技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

車載用プラスチック部品の基礎と最新動向

車載用プラスチック部品の基礎と最新動向

~樹脂の基礎、車載のニーズと課題、次世代自動車対応~
愛知県 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、プラスチックの歴史やその特性発現のメカニズム、そして、樹脂の種類や加工法を体系だって説明いたします。さらに、活用状況を適用部位で層別した上で視覚的に説明します。
後半では、最新の低コスト加工法や計測法といったトレンドを説明し、今後の自動車に対する要求と規制を背景とした、持続的開発SDGsの方向性までも説明いたします。

開催日

  • 2024年10月8日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 車体軽量化などプラスチック活用を考える方
  • これから車載プラスチックに携わる方
  • EVやFCV、SDGsなどの将来方向性の情報を知りたい方
  • SDGsや2050年カーボンニュートラルまでの戦略を検討する方

修得知識

  • 車載プラスチックの概要
    • 種類
    • 成形法
    • 適用部品
    • 活用注意点
  • 樹脂・加工法・計測法などのトレンド
  • SDGsや環境規制情報と対応の方向性
  • 次世代車対応の着眼ポイント

プログラム

 会場型セミナーのメリットを生かし、「車載樹脂部品」「樹脂の欠点を露呈して破壊された日用品」「最新トレンド車載部品」の現物数十点を確認いただけます。安全上問題ない部品は実際にお手に取って見ていただいたり、写真撮影もOKです。 (写真は、受講者の方の学習のみにご活用ください。第三者への開示・展開等はご遠慮ください)
 ケーススタディとして、実部品を参考としながら、1超小型電動車での樹脂化による軽量化 2他社部品のベンチマーク方法の実践的解説を予定しています。現物を見ながらという点も貴重ですが、内容も他のセミナーでは見られない超実践的内容です。
 カーボンニュートラルの視点で、プラスチックの使用を悪とする風潮もありますが、短絡的な使用中止はむしろ、脱炭素に逆行するかもしれません。特に、自動車の世界では、樹脂の存在無くしては、クルマそのものが成り立たたなくなるほどの役割を担っています。樹脂成形ならではの利点を生かすことで金属部品では成し得ない付加価値の創出にも言及します。
 脱炭素も見据えた最適な活用のためにも、まずはプラスチックの基礎の理解、車載として活用するための課題やその対応方法を学びます。多数の現物樹脂部品で解説しますので、本質的に理解いただけます。
 同時に最新動向の理解も重要です。トヨタのマルチパスウエイの解説、EVから始まった内外装の新トレンドと樹脂部品への影響など、独自視点・独自調査内容による最新情報も満載です。
 車載プラ実務30年、車載プラの研究で博士号を取得した講師による、わかりやすく実践的、されに最新トレンドまで含めてのセミナーです。

  1. 車載プラスチックの狙いと課題対応【現物を見て徹底理解】
    • 活用の狙い、課題とその対応から、車載プラスチック活用の本質を理解します。
      1. プラスチックの基礎
      2. 車載としての活用の狙い
        • コスト低減
        • 軽量化
        • 高品位化
      3. 活用における課題
        • 耐熱性
        • 剛性
        • 耐久性
        • 耐環境特性
      4. 課題対応 (使いこなすため) の知恵
  2. 自動車部品への活用 歴史と今
    • 狙い達成のための進化も含めて現状の活用状況を写真中心で説明します。
      • 内装部品
      • 外装部品
      • 機能部品
  3. 車と車載プラスチックを取り巻くカーボンニュートラルの現状
    • 2050年カーボンニュートラル、SDGsへの取組みの重要度が急激に増しています。
    • モビリティの視点で現状を整理します。
      1. 環境問題 SDGs カーボンニュートラル
        • サーキュラーエコノミーとは?
        • 課題
        • 欧州ELV指令
      2. プラスチックとしての対応
        • サーマル
        • メカニカル
        • ケミカルリサイクル
        • 植物由来
      3. 取り組み例
        • トヨタ自動車
        • 主要なケミカル素材メーカ
        • 欧州
      4. ケーススタディ: 現物を見て徹底理解
        • 超小型電気自動車 全外板樹脂化車両研究、軽量で安価な車へ
        • 車載部品のベンチマーク方法の実践解説
  4. 次世代モビリティと業界動向
    1. 情報の整理整頓
      • マルチパスウエイ
      • エネルギー源
    2. EV/FCV 販売動向、燃料電池・水素エンジン
    3. カーメーカの大変革 水平分業、新興企業
      • ソニー
      • 鴻海 …
  5. 新機能とプラスチック
    1. BEVをきっかけとしたデザイントレンド
    2. ADAS、自動運転
    3. 新エネルギー車 固有部品
    4. 新しいモビリティ
  6. まとめ

講師

会場

愛知県産業労働センター ウインクあいち

11F 1106

愛知県 名古屋市中村区 名駅4丁目4-38
愛知県産業労働センター ウインクあいちの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/9/17 アクリル樹脂入門 オンライン
2024/9/17 レオロジー入門 オンライン
2024/9/18 実務現場の技術者のための同時5軸制御加工技術 オンライン
2024/9/18 高分子材料における難燃化技術と評価方法、難燃剤の配合設計と実際技術 オンライン
2024/9/18 プラスチックリサイクルの技術・事業開発の最新動向と今後の展望 オンライン
2024/9/19 ポリイミドの構造、物性、高機能化、低誘電化、5G / 6G / 次世代半導体 / Co-Packaged Optics周辺などへの応用と可能性 オンライン
2024/9/20 プラスチック破壊メカニズムの基礎と材料強度設計 オンライン
2024/9/20 導電性高分子の基礎と合成・分析 オンライン
2024/9/20 PPS樹脂の基本特性と高機能化、応用技術 オンライン
2024/9/24 ゴム・プラスチック材料のトラブル解決 (2日間) 東京都 会場
2024/9/24 高分子材料の劣化・不具合分析および寿命評価と対策事例 東京都 会場
2024/9/25 無機-有機ハイブリッド樹脂の基礎と機能性ハードコートへの応用 東京都 会場
2024/9/25 高分子複合材料の強度と耐衝撃性 オンライン
2024/9/25 プラスチック材料における劣化・破損のメカニズムと評価方法 オンライン
2024/9/26 アクリレートモノマー・オリゴマーの種類、特徴、重合と新しい分子設計の考え方 オンライン
2024/9/26 EV電動化モビリティの高電圧絶縁評価技術の基礎と実例 オンライン
2024/9/26 フィラーの分散・充填技術およびナノコンポジットの研究開発動向 オンライン
2024/9/26 ポリウレタンの化学、原料の特徴と使い方、構造と特性、フォーム・塗料・複合材料用途での技術動向 オンライン
2024/9/26 高分子の延伸における分子配向・配向結晶化のメカニズムと物性制御 オンライン
2024/9/26 ポリマー・高分子材料用の各種添加剤の種類、作用機構と選択・処方・配合設計の基礎 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望 [書籍 + PDF版]
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/12/31 容器包装材料の環境対応とリサイクル技術
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/6/28 GFRP & CFRPのリサイクル技術の動向・課題と回収材の用途開発
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発