技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

粘着・剥離のメカニズムとその制御

粘着・剥離のメカニズムとその制御

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、粘着・剥離現象を界面科学、レオロジー、破壊力学などの観点から捉え、そのメカニズムや制御方法について事例を交えて解説いたします。

配信期間

  • 2025年12月1日(月) 13時00分2025年12月5日(金) 16時00分

お申し込みの締切日

  • 2025年12月3日(水) 16時00分

受講対象者

  • ゲル状・粘弾性をもった製品に携わる技術者
    • インク
    • 塗料
    • 食品
    • 高分子
    • 医薬品
    • 化粧品 など
  • レオロジー、粘弾性に関連する技術者
    • 表面処理
    • 界面・表面分析
    • 分散系

修得知識

  • 粘着剤の界面科学
  • レオロジー・破壊力学の基礎
  • 粘着・剥離メカニズムと影響因子

プログラム

 粘着・剥離現象を、界面科学、レオロジー、破壊力学などの観点から捉え、粘着・剥離のメカニズムとその制御方法について解説します。
 本講演では、まず、粘着・剥離に関連した基本的な事項を説明します。次に、実際の解析事例や最近の研究動向の紹介を交えながら、接着力が粘着剤の物性とどのような関係を持っているか、どのように制御すればよいかについて、議論したいと思います。

  1. 粘着・剥離の基礎
    1. 粘着の界面科学
      1. 粘着とは,剥離とは?
      2. 粘着・剥離の駆動力
    2. レオロジーの基礎
      1. 線形粘弾性
      2. 温度 – 時間換算則
      3. 非線形レオロジー
    3. 粘弾性体の破壊力学
      1. エネルギー散逸プロセス
      2. 亀裂進展速度に依存する破壊エネルギー
    4. 種々の剥離試験における物理的特性の違い
    5. 界面剥離と凝集破壊
    6. 粘着テープの剥離とスティックスリップ
  2. 粘着・剥離過程の可視化実験
    1. 可視化実験の意義と問題点
    2. 可視化実験の具体例
      1. 内部変形過程の可視化
      2. 現象の動的なキャラクタリゼーション
  3. 粘着・剥離過程のモデリング
    1. 粘着・剥離に関する理論・シミュレーション
      1. エネルギーバランス
      2. 分子シミュレーション,連続体シミュレーションの問題点
    2. モデリングの具体例
      1. キャビテーションの効果を取り入れた定式化
      2. 計算結果とその解釈
  4. 粘着・剥離現象の制御
    1. 粘着・剥離現象における重要な因子
    2. 各因子と粘着・剥離特性との関係
  5. まとめと今後の展望

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 36,000円(税別) / 39,600円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年12月1日〜5日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/1/27 高分子微粒子の合成、粒径制御とその中空化 オンライン
2026/1/27 カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーが求められる次世代自動車とプラスチック オンライン
2026/1/27 ビトリマー (結合交換性架橋樹脂) の基礎とイオン伝導性ビトリマーへの展開 オンライン
2026/1/28 加工の基礎と機械加工技術 オンライン
2026/1/28 半導体封止材用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤の種類と特徴および新技術 オンライン
2026/1/28 ポリウレタンの材料設計と構造・物性の制御と劣化対策 オンライン
2026/1/28 カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーが求められる次世代自動車とプラスチック オンライン
2026/1/29 各種分子シミュレーションを用いた高分子研究、材料解析の考え方、その選び方と使い方 オンライン
2026/1/29 接着剤の正しい選び方 & 使い方およびトラブル処理事例 オンライン
2026/1/29 加工の基礎と機械加工技術 オンライン
2026/1/29 半導体封止材用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤の種類と特徴および新技術 オンライン
2026/1/29 分子動力学法の進め方と高分子材料開発への応用 オンライン
2026/1/29 ウェットコーティングの単層および重層塗布技術解説と塗布故障の原因と対策 オンライン
2026/1/30 最新のCFRP成形加工法と製品への適用事例 オンライン
2026/1/30 熱可塑性エラストマーの総合知識 オンライン
2026/1/30 高屈折率ポリマーの分子設計、合成手法と屈折率の測定方法 オンライン
2026/2/2 接着剤の正しい選び方 & 使い方およびトラブル処理事例 オンライン
2026/2/2 最新のCFRP成形加工法と製品への適用事例 オンライン
2026/2/3 防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2026/2/4 溶解度パラメータ (SP値・HSP値) の基礎と活用法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2016/6/28 異種材料接着・接合技術
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/25 導電性接着技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/8/5 両面接着テープ(シート) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/8/5 両面接着テープ(シート) 技術開発実態分析調査報告書