるEDCに関する信頼性調査への対応実践講座
2007/3/16 臨床開発におけるER/ESの活用とコンピュータシステムバリデーション実践書