技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ポリマーアロイ・ブレンドの基礎と構造解析・物性評価

ポリマーアロイ・ブレンドの基礎と構造解析・物性評価

オンライン 開催
本セミナーは、申し込みの受け付けを終了いたしました。

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2025年5月28日〜6月4日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2025年6月2日まで承ります。

概要

本セミナーでは、ポリマーアロイ・ブレンドの基礎から相分離構造の解析手法まで、複数の事例を挙げて、わかりやすく説明いたします。

開催日

  • 2025年5月26日(月) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • ポリマーアロイの応用製品に関連する技術者
    • 航空機用CFRP
    • 半導体パッケージ用接着剤
    • 多孔質材料
    • スーパーオレフィンポリマー
    • PC/ABS、PBT/PCアロイ
    • 熱可塑性エラストマー
    • ABS樹脂
    • 耐衝撃性樹脂
    • 耐熱樹脂
    • 耐メルトダウン性エンプラ など
  • プラスチックの製品設計の技術者
  • プラスチック材料の改良を検討している方
  • エラストマー材料の技術者、開発者

修得知識

  • ポリマーブレンド・アロイの相溶性
  • 相分離構造の観察・解析の基礎
  • 散乱法による高分子材料の構造解析

プログラム

 高分子材料のほとんどは単一高分子から構成されているというより、複合化されていることがほとんどである。それは単一高分子のみでは発揮でいない性能を持たせるという意味で、複数の高分子、または高分子以外の物質との混合 (複合) 化によって製品が作られている。つまり多成分複合材料であることがほとんどである。それぞれの成分は、熱力学的に相溶化する、相分離する、あるいは単に物理的に混ざっているなど状態である。また複合材料では、構成する多成分間領域 (ドメイン) の界面の接着性などが物性に大きく影響を与えている。
 本講座ではまずポリマーアロイ・ブレンドとはという概念の説明に始まり、高分子が熱力学的に混合する (相溶する) のか?相溶しないのかについて理解を深めていただく基礎を説明する。また相分離構造の解析手法として小角散乱法が有効な手段の一つであることから、その原理を簡単に説明し、複数の事例を挙げて説明する。小角散乱は非破壊での測定手法であり、リアルタイム観察、その場観察などに適しており、その特徴を理解いただける講義となる。また実空間観察 (顕微鏡) も重要であることは言うまでもなく、できる限り複数の測定手法を組み合わせた相補利用が望ましい。

  1. ポリマーアロイ・ブレンドの基礎
    1. ポリマーアロイ・ブレンドの用語と定義
    2. 共重合体・ブロック共重合体
  2. ポリマーアロイ・ブレンドの相平衡・相分離
    1. 相溶性と相図
    2. 相分離と構造形成
  3. ポリマーアロイ・ブレンドの構造解析
    1. 小角散乱法
    2. ブロック共重合体の相分離構造
    3. 実材料での相分離構造解析
  4. 薄膜状態でのポリマーアロイ・ブレンドの構造解析
    1. 薄膜での構造解析
    2. 相溶化挙動の観察
    3. 基板界面での高分子の接着

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 36,000円(税別) / 39,600円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルを配布予定です。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年5月28日〜6月4日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは、申し込みの受け付けを終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/8/20 導電性ポリマー技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/8/20 導電性ポリマー技術 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書