技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

研究開発部門における実験データの収集 超入門

研究開発部門における実験データの収集 超入門

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、マテリアルズ・インフォマティクス (MI) の基礎から解説し、実験条件や結果などのデータを機械学習でモデル化する方法、材料研究におけるデータの記録と活用のベストプラクティス、製薬研究におけるインフォマティクスの実例について詳解いたします。

配信期間

  • 2025年11月26日(水) 13時00分2025年12月5日(金) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2025年11月26日(水) 13時00分

受講対象者

  • 新素材の研究開発に携わる研究者・技術者
  • 電子実験ノート (ELN) を導入検討している担当者
  • 研究領域でのデジタル・トランスフォーメーション (DX) が急務な担当者

修得知識

  • マテリアルズ・インフォマティクス (MI) の基礎知識
  • 機械学習 (ML) を行う前に必要な、実験データの活用できる形での記録
  • MIで話題に上がる商用・オープンソフトウェアの概要

プログラム

 材料研究では、初期の探索段階のデータを再利用できる形で記録することは少なく、担当者のメモ程度にしか残さないことがよくあります。理由は、プロジェクト毎に扱う材料の種類や特性が異なる、部署が異なると扱う材料が異なるためデータを共有することに価値を見出せない、などです。
 データ活用に主眼を置くマテリアルズ・インフォマティクス (MI) では、実験条件や結果などのデータを機械学習でモデル化し、これから作る材料の特性を予測することで、効率的な研究スタイルを誰もが実行できるようにすることが目的になります。そのためには担当者や部署ごとに異なるデータの記録を、活用可能な定型データとして入力・蓄積し、機械学習などの計算手法をツール毎ではなく共通の仕組みで使えることが重要になります。
 本講演では、材料研究での一般的な課題を確認し、製薬研究を例に商用パッケージソフトを活用したインフォマティクス基盤構築について説明します。

  1. マテリアルズ・インフォマティクスの現在地
    1. MI向けソフトウェアの歴史
    2. 企業研究における一般的なMIの課題
    3. データ駆動型研究
  2. データの記録
    1. 付番管理
    2. 電子実験ノート/ELN
    3. Excel
    4. データの収集・加工・蓄積 (ETL)
    5. アイデア・着想の記録
    6. データ参照・計算システム
  3. データの活用
    1. 一般的なデータ
      1. 数字
      2. 文字
      3. 画像
      4. 時系列データなど
    2. 有機材料
    3. 無機材料
  4. データ駆動型研究の実現のために
    1. 商用パッケージソフトか自社開発か
    2. 製薬研究で使うソフト
    3. ソフトウェアベンダーの事情
    • 質疑応答

講師

  • 石崎 貴志
    クオンティニュアム株式会社 テクニカルソリューション
    アカウントエグゼクティブ

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 160,000円(税別) / 176,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 190,000円(税別) / 209,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年11月26日〜12月5日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/1/6 研究開発部門における実験データとCAE、AI、機械学習の導入、活用のポイント オンライン
2026/1/6 研究開発テーマにおける費用対効果の算出と経営層への伝え方、成果を得るためのポイント オンライン
2026/1/6 シナリオプランニングをとりいれた市場・製品・事業・技術ロードマップの策定と実行手法 オンライン
2026/1/9 共同研究開発における契約書のチェックポイントと留意点 オンライン
2026/1/13 異常検知への生成AI、AIエージェント導入と活用の仕方 オンライン
2026/1/13 火災・爆発の未然防止にむけた火災現象・防爆構造・防爆範囲の理解 オンライン
2026/1/13 外観検査の自動化技術とシステムの構築 オンライン
2026/1/14 研究・実験データの収集、一元化とプラットフォーム構築 オンライン
2026/1/14 材料研究開発に活かすマテリアルズ・インフォマティクスの基本と研究事例 オンライン
2026/1/15 プラスチック成形、樹脂/フィラー分散、フィルム製膜におけるAI、データサイエンスの活用、DX化/IoTへの展望 オンライン
2026/1/15 逆問題解析による材料の構造、プロセス条件設計 オンライン
2026/1/15 生成AI時代のパテントマップ実践法 オンライン
2026/1/15 時間管理・業務効率化の大原則と今すぐ出来る実践法 オンライン
2026/1/15 Pythonを用いた実験計画法とその最適化 オンライン
2026/1/15 マテリアルズインフォマティクスにおける少ない実験データを活用した物質探索・プロセス最適化の進め方 オンライン
2026/1/15 材料研究開発に活かすマテリアルズ・インフォマティクスの基本と研究事例 オンライン
2026/1/16 IPランドスケープの実践事例と戦略提言のポイント オンライン
2026/1/16 設計業務の「ムリ・ムダ・ムラ」解消による人手不足解決方法 オンライン
2026/1/16 計算科学シミュレーション技術の基礎と材料設計への応用 オンライン
2026/1/19 マテリアルズ・インフォマティクスの実践と低誘電材料開発への応用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/5/30 AI、シミュレーションを用いた劣化・破壊評価と寿命予測
2025/3/31 生成AIによる業務効率化と活用事例集
2025/3/31 ベイズ最適化の活用事例
2024/11/30 技術マーケティングによる新規事業・R&Dテーマの発掘
2024/10/31 自然言語処理の導入と活用事例
2024/9/30 最新GMPおよび関連ICHガイドライン対応実務
2024/1/12 世界のマテリアルズ・インフォマティクス 最新業界レポート
2023/12/27 実験の自動化・自律化によるR&Dの効率化と運用方法
2023/10/31 出口戦略に基づく研究開発テーマの設定と事業化への繋げ方
2023/4/28 ケモインフォマティクスにおけるデータ収集の最適化と解析手法
2022/8/31 研究開発部門と他部門の壁の壊し方、協力体制の築き方
2022/4/28 研究開発部門へのDX導入によるR&Dの効率化、実験の短縮化
2022/4/28 プラントのDX化による生産性の向上、保全の高度化
2022/1/12 製造DX推進のための外観検査自動化ガイドブック
2021/10/29 “未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方
2021/8/31 研究開発の "見える化" によるR&Dテーマ評価、進捗管理と進め方
2021/7/30 マテリアルズインフォマティクスのためのデータ作成とその解析、応用事例
2021/6/28 AI・MI・計算科学を活用した蓄電池研究開発動向
2021/3/31 研究開発テーマの評価と中止/撤退判断の仕方
2020/12/30 実践Rケモ・マテリアル・データサイエンス