技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

外観検査の自動化技術とシステムの構築

外観検査の自動化技術とシステムの構築

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、製造DX推進時代において、さらに重要性を増す品質管理システムの構築について、検査と品質保証の概要から、目視検査と自動検査の違い、検査結果の効果的活用法、さらには外観検査に使われている技術要素と運用ノウハウについて分かりやすく解説いたします。

配信期間

  • 2026年1月22日(木) 13時00分2026年2月2日(月) 17時00分

お申し込みの締切日

  • 2026年1月22日(木) 13時00分

受講対象者

  • 外観検査の自動化を検討している方、何から始めて良いか分からない方
  • 自動化システムの導入に際し、システムインテグレータとの連携に不安を感じる方
  • 現在の検査精度やコストに課題を感じており、改善策を探している方
  • 製造DXを推進する上で、検査工程の自動化をミッションとしている方
  • 自社の「目視検査」の人的負荷を軽減し、将来に繋げたい方

修得知識

  • 外観検査の概要
  • なぜ今、自動化が必要なのか?
  • 自社の課題整理と明確な目標設定
  • 外観検査のプロとしての「ドメイン知識」を、自動化システムインテグレータに伝える方法 (要求仕様の策定)
  • システムインテグレータ (SIer) との適切な付き合い方、プロジェクト推進のプロセス
  • 自動化システムを理解するための最低限の周辺技術知識 (照明、カメラ、画像認識など)
  • 導入したシステムを現場で適切に「評価」し、「運用」していくためのポイント
  • 自動化を成功させるための「勘所」と、目視検査との最適な役割分担

プログラム

 製造業において、品質保証の一翼を担う外観検査。その自動化は、生産性向上、人手不足解消、品質安定化、そして「製造DX」推進の重要な一歩です。しかし、「自動化の目的をどう設定すべき?」「最適なシステムはどう選ぶ?」「ベンダーとどう連携すれば成功する?」「導入後の運用や精度維持が不安…」といった、多くのユーザー企業様が直面する課題があります。
 本セミナーは、品質管理部門や設備部門をはじめとするユーザー企業の皆様を対象に、外観検査自動化プロジェクトを成功させ、導入後の運用を軌道に乗せるための実践的な知識とノウハウを提供します。単に技術の紹介にとどまらず、自動化の背景にある製造DXとの関係、品質管理・品質保証との連携、そして何よりもベンダー企業様とユーザー企業様がどのように協力し、共にプロジェクトを進めるべきかに焦点を当てます。
 本セミナーでは、外観検査自動化の始め方・続け方、成功する組織・失敗する組織の特長といった導入の羅針盤から解説。次に、システム構築における品質基準の明確化 (限度見本、評価尺度) や、ユーザーとベンダー双方にとって最適な開発体制・検査体制の構築方法を具体的に学びます。また、目視検査からの移行プロセスや、自動化プロジェクトを成功に導くための「勘所」を惜しみなく公開。導入後の安定運用、継続的な改善、そして今後の動向までを網羅することで、皆様の自動化推進を力強く後押しします。
 技術的な内容は、システム方式を検討する上で役立つ基本的な知識として補足的に触れますので、事前の深い専門知識は問いません。本講座を通じて、ベンダーとの建設的なパートナーシップを築き、皆様の工場における外観検査自動化を成功に導く確かな一歩を踏み出してください。

  1. なぜ今、外観検査の自動化が必要なのか? (現状認識と目的の明確化)
    1. 外観検査自動化の背景と目的
    2. 外観 (画像) 検査の概要
    3. 製造DXと検査自動化の関係
  2. 自動化プロジェクトを始める前の準備
    1. 検査・計測と品質管理・品質保証
    2. 業務・道具の標準化と機器の校正
    3. 品質マネジメントシステムとは
  3. システム要件の整理とシステム構築プロセス
    1. 評価尺度〜性能評定と品質協定
    2. 自動外観検査の始め方と続け方
    3. 要求仕様と検査装置の開発プロセス
    4. 開発体制の構築と検査体制の構築
  4. 検査システムを構成する主要技術の概要 (ベンダーとの協働のための周辺知識)
    1. 我々の視覚と光学現象
    2. 照明と撮像の技術
    3. 画像認識による検出技術の概略
    4. 検査のためのマテリアルハンドリング
  5. 導入後の運用、評価、そしてその先へ
    1. 目視検査の役割軽減〜自動化とその先へ
    2. 自動化のための勘所と今後の動向
  6. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 阿部 淑人
    新潟国際情報大学 経営情報学部 情報システム学科
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 160,000円(税別) / 176,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 190,000円(税別) / 209,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2026年1月22日〜2月2日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/2/17 低コストで始められるChatGPT・Claude・Geminiによる知財業務の効率化 オンライン
2026/2/17 セラミックスの破壊メカニズムと強度試験・信頼性評価 オンライン
2026/2/18 DXを活用した新事業・新商品開発を実現するビジネスモデルのデザイン オンライン
2026/2/18 なぜなぜ分析の実践法と根本原因の体系的究明手法 オンライン
2026/2/18 医薬品プロセスバリデーション実践セミナー オンライン
2026/2/18 事業化を成功させる化学プロセス開発・設計における最適化への要点 オンライン
2026/2/19 AIエージェントを活用したマーケティングの実践 オンライン
2026/2/19 医薬品における洗浄バリデーション オンライン
2026/2/19 生成AIによる特許調査の進め方 オンライン
2026/2/19 競合他社に優位に立つための特許情報解析 オンライン
2026/2/20 市場クレームとその影響、対応コストを考慮した損失関数による安全係数・検査基準・規格値の決定法 オンライン
2026/2/20 ヒト嗅覚受容体を用いた次世代においセンシング : におい情報DXへの挑戦 オンライン
2026/2/24 産業設備の保全/管理へのAI・機械学習の活用と実践ノウハウ オンライン
2026/2/24 ラボでの電子実験ノート管理・運用における経験からわかった製造や研究開発部門での電子情報管理の問題点・解決とDXの進め方 オンライン
2026/2/25 暗黙知を形式知にする生成AI時代のナレッジマネジメント オンライン
2026/2/25 信頼性を左右する故障メカニズム51 オンライン
2026/2/26 食品開発・品質管理に役立つ官能評価の基礎と実践 オンライン
2026/2/26 FMEA / FTA / DRBFM (不具合未然防止) の基本と実践 オンライン
2026/2/26 信頼性を左右する故障メカニズム51 オンライン
2026/2/26 生成AIによる特許調査・分析の現状と実務への適用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/6/30 皮膚の測定評価と可視化、イメージング技術
2025/6/23 防犯・監視カメラ〔2025年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/6/23 防犯・監視カメラ〔2025年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/5/30 AI、シミュレーションを用いた劣化・破壊評価と寿命予測
2025/3/31 生成AIによる業務効率化と活用事例集
2024/10/31 自然言語処理の導入と活用事例
2024/4/8 画像認識技術・システム 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/8 画像認識技術・システム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2023/6/30 加速試験の実施とモデルを活用した製品寿命予測
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2022/11/14 外観検査技術 (CD-ROM版)
2022/11/14 外観検査技術
2022/4/28 プラントのDX化による生産性の向上、保全の高度化
2022/4/28 研究開発部門へのDX導入によるR&Dの効率化、実験の短縮化
2022/1/12 製造DX推進のための外観検査自動化ガイドブック
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2020/11/6 QC工程表・作業手順書の作り方
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/7/28 紙データの電子化プロセスとスプレッドシートのバリデーション/運用/管理