技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

銅ナノ粒子のインク化と実用化に向けたプロセス

銅ナノ粒子のインク化と実用化に向けたプロセス

~導電性Cuナノインクの特長、焼成、利用例、接合材料としての検討 / Cuナノインクの実用化に向けた取り組みの最前線 / 印刷、焼成、利用上の問題点や課題~
オンライン 開催

視聴期間は2025年3月11日〜25日を予定しております。
お申し込みは2025年3月11日まで承ります。

概要

本セミナーでは、銅ナノ粒子について基礎から解説し、分散安定化、低温焼結などの課題解決への取り組みと印刷配線、パワーデバイス用接合材料への応用まで最新の開発状況を詳解いたします。

開催日

  • 2025年3月11日(火) 13時00分 2025年3月25日(火) 15時00分

受講対象者

  • ナノ粒子材料の開発に従事している方、これから携わる方
    • ナノ粒子合成
    • ナノ粒子触媒
    • ペースト開発 など
  • ナノ粒子の合成で課題を抱えている方
  • ナノ粒子の需要を開拓されたい方
  • 分散・安定性について考えたい方
  • ナノ粒子の表面有機膜、表面酸化膜について

修得知識

  • 導電性Cuナノインクの特長
  • 導電性Cuナノインクの焼成プロセス
  • 導電性Cuナノインクの利用例
  • 導電性Cuナノインクの接合材料としての検討結果

プログラム

 印刷法により回路形成や電子デバイスを製造するプリンテッド・エレクトロニクス (PE) が注目されている。特にサブミクロンやナノサイズの銀粒子を含むインクは、電極形成、タッチセンサーなどの分野で工業的に利用されている。しかし、近年、金属としての銀は、建値が高騰しており、これまで銀が利用されてきた回路形成分野で代替材料として、銅系材料が検討されている。銅は銀と比較すると廉価であり、銅箔やめっき皮膜は配線材料として利用されているが、室温で容易に酸化する性質があり、特にナノ粒子は非常に活性であり、取り扱いが難しく、インク化や焼成方法に工夫が必要である。
 本講演では、銅ナノインクを中心として、インク化、印刷、焼成方法、などのプロセスを含めた実用化に向けた検討内容について解説する。

  1. 印刷と導電性インク
    1. プリンテッドエレクトロニクス
    2. 従来プロセスとの比較
    3. 導電性インクの実用例
    4. 銅ナノ粒子とインク化
  2. インクの焼成
    1. 金属粒子の焼結
    2. 焼成方法の紹介
    3. 光焼結 (フォトシンタリング) の特長とメカニズム
    4. 熱焼成と還元雰囲気での焼成
  3. 印刷方法とインク
    1. 各種印刷法に適したインク
    2. 薄膜印刷法の解説と印刷例
      • インクジェット
      • フレキソ
      • グラビアオフセット
    3. 厚膜印刷法の解説と印刷例
      • スクリーン印刷
  4. プロセス検討例
    1. RF – タグへの適用
    2. メタルメッシュ
    3. 厚膜印刷による回路形成
    4. 立体物への直接回路形成
    5. めっきのシード層
  5. 加圧型Cu接合材
    1. パワーデバイス向け接合材
    2. 加圧型銅接合材の特長
    3. 試験結果
  6. 質疑応答

講師

  • 有村 英俊
    石原ケミカル株式会社 第三研究部
    部長

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 23,700円 (税別) / 26,070円 (税込)
複数名
: 12,500円 (税別) / 13,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 12,500円(税別) / 13,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 23,700円(税別) / 26,070円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 25,000円(税別) / 27,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 37,500円(税別) / 41,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2025年3月11日〜25日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/30 高分子分散剤の種類、作用機構、取捨選択と効果的な活用方法 オンライン
2025/1/30 粉砕技術の種類、メカニズム、シミュレーションによる粒子径変化の予測、粉砕条件の最適化 東京都 会場・オンライン
2025/1/30 無機ナノ粒子の合成、表面処理・表面修飾と分散技術 オンライン
2025/1/31 分散剤の選択方法 & 配合技術の総合知識 オンライン
2025/2/5 Si・SiC・GaN・酸化ガリウム・ダイヤモンドパワーデバイス技術ロードマップと業界展望 オンライン
2025/2/5 マイクロ波プロセッシングの基礎と工学応用 オンライン
2025/2/7 パルスNMRによる高濃度分散体の分散状態および各種材料の「ぬれ性」評価、HSP値評価への応用 オンライン
2025/2/12 微粒子の分析技術、磁化率測定の基礎、粒子の開発・評価・品質管理への活用 オンライン
2025/2/14 溶解度パラメータ (HSP値、4DSP値) の基礎、溶解性/分散性の制御と評価、材料開発への応用例 オンライン
2025/2/14 マイクロ波プロセッシングの基礎と工学応用 オンライン
2025/2/14 粉体の付着・固結・閉塞(詰まり)・滞留(たまり)・分離偏析(かたより)・摩耗・粉体設備トラブルの原因と予防・対策 オンライン
2025/2/14 無機ナノ粒子の合成、表面処理・表面修飾と分散技術 オンライン
2025/2/17 パルスNMRによる高濃度分散体の分散状態および各種材料の「ぬれ性」評価、HSP値評価への応用 オンライン
2025/2/18 粉体・微粒子における帯電・付着力の基礎と応用、制御および評価 オンライン
2025/2/21 セラミックスの焼結技術と焼結添加剤、助剤の使い方 オンライン
2025/2/21 無機ナノフィラーのポリマーへの分散・複合化技術 オンライン
2025/2/21 銅ナノ粒子のインク化と実用化に向けたプロセス オンライン
2025/2/21 カーボンナノチューブの分散・成膜および応用展開 オンライン
2025/2/26 溶解度パラメータ (HSP値、4DSP値) の基礎、溶解性/分散性の制御と評価、材料開発への応用例 オンライン
2025/2/27 液中の粒子分散制御及び評価の要点 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/8/30 塗工液の調製、安定化とコーティング技術
2024/2/29 セラミックス・金属の焼成、焼結技術とプロセス開発
2023/8/31 分散剤の選定法と効果的な使用法
2022/12/16 金属ナノ粒子の合成・設計・制御と応用技術
2021/10/29 金属ナノ粒子、微粒子の合成、調製と最新応用技術
2021/2/16 ポリマーアロイ/ブレンドにおける相溶性・分散条件の最適設計、評価応用の最新技術
2020/12/25 金属ナノ粒子の合成/構造制御とペースト化および最新応用展開
2020/1/31 溶解度パラメータ (SP値・HSP値) の求め方と微粒子の分散安定化への活用術
2018/2/28 顔料分散の基礎講座
2016/11/29 二軸押出機
2014/10/25 表面プラズモン技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/10/25 表面プラズモン技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/8/25 粉砕・分散技術の基礎と応用・トラブルシューティング
2014/4/30 微粒子最密充填のための粒度分布・粒子形状・表面状態制御
2013/8/28 化粧品・医薬部外品およびその原料の安全性評価と規格・試験法設定
2013/7/25 正しい分散剤の選定・使用方法と、分散体の塗布性を上げる添加剤技術
2012/3/1 インクジェット技術入門
2011/11/25 インキ業界10社 技術開発実態分析調査報告書
2009/6/30 液中ナノ粒子の分散・凝集特性とその評価