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マテリアルズ・インフォマティクスの実践と低誘電材料開発への応用

マテリアルズ・インフォマティクスの実践と低誘電材料開発への応用

~低誘電と耐熱性、機械特性、柔軟性など逆解析を用いて目的とする複数の物性を導き出す~
オンライン 開催

開催日

  • 2026年1月19日(月) 10時30分16時00分

修得知識

  • MIテーマ推進のポイント
  • 材料分野別のMIのアプローチ
  • データ種類ごとのMIのアプローチ
  • 配合データを用いての物性 (誘電率・Tg) 予測モデル構築手法 (定量的構造物性相関 (QSPR) モデル)
  • 分子生成の手法
    • 組み合わせ生成
    • 仮想合成手法
  • MI、計算技術を活用した低誘電ポリイミドの開発

プログラム

第1部 マテリアルズ・インフォマティクス (MI) 実践活用

(2026年1月19日 10:30〜12:00)

 MIの教科書として執筆した著書「マテリアルズ・インフォマティクス実践ハンドブック」を題材として、MIテーマ推進のポイント、材料分野別のMIのアプローチ、データ種類ごとのMIのアプローチを扱います。

  1. マテリアルズ・インフォマティクス (MI) とは?
  2. MIの中核をなす機械学習とは?
  3. 材料開発現場に存在するデータの特性
  4. MIテーマの推進フロー
  5. 材料分野別MIのアプローチ、適用事例
    1. 配合情報を伴う材料
    2. 有機材料
    3. 無機材料
    4. 適用事例
  6. データ種類ごとのMIのアプローチ
  7. 結言
    • 質疑応答

第2部 機械学習を用いた低誘電エポキシ樹脂の分子設計

(2026年1月19日 13:10〜14:40)

 機械学習を活用した分子設計の流れを説明し、実際の開発課題解決へ展開した事例を紹介する。

  1. はじめに
  2. 背景
    1. 電子材料を取り巻く環境
    2. エポキシ樹脂の基本的な硬化反応
  3. 機械学習を用いた分子設計
    1. 機械学習を用いた分子設計のフロー
    2. 分子構造生成手法の選定について
    3. 部分骨格の組合せによる新規構造生成手法
    4. 仮想合成による新規構造生成手法
  4. 低誘電分子設計への展開
    1. 回帰モデル構築
      1. Tg 回帰モデル
      2. 誘電率回帰モデル
    2. 分子構造生成
      1. 主骨格 – 側鎖組合せ手法による構造生成
      2. 仮想合成による構造生成
    3. 逆解析結果に基づく有望構造の選定
    4. 実験検証
  5. おわりに
    • 質疑応答

第3部 MI、計算技術を活用した低誘電ポリイミドの開発

(2026年1月19日 15:00〜16:00)

  1. 低誘電材料の開発背景
  2. 機械学習、計算科学を活用した材料開発スキーム
    1. 高効率な材料開発スキームの構想
    2. 低誘電材料開発に必要な計算技術
  3. 低誘電ポリイミド開発の具体的事例
    1. 機械学習による誘電特性計算技術の開発
    2. 計算科学による誘電特性計算技術の開発
    3. ポリイミドの作製と誘電特性評価
  4. 新規ポリイミドモノマー開発の具体的事例
    1. ポリイミドモノマーの分子設計
    2. 設計した分子の誘電特性の予測と特性発現メカニズムの考察
    3. 分子合成と誘電特性評価
    • 質疑応答

講師

  • 高原 渉
    株式会社 日立製作所 社会ビジネスユニット 公共システム事業部 公共基盤ソリューション本部 デジタルソリューション推進部
    技師
  • 川浪 悠子
    積水化学工業 株式会社 R&Dセンター 先進技術研究所 情報科学推進センター MI推進グループ
    主任研究員
  • 千葉 将之
    日鉄ケミカル&マテリアル株式会社 総合研究本部 基盤技術研究開発部
    研究員

主催

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: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
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  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
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    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 200,000円(税別) / 220,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 230,000円(税別) / 253,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
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  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
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