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ChatGPTを活用した知財業務の効率化とプロンプト設計

ChatGPTを活用した知財業務の効率化とプロンプト設計

~発明ブレスト、先行技術調査、アイデア整理、明細書作成、契約書ドラフト / 業務の質とスピードを向上させるChatGPTの使い方、ポイントを詳解~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2025年7月17日〜27日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2025年7月17日まで承ります。

概要

本セミナーでは、知財実務でChatGPTを活用する方法を、発明ブレストから先行技術調査、アイデア整理、明細書作成、さらには契約書ドラフトに至るまで、実務の流れに沿って網羅的に解説いたします。

開催日

  • 2025年7月10日(木) 10時30分 16時30分

プログラム

 生成AIの活用が注目される中、知財実務においてもChatGPTを導入する動きが急速に広がっています。
 本講演では、まずChatGPTの技術的背景や仕組みについて平易に解説した上で、知財実務での応用方法を、発明ブレストから先行技術調査、アイデア整理、明細書作成、さらには契約書ドラフトに至るまで、実務の流れに沿って網羅的に紹介します。講師自身が日常的にChatGPTを業務に取り入れてきた実例を多数交えながら、どのようにChatGPTを活用すれば業務の質とスピードが向上するのか、また人が担うべき判断の領域をどこに残すべきか、ChatGPTの仕組みを理解しつつ、具体的なプロンプト・出力例を用いて、実践的かつ戦略的な知財業務の変革方法を提案します。

  1. ChatGPTとは何か?
    1. 大規模言語モデル (LLM) の概要
    2. ChatGPTの文脈理解と出力構造
    3. トークン・自己注意機構・対話履歴の扱い
    4. オプトアウト設定とその実務的意味
    5. 情報漏洩リスクとChatGPTのデータ保持方針
    6. 新規性保持の観点から見た安全な使い方
  2. ChatGPT活用の4段階レベル
    1. 初級:試しに聞いてみる
    2. 中級:プロンプトの工夫と評価力
    3. 上級:対話を通じた知的補助
    4. 超上級:AIと共創による創造支援
  3. 特許調査におけるChatGPT活用
    1. 命令型と会話型プロンプトの比較
    2. 検索式の生成とブラッシュアップの流れ
    3. IPC・キーワードの抽出プロンプト
    4. HYPATやJ-PlatPat検索との組み合わせ
    5. 10件単位での文献要約・比較・類似抽出
    6. 文献200件時代の絞り込み戦略
    7. ChatGPTに差分・特徴を分類させる方法
  4. ChatGPTで作る調査報告書
    1. 報告書の構成テンプレート
    2. プロンプトで構造を指定する重要性
    3. 差異分析と出願可否の考察支援
    4. FTO調査への応用と限界
  5. 発明ブレストにおけるChatGPTの活用
    1. 課題起点/構成要素起点でアイデアを発散させる
    2. 技術視点・用途視点で拡張する方法
    3. 会話を通じた視点の深堀り
    4. 高山流・ブレストプロンプト設計の実例
  6. 発明の構造整理と出願構想の形成
    1. 従来技術の洗い出しプロンプト
    2. 技術課題の構造的提示方法
    3. 解決手段の整理と新規性の根拠形成
    4. 効果の明確化と実施例への落とし込み
  7. ChatGPTによるクレームたたき台作成
    1. 請求項1の作成プロンプト例
    2. 構成要素分解→条文風再構成
    3. 補正・再構築を前提とした下書き生成
    4. 会話式による修正案の育て方
  8. 明細書本文の支援生成
    1. 背景技術・課題・解決手段・効果の段落生成
    2. 実施形態の展開 (構成ベース)
    3. 図面説明文・構成番号の挿入補助
    4. 一貫性チェックと推敲支援プロンプト
  9. ChatGPTによる契約書ドラフト支援
    1. NDA (秘密保持契約) の構成案
    2. ライセンス契約書 (特許・商標) の構成案
    3. 共同出願英訳の構成案
    4. ChatGPTによる契約条項の比較・改善提案
  10. ChatGPTの限界と倫理的活用
    1. 生成された内容の事実性・信頼性の限界
    2. 新規性喪失・情報漏洩リスクの管理
    3. 人間が最終判断すべき領域の明確化
  11. まとめ・実務導入のためのステップ
    1. プロンプトテンプレートの蓄積
    2. 業務別AI活用フローの設計
    3. 社内教育・チェック体制との組み合わせ
    4. ChatGPTを“共創パートナー”として捉える視点
    • 質疑応答

講師

  • 高山 嘉成
    たかやま特許商標事務所
    所長 弁理士

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 180,000円(税別) / 198,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 210,000円(税別) / 231,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • セミナー資料は、郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年7月17日〜27日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。

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