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粘度、粘弾性の測定法とデータの読み方、活用例

粘度、粘弾性の測定法とデータの読み方、活用例

~粒子分散系、ゲル状材料の測定条件設定 / 結果の特性評価、品質管理への活用法~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、粘度・粘弾性測定の基礎、測定治具の選択方法から、チクソトロピー性、塗工性能の評価、濃厚スラリーの分散特性評価、粘着材・接着剤の評価など測定データの解釈、応用例まで詳しく解説いたします。

配信期間

  • 2026年1月9日(金) 10時30分2026年1月19日(月) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2026年1月9日(金) 10時30分

プログラム

 粘度・粘弾性測定の概要、変数の求め方、測定に最適な測定治具及び温度制御システムの選択方法について詳しく説明する。更に、塗料・インキのチクソトロピー性、塗布特性の評価、エマルションや濃厚スラリーなどの分散特性の評価、ポリマー材料の温度特性、成型加工特性の評価など各種粘弾性測定データの読み解き方、活用例を解説する。

  1. 粘弾性測定とは
    1. 粘弾性・粘弾性体とは – 身近に存在する粘弾性物質 –
    2. 各産業分野における粘度・粘弾性測定の活用
  2. 粘弾性測定の基礎
    1. 粘度測定とは – 回転粘度計の特徴と測定の限界 –
    2. 粘弾性測定とは – 最新の粘弾性測定装置の特徴 –
    3. 粘弾性測定の概要 – 回転測定と振動測定 –
  3. 回転 (静的) 測定とデータの読み方、活用例
    1. 回転測定の概要 – 変形方法、粘弾性変数 –
    2. 回転測定の測定例
      1. ニュートン流動 – 粘度が回転によらず一定? –
      2. シアシックニング – 粘度が回転と共に上昇? –
      3. シアシニング – 粘度が回転と共に下降? –
      4. シアシニング評価例 – 牛乳・飲料の嚥下特性、レオ・マイクロスコープ測定 –
  4. 振動 (動的) 測定とデータの読み方、活用例
    1. 振動測定の概要と変数の導き方
    2. 各種振動測定と応用例
      1. 周波数分散測定と測定例 – 時間に対する内部構造の応答 –
      2. ひずみ分散測定と測定例 – 変形に対する内部構造の応答 –
      3. 温度分散測定と測定例 – 温度に対する内部構造の応答 –
      4. 時間分散測定と測定例 – 経時変化に伴う内部構造の応答 –
  5. 測定治具と温度制御システムの選択
    1. 粘弾性測定で正しい結果を得るために
    2. 測定対象物に適した測定治具の選択
    3. 各治具の剪断速度の求め方
    4. 温度分散測定での測定治具の選択
    5. ゲルサンプルの場合
    6. 大きな粒子を含むサンプルの測定
    7. 乾燥しやすいサンプルの測定
    8. サンプルの正しい設置
    9. 測定治具のサイズ選択のポイント
    10. 最適な温度制御システムの選択
  6. 塗料の塗工性能の評価
    1. 塗布後の膜厚の評価
    2. 従来の”チクソトロピーループ測定“の問題点
    3. 塗布後の成膜過程の評価
    4. 高速塗布時の塗工性能評価
    5. 書く、塗る行為の官能特性と粘弾性評価
  7. 粒子分散特性の粘弾性評価
    1. セルロースナノファイバー水溶液の濃度変化による粘弾性特性評価
    2. 分散特性の評価 – 分散特性と粒度分布の関係など –
      • 凝集
      • 解砕
      • 安定性
    3. 粘弾性測定に夜攪拌・混合時の最適化
    4. レオ・インピーダンス測定 – 流動時における粒子分散特性の評価 –
  8. 化粧品材料の粘弾性評価
    1. アルファゲル (マルチラメラベシクル) の粘弾性挙動 – ゾル構造体?ゲル構造体?
  9. 粘着材、接着剤、ポリマー材料の粘弾性評価
    1. 主な高分子材料の測定例 – 速度・時間・温度 –
    2. ガラス転移温度の評価
    3. 粘着性 (タック性) 、剥離性 (ピール性) 評価
    4. 成型加工における粘弾性特性の活用例 – 緩和時間、伸長粘度と成型性 –
    5. 熱硬化 (反応固化) 特性評価 – 最低粘度、硬化速度の求め方 –
  10. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 宮本 圭介
    株式会社 アントンパール・ジャパン ビジネスユニット
    キャラクタリゼーションマネージャー

主催

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  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 180,000円(税別) / 198,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 210,000円(税別) / 231,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
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  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

アーカイブ配信セミナー

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  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
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  • 視聴期間は2026年1月9日〜19日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/12/24 粘度、粘弾性の測定法とデータの読み方、活用例 オンライン
2026/1/6 乳化・分散・攪拌の基礎と操作およびスケールアップ評価 オンライン
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2026/1/8 エポキシ樹脂のフィルム化と接着性の向上、分析・評価 オンライン
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2026/1/14 フィルムの乾燥とプロセスの最適化、トラブル対策 オンライン
2026/1/15 エポキシ樹脂 2日間総合セミナー オンライン
2026/1/15 レオロジーの基礎とチクソトロピー オンライン
2026/1/15 導電性カーボンブラックの特性、選定、分散、配合技術 オンライン
2026/1/16 顔料分散技術の基礎と利用・応用技術 オンライン
2026/1/19 顔料分散技術の基礎と利用・応用技術 オンライン
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2026/1/21 リチウムイオン電池用バインダーの開発動向と今後の要求特性 オンライン
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