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フィルム製造の技術、プロセスの全体像の把握

フィルム製造の技術、プロセスの全体像の把握

~フィルムの製膜、成膜、塗布乾燥、貼り合わせ、裁断の全体プロセス~
オンライン 開催

視聴期間は2024年11月8日〜21日を予定しております。
お申し込みは2024年11月8日まで承ります。

概要

本セミナーでは、プラスチックフィルムを取り上げ、フィルムの代表的な技術内容について、分かり易く解説するとともに、実際の製造で発生する様々な欠陥や問題について、その対策に役立つような事例等を紹介いたします。

配信期間

  • 2024年11月8日(金) 10時00分2024年11月21日(木) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2024年11月8日(金) 10時00分

修得知識

  • フィルム製造に関する全般知識、技術の概要
  • フィルム成形/塗布乾燥/ラミネートなどの工程技術に関する基礎/実践知識
  • 実際の現場におけるトラブルとその対策例

プログラム

 プラスチックフィルムは、電子、医療、食品をはじめとした、ほとんど全ての産業で使用され、なくてはならない材料となっている。中でも、通信・エネルギーの分野では、高耐久・高強度などの性能を満たした、高機能フィルムの市場が拡大している。一般に、高機能フィルムの製造は、フィルム成形〜塗布〜乾燥、場合によってはラミネートの工程が含まれるが、どれも重要かつ高度な製造技術が構築されている。これらは、ロールtoロールにより連続製造されるので、他の工業材料分野でも利用できる汎用性の高い基盤技術である。
 本セミナーでは、高機能フィルム製造に関わる、「製膜、成膜、塗布乾燥、貼り合わせ、断裁」の全体プロセスこれらの技術内容について、分かり易く解説するとともに、実際の製造で発生する、様々な欠陥や問題について、その対策に役立つような事例等も紹介したい。

  1. 高機能 (機能性) フィルム
    1. 高機能フィルムとは
    2. 高機能フィルムの構成
    3. 高機能フィルムの製造
    4. 樹脂/フィルムの種類
  2. フィルム製膜・延伸技術
    1. 製膜方法
      • 溶融製膜と溶液製膜
    2. PETフィルムの特徴
      • PETの種類
      • 延伸の分類
      • 延伸による特性変化など
    3. PETフィルムの製法
      • 製造全体フロー、重合
        • ペレット化
        • 押出
        • 製膜
        • 延伸
    4. PETフィルム製造におけるトラブルと対策
    5. TACフィルムの特徴
      • 基本特性
    6. TACフィルムの製法
      • 製造全体フロー
      • 溶解
      • 押出
      • 製膜
      • ドラム式
      • バンド式
    7. TACフィルム製造におけるトラブルと対策
    8. フィルム成形技術まとめ
  3. 塗布技術
    1. 塗布の基礎
      • 塗布技術のポイント
      • 方式の分類
      • 塗布設備の構成
      • 方式の選択
    2. ロール塗布技術
      • リバースロール
      • グラビア
      • キス
      • マイクログラビア
      • ワイヤバーほか
    3. ロール塗布での欠陥と対策例
      • リビング
      • ムラ
      • 斑目
      • スジ
      • ハジキなど
    4. ダイ塗布技術
      • ダイヘッドの構造
      • ダイ設定〜塗布開始の手順例など
    5. ダイ塗布技術課題
      • ビード安定化
      • コーティングウインドウ
      • 高速化における課題など
    6. 塗布技術まとめ
  4. 乾燥技術
    1. 乾燥工程の基礎
      • 乾燥の分類
      • 基本原理
      • 乾燥曲線など
    2. 乾燥での欠陥と対策
      • ピンホール
      • 皮張り
      • 乾燥ムラ
      • 風ムラなど
    3. 特許にみる、風ムラ対策
    4. 乾燥技術まとめ
  5. ドライラミネート技術
    1. ラミネートとは
      • 特徴
      • 構成例など
    2. ドライラミネートにおけるトラブル対策
      • シワ
      • カールなど
    3. ドライラミネートに関する特許例
  6. フィルムのハンドリング・裁断技術
    1. ハンドリングのポイント
      • シワ・伸び・傷等の防止など
    2. 裁断方法の種類
    3. 裁断における課題・トラブル
  7. 補足1 … 多層化/パターン化など
    1. 多層フィルム製膜技術
    2. 多層コーティング技術
    3. 表面パターニング技術
    4. 間欠塗布技術
    5. 気相成膜技術
  8. 補足2 … 濡れ性の基礎
    1. 表面張力と接触角
    2. 界面活性剤の働き
    3. 表面処理方法例など
  9. 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 36,200円 (税別) / 39,820円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,200円(税別) / 39,820円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2024年11月8日〜21日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

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