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プラスチックリサイクルの技術・事業開発の最新動向と今後の展望

プラスチックリサイクルの技術・事業開発の最新動向と今後の展望

~容器包装・自動車用プラスチックの2030年再生材規制とその影響 / 各種リサイクル技術とその現状・課題、世界標準と必要な日本の対応~
オンライン 開催

開催日

  • 2024年9月18日(水) 13時00分 16時30分

修得知識

  • プラスチックのリサイクルの基礎
    • 原理
    • 技術
    • バリューチェーン
    • サプライチェーン
    • 市場
  • 世界のプラスチックリサイクルの規制の状況と将来
  • ケミカルリサイクルの技術開発、大規模産業化の最新状況
  • メカニカルリサイクルの現状、課題、IT選別技術などの開発動向

プログラム

 欧州が先駆的に進めるサーキュラーエコノミー (循環経済) の波が日本をはじめ世界各国に到来し、廃プラスチックのリサイクルが本格的に取り組まれている。先行するEUの容器包装プラスチックや自動車用プラスチックの2030年再生材規制が世界標準になると見込まれ、その対応が急がれている。市場においてもプラスチック再生材のニーズは高く、ケミカルリサイクル&メカニカルの技術開発・産業化 (スケールアップ) 、再生材由来のプラスチック加工製品の商品化が世界的大競争となっている。
 本セミナーではこれら廃プラスチックリサイクルの基本と最新動向を解説し、

  • プラスチックのリサイクルの基礎 (原理、技術、バリューチェーン (サプライチェーン) 、市場)
  • 世界のプラスチックリサイクルの規制の状況と将来
  • ケミカルリサイクルの技術開発、大規模産業化の最新状況
  • メカニカルリサイクルの現状、課題、IT選別技術などの開発動向

についての理解を得て頂くとともに、今後のビジネスチャンスと技術課題を議論したい。

  1. 国内外におけるプラスチックリサイクルを取り巻く状況
    • 容器包装プラスチックや自動車用プラスチックの2030年規制
    • EUの規制の国連プラスチック条約による世界標準化、日本への影響
  2. 世界のプラスチックリサイクルの状況
    • 日欧米の廃プラ処理状況
    • 日欧米のリサイクルの状況と目標
  3. リサイクルの技術と現状
    • メカニカルリサイクル、ケミカルリサイクル、溶媒精製法の比較
    • 各種ケミカルリサイクルとその強みと弱み
  4. 混合廃プラ (PE/PP/PS) の熱分解法ケミカルリサイクルとマスバランス方式
    • クローズドループリサイクル (サプライチェーン)
    • マスバランス方式の実際
    • プラスチックの熱分解特性 (熱分解法の技術的基礎)
    • 熱分解法のプロセスフローと各工程の課題と対策
    • 世界の新プラント建設計画、熱分解油メーカーと石油化学企業の提携
    • 各社の熱分解技術の特徴
  5. PET (ペットボトルなど) のリサイクル (メカニカルリサイクルとケミカルリサイクル)
    • 日本の優れたPETボトルメカニカルリサイクル技術とその成功の要因
    • PETの各種ケミカルリサイクル技術と開発企業の現状
  6. ポリスチレンとアクリル樹脂のケミカルリサイクル
  7. 重縮合ポリマーのケミカルリサイクル
  8. ポリオレフィン (PO:PEとPP) のメカニカルリサイクル
    • メカニカルリサイクルの技術的基礎
    • 欧州の優れたメカニカルリサイクル技術と事業
    • メカニカルリサイクルの課題と開発
  9. 2030年の世界標準と必要な日本の対応 (メカニカルリサイクルとケミカルリサイクル)
    • 質疑応答

講師

  • 府川 伊三郎
    株式会社 旭リサーチセンター
    シニアリサーチャー

主催

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受講料

1名様
: 32,400円 (税別) / 35,640円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 32,400円(税別) / 35,640円(税込)
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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
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アカデミー割引

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    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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