技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

プラスチック用添加剤の作用機構と使い方

プラスチック用添加剤の作用機構と使い方

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2024年12月6日(金) 10時30分16時30分

修得知識

  • プラスチックに使われている添加剤全般
  • 高分子との作用機構
  • プラスチック添加剤の適切な使い方

プログラム

 高分子科学の入門書には、添加剤の説明はほとんど書かれていません。しかし、現実のプラスチックには必ず添加剤が使われています。
 この講座では、すべての添加剤を紹介します。そして、その添加剤が機能を発揮する理由を高分子の特性と併せて説明します。人間もプラスチックも同様で、複数の薬を併用するときには、十分に注意しないと、適切な効果が得られません。このように使い方についても、説明します。

  1. 一般に使われている高分子材料の特徴
    1. 基礎物性の説明
      1. 構造、モルフォロジー
      2. 融解、結晶化
      3. ガラス転移温度、緩和
    2. 成形加工性とレオロジー特性
    3. 劣化と耐久性
      1. 熱分解、光分解
      2. 加水分解、微生物分解
  2. 高分子に使われる添加剤の全体像
    1. 酸化防止剤
    2. 光安定剤
    3. PVC用添加剤 (特に可塑剤)
    4. 酸スキャベンジャー
    5. 滑剤
    6. 加工助剤
    7. アンチブロッキング剤
    8. スリップ剤
    9. アンチフォギング剤
    10. 帯電防止剤
    11. 抗菌剤
    12. 難燃剤
    13. 化学発泡剤
    14. 架橋剤、分解剤
    15. 色材
    16. 蛍光白色剤
    17. フィラー強化材、カップリング剤
    18. 造核剤
  3. 高分子と添加剤の物理と化学
    1. 自由体積と可塑化、粘度
    2. 溶解度と拡散、プリード
    3. 分解、架橋、発泡
    4. 発色と分散、内部ヘーズと外部ヘーズ
  4. 添加剤と添加剤の相互作用 (拮抗作用)

会場

江東区産業会館

第6展示室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/9/18 炭素繊維強化プラスチック (CFRP) 基礎から最新活用まで オンライン
2025/9/19 溶解度パラメータ (SP値、HSP値) の基礎、求め方、応用技術 オンライン
2025/9/19 エポキシ樹脂の配合設計と硬化剤の選び方、使い方 オンライン
2025/9/24 摩擦振動・異音の入門講座 オンライン
2025/9/24 基礎から学ぶポリイミドの高性能化・機能化設計 オンライン
2025/9/25 押出・延伸・冷却による構造制御と可視化・解析による機能発現の最適化 オンライン
2025/9/25 押出成形のトラブル対策 Q&A講座 オンライン
2025/9/26 基礎から学ぶポリイミドの高性能化・機能化設計 オンライン
2025/9/26 ソフトマテリアルの摩擦・摩耗メカニズムおよび材料内部のひずみや接触挙動の可視化技術と摩擦・摩耗制御への応用 オンライン
2025/9/29 PVA (ポリビニルアルコール) の基礎と高機能化 オンライン
2025/9/30 高分子材料 (プラスチック・ゴム) の基礎知識とその劣化・破壊原因と対策 オンライン
2025/9/30 PVA (ポリビニルアルコール) の基礎と高機能化 オンライン
2025/9/30 PVA (ポリビニルアルコール) の基礎知識と機能化設計 オンライン
2025/10/3 物理劣化・物理再生理論に基づいたリサイクルプラスチックの高度物性再生技術と高度循環型社会構築 オンライン
2025/10/3 高分子の難燃化・不燃化技術と難燃材料の開発及び規制動向 オンライン
2025/10/6 押出成形のトラブル対策 Q&A講座 オンライン
2025/10/10 高分子材料の劣化 オンライン
2025/10/14 UV硬化の基礎と硬化不良対策および影部の硬化 東京都 会場
2025/10/15 高分子材料 (プラスチック・ゴム) の基礎知識とその劣化・破壊原因と対策 オンライン
2025/10/15 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2012/11/1 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ
2012/9/27 熱膨張・収縮の低減化とトラブル対策
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)