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最新XR (VR/MR・AR) 機器の搭載ディスプレイ・光学系技術解析とその動向

Meta社ARグラスOrion徹底分析を含む

最新XR (VR/MR・AR) 機器の搭載ディスプレイ・光学系技術解析とその動向

~Meta社の膨大なUS特許を分析して解き明かした、最新ARグラスOrionの技術情報を解説~
オンライン 開催
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は、2025年4月14日〜20日を予定しております。
  • ライブ配信を欠席し、アーカイブ配信のみ受講をご希望の場合は、通信欄に「ライブ欠席、アーカイブのみ受講」とご記入ください。

概要

本セミナーでは、最新XR機器の構造及びレンズ光学系の光学効率の定量解析、および最新ディスプレイOLEDoSとLEDoSの最新技術及び次世代技術解析を報告いたします。
Meta社の膨大なUS特許を分析して解き明かした、最新ARグラスOrionの技術情報、高屈折SiC Waveguideによる広視野角化、LEDoS光源と導波路設計、アイトラッキング等の採用技術を分析します。

開催日

  • 2025年4月11日(金) 10時00分 17時00分

受講対象者

  • ディスプレイパネル、材料、製造装置に関連のある技術者や営業・開発企画の担当者

修得知識

  • VR/MR・AR機器デバイスおよび搭載ディスプレイの技術及び動向
  • VR/MR・AR機器デバイスの光学系の構造、光学特性及び動向
  • 視線追従 (Eye Tracking) 方式のARグラスへの組み込み構造
  • シリコンディスプレイ (OLEDoS, LEDoS) の構造/特性

プログラム

 2024年9月VR/MR機器販売の最大手Meta社は試作品ながら同社初のARグラスOrionをCEOザッカーバーグ自ら発表した。そのインパクトは大きく、Apple社 による追撃予想ニュースが出たほどである。セールストークは高屈折率SiC基板Waveguideでの広視野角 (FOV) 実現と節電型リストバンドや視線追従 (Eye tracking) の入出力の採用である。しかし、詳細な技術情報の開示は少なかった。
 本セミナーでは膨大なMeta社のUS特許出願の分析で技術内容を解き明かした解析結果を目玉として、これにXR機器動向、搭載ディスプレイの仕様を決める光学効率の定量把握を加え、最終的にXR機器技術を含む方向性展望を解説する。
 XR機器の光学系はVR/MRではPancake、ARではBirdbath、表面反射回折格子 (SRG) Waveguideが主に使われている。ARのBirdbathではOLED on Silicon (OLEDoS) 、AR のWaveguideではLED on Silicon (LEDoS) 採用が目立つ。しかし、これらディスプレイが搭載されたXR機器の光学効率に関する既存報告の精度は低い。例えば、Birdbathは<50%、Waveguideは<5〜10%程度である。
 本セミナー講演前半では、これら最新XR機器の構造及びレンズ光学系の光学効率の定量解析結果を報告する。セミナー中盤では上記最新ディスプレイOLEDoSとLEDoSの最新技術の詳細を報告する。セミナーの終盤ではMeta社ARグラスOrionの技術内容を、膨大なUS特許分析で解き明かす。ポイントは高屈折率SiC Waveguideでの広視野角 (FOV) 化とLEDoSを光源とするWaveguideの光学設計である。これに加えて入力方式として組み込まれているEye Trackingの構造/動作も明らかにする。最後に、今後のXR機器および機器各社の方向性を予測する。

  1. 映像の種類で分類したXR機器、搭載ディスプレイ
    • VR
    • MR
    • AR
  2. XR機器搭載のディスプレイ要求仕様の違い、特有の画質特性、分類
  3. XR機器の光学系の分類、構成部品
    • VR/MR
    • AR
  4. 搭載ディスプレイの構造/動作原理
    • LCD
    • OLED
    • OLEDoS
    • LEDoS
  5. 最新のXR機器と搭載ディスプレイ
    〜CES2025展示VR・MR, AR機器 (Xreal, Shiftall, Rokid) 〜
  6. XR機器と搭載ディスプレイの市場動向予測および現行製品XR機器の用途・仕様 (含むdisplay) の比較
  7. XR機器光学系の光学効率の解析
    1. VR/MR Pancake光学系の光学効率の解析
    2. AR Birdbath光学系の光学効率の解析とEye Glow対策
    3. AR Waveguide光学系の光学効率の解析
  8. Meta社ARグラスOrionの解析
    1. Meta社発表ARグラスプロトタイプ“Orion”の概要と仕様まとめ
    2. Meta社US特許出願アクティビティと調査の参考にした具体情報
    3. Orion理解上の基本技術
      • Eye tracking
      • Waveguide Display
    4. Orion技術調査結果
      1. Waveguide方式VUZIX ARグラスの構造 (Orion構造理解のための参考用)
      2. Orion ARグラスの構造推定
      3. Orion Eye Tracking 光学装置の構造推定
      4. Orion Waveguideの構造と回折格子の配置の推定
      5. Orion Waveguideの回折格子光学設計の推定
      6. 未解決の課題:Eye-Glow
    5. 重量<100gのこだわりで1枚Waveguideカラー開発と推定、重量内訳算出
    6. IDW2024に見るARグラスのコンセプト、Eye Glow対策新技術の追加情報
  9. OLEDoS技術の詳細
    • SonyのOLEDoS技術
    • Apple Vision Proコスト分析
  10. LEDoS技術の詳細 (カラー化方式の比較)
    1. RGB素子分離方式 (JBD)
    2. Blue LED+QD-CF方式
      • Raysolve
      • Saphlux
  11. XR機器の次世代に向けての方向性の解析
    • 質疑応答

講師

  • 小野 記久雄
    株式会社 サークルクロスコーポレーション
    フェローアナリスト (Fellow Analyst)

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,200円 (税別) / 42,020円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,200円(税別) / 42,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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