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ナノカーボン/ナノ粒子への表面グラフト化による機能付与および分散性制御技術

ナノカーボン/ナノ粒子への表面グラフト化による機能付与および分散性制御技術

~生体親和性・抗菌・防かび性・難燃性などの機能付与 / グラフト化によるナノ粒子の分散制御技術とその応用~
オンライン 開催

視聴期間は2024年10月10日〜24日を予定しております。
お申し込みは2024年10月10日まで承ります。

概要

本セミナーでは、グラフト化の方法論、表面評価技術、機能物質の固定化、分散性制御技術など、ナノ粒子の高機能化を実現するグラフト化技術について、具体例を交えて詳しく解説いたします。

開催日

  • 2024年10月10日(木) 13時00分 2024年10月24日(木) 13時00分

修得知識

  • ナノ粒子の表面グラフト化の方法論
  • 粒子表面の機能設計
  • 粒子の分散制御技術
  • セルロースナノファーバーやセルロースナノクリスタルなど新規ナノ材料のグラフト化への展開
  • 新規機能材料開発の一つの手段として、ナノ材料表面グラフト化技術を応用する知識

プログラム

 カーボンナノチューブやグラフェンなどのナノカーボン、及びシリカなどのナノ粒子表面へのポリマーのグラフト化反応の方法論についてまとめる。ついで、いくつかの具体例をあげて、ナノ粒子表面へ導入した官能基をベースとするポリマーグラフトナノ粒子の合成例や実験方法の実際と、その表面評価技術について解説する。また、ナノ粒子表面への抗菌性ポリマーのグラフト化や生物忌避性物質などの固定化によるナノ粒子表面への多彩な機能付与について述べる。
 炭素材料表面へのナノカーボンの固定化とその新規材料としての可能性や、表面グラフト化によるナノ粒子の分散制御技術についても解説する。さらに、ナノ粒子グラフト化技術のセルロースナノファイバーやセルロースナノクリスタルの表面疎水化への応用についても述べる。

  1. はじめに
    1. なぜ、グラフト化?
    2. ナノカーボンとナノ粒子の特徴
      1. カーボンブラック
      2. カーボンナノチューブ
      3. 炭素繊維、気相生長炭素繊維
      4. フラーレン
      5. グラフェンと酸化グラフェン
      6. シリカナノ粒子
    3. セルロースナノファイバーとセルロースナノクリスタルの特徴
  2. グラフト化の方法論〜育毛法と植毛法
  3. 表面から毛 (ポリマー) を伸ばす〜育毛法
    1. ラジカル重合、リビングラジカル重合
    2. イオン重合
    3. デンドリマー合成法の応用
  4. 毛 (ポリマー) を植え付ける〜植毛法
    1. 表面官能基の利用
      1. 表面官能基と末端反応性ポリマーとの反応
      2. リビングポリマーとの反応
      3. ポリビニルオキサゾリンの利用
      4. シランカップリング剤の利用
    2. グラフト反応の起点としてのナノカーボンの芳香族環 (グラフェン構造)
      1. 芳香族環の反応性〜酸化処理による官能基導入
      2. ナノカーボンはラジカルを捕捉する〜ラジカル捕捉能の利用
      3. 芳香族環とフェロセンとの配位子交換反応の利用
      4. π – π相互作用の利用
  5. 炭素材料表面へのナノ粒子の固定化
    1. 配位子交換反応の利用
      1. 炭素材料表面へのナノカーボンの固定化
      2. 炭素材料表面へのナノシリカの固定化
    2. ポリビニルオキサゾリンの利用
  6. 環境負荷の少ないグラフト反応〜大量合成を目指して
    1. 溶媒を用いない乾式系における大量合成
    2. イオン液体を用いるグラフト重合
  7. ナノ粒子表面グラフト鎖の評価技術
    1. グラフト率の評価
    2. 表面分析機器による評価法
    3. 熱分解GC – MSによる評価法
  8. ポリマーグラフトナノ粒子の分散性
    1. 表面ぬれ性の制御
    2. グラフト鎖による分散性制御
    3. 分散性を生かしたポリマーグラフトナノ粒子の応用展開
  9. 分散性を付与したナノ粒子の応用展開
  10. ナノ粒子表面への機能物質の固定化
    1. 機能物質の固定化の意義
    2. 生体親和性の付与
    3. 生物忌避性の付与
    4. 抗菌・防かび性の付与
    5. 難燃性の付与
    6. その他
  11. 機能物質をインターカレートした層間化合物の利用
    1. 安全で安心なフィラー〜添加剤の溶出とブルーミングの抑制
    2. インターカレーションとは?〜層間に機能物質を挟み込む
    3. リン系難燃剤のインターカレーション
    4. 酸化防止剤のインターカレーション
    5. カプサイシンのインターカレーション〜安全で安心な船底塗料
  12. セルロースナノファーバー (CNF) やセルロースナノクリスタル (CNC) へのグラフト化の応用展開
    1. CNFとCNC表面官能基変換
    2. TEMPO酸化CNF (TOCN) 表面グラフト化
    3. CNCの表面グラフト化
    4. CNFとCNCへの機能付与
  13. おわりに
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

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: 32,400円 (税別) / 35,640円 (税込)
複数名
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アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
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  • 視聴期間は2024年10月10日〜24日を予定しております。
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  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
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