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製薬用水システムの設備設計・適格性評価と日常管理

製薬用水システムの設備設計・適格性評価と日常管理

~用水設備・日常管理・設備設計・DQ〜PQ実施・査察時の指摘事項等など~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2025年7月22日〜31日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2025年7月29日まで承ります。

概要

本セミナーでは、製薬用水のユーザーとして知っておくべき製薬用水システム設計時の注意点、バリデーション時の検証項目、生産時の品質管理のポイントなどを具体的に解説いたします。

配信期間

  • 2025年7月22日(火) 10時30分2025年7月31日(木) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2025年7月29日(火) 16時30分

プログラム

 製薬用水は医薬品品質に大きく関わる原料の一つである。特に無菌製剤では、無菌性・エンドトキシンフリーを達成するため、用水システムの設計から日常の水質管理に渡って、医薬品製造業者の積極的な関与が必要となる。業者に丸投げし、ブラックボックス化した設備で生産していては、水質管理にムダなタスクを掛けるだけでなく、潜在的汚染リスクを抱えることになる。
 本セミナーでは、演者の経験をもとに、医薬品製造業者として知っておくべき製薬用水システムの設計、適格性評価、生産時の品質管理のポイントなどを具体的に解説する。

  1. 製薬用水の種類
    1. 製薬用水の種類と品質規格
    2. なぜ、注射用水では発熱性物質が問題か
    3. バルク水と容器入り水の違い
    4. 仕込み水、リンス水の水質選択
  2. 製薬用水システムの概要と留意点
    1. 水に含まれる不純物とその精製法
    2. 各種精製方法の比較
    3. 逆浸透 (RO:Reverse Osmosis) 膜とは
    4. 超濾過法のリスクと留意点
    5. 蒸留器のリスクと留意点
  3. ユーザー要求仕様書 (URS) の作成
    1. URSがDQの判定基準に
    2. URSに記載する「用水情報」
    3. URSの不備で発生したトラブル事例
    4. 製薬用水設備に使用する材質
    5. まず設備・機器の洗浄法設定 (意外に使用する洗浄水)
    6. 用水ラインの殺菌法の設定
    7. URSの目次例
  4. 設計時適格性評価 (DQ)
    1. 用水設備設計時の留意点
    2. 貯水タンク、配水管、ユースポイント設計時の留意点
    3. 構造材の内面仕上げ
    4. 気泡、摺動や圧力変化でダメージを受ける
    5. 孔食、隙間腐食、応力腐食割れに注意
  5. 据付時、運転時、性能適格性評価 (IQ、OQ、PQ) と校正
    1. 適格性評価の定義
    2. IQ、OQ、PQでの検証項目
    3. 校正の留意点
    4. 用水システムのIQ、OQ、PQ例
  6. 水質の日常管理
    1. 導電率・TOCの「インライン・オフライン」測定での留意点
    2. TOCの「オンライン」アラート/アクションレベルの設定
    3. 「オフライン」試験サンプリングの留意点
    4. TOCに関する日米欧の見解
    5. 用水設備の日常点検項目例
    6. 生菌数評価法
    7. 微生物迅速測定法
  7. 査察時の指摘事項
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
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    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。

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