技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

カーボンニュートラル・資源循環型社会に向けたプラスチックの現状と研究最前線

カーボンニュートラル・資源循環型社会に向けたプラスチックの現状と研究最前線

~バイオプラスチックの基礎から新材料開発、混紡繊維のリサイクルなど~
オンライン 開催
  • 受講特典: アーカイブ配信付き (視聴期間: 2024年8月22日〜8月28日を予定)

概要

本セミナーでは、バイオプラスチック (生分解性プラスチックとバイオマスプラスチック) の基礎から実用化の現状、開発動向、将来展望について解説いたします。
さらに廃プラスチック・マイクロプラスチックによる海洋汚染を契機とする海洋生分解に関する現状を概説いたします。

開催日

  • 2024年8月21日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 生分解性プラスチックとバイオマスプラスチックの製造、応用、用途開発に関心のある方
  • プラスチックに関わる環境問題に関心のある方
  • 生分解性プラスチックとバイオマスプラスチックで課題を抱えている方
  • 生分解性プラスチックとバイオマスプラスチックの応用分野の技術者、研究者、開発者、企画担当者
    • 高分子複合材料
    • 医療材料
    • 食品素材
    • 化粧品素材
    • エネルギー関連材料

修得知識

  • バイオプラスチックに関する基礎知識
  • バイオプラスチックの課題・開発動向
  • プラスチックの海洋生分解に関する基礎・技術動向
  • プラスチック・合成繊維の資源循環・リサイクルに関する基礎・技術動向

プログラム

 廃プラスチック、海洋プラスチックごみが社会問題化したことを契機にプラスチックの資源循環・再生可能資源の利用への関心が高まっている。
 本講演ではバイオプラスチック (生分解性プラスチックとバイオマスプラスチック) の基礎から実用化の現状、開発動向、将来展望を述べる。加えてプラスチック・合成繊維のリサイクル技術や海洋生分解性プラスチックの新展開も紹介する。

  1. プラスチック資源循環を取り巻くキーワード
    1. 脱炭素・カーボンニュートラル
    2. ネイチャーポジティブ
    3. ウェルビーイング
  2. バイオプラスチック (生分解性プラとバイオマスプラ) の基礎
    1. バイオプラスチックの定義、概要
    2. バイオプラスチックの用途例
  3. 代表的な生分解性プラ
    1. 脂肪族ポリエステル (ポリ乳酸、微生物産生ポリエステル等)
    2. 変性セルロース、デンプン/脂肪族ポリエステルブレンド
    3. ポリビニルアルコール
    4. 生分解性プラの具体的な用途、コンポスト技術
  4. バイオマスプラ
    1. モノマーのバイオ化を経るバイオマスプラの新潮流
    2. 代表的なバイオマスプラと具体的な用途
      1. バイオベースの生分解性プラ
      2. バイオポリアミド
      3. バイオポリオレフィン
      4. バイオPET、バイオPTT
      5. バイオポリウレタン
      6. 植物油脂ベースポリマー
    3. マスバランス方式によるバイオマスプラの製造
  5. 海洋生分解性バイオマスプラスチック (MBBP)
    1. プラスチック、マイクロプラスチックの海洋汚染の現状
    2. MBBPの開発動向
    3. MBBP開発プラットフォーム
  6. プラスチック・合成繊維のリサイクル
    1. プラスチックリサイクルの基礎
    2. プラスチックごみの資源循環の現状
    3. プラスチックケミカルリサイクルの開発動向
    4. 繊維製品の資源循環の現状
    5. 混紡繊維のリサイクル技術
    • 質疑応答

講師

  • 宇山 浩
    大阪大学 大学院 工学研究科 応用化学専攻
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 36,200円 (税別) / 39,820円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,200円(税別) / 39,820円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/30 天然由来の強化材を用いたコンポジットの基礎と成形方法・応用展開 オンライン
2025/1/30 重合反応の基礎・応用 オンライン
2025/1/30 高分子フィルム・繊維の延伸プロセスにおける分子配向形成、結晶化とその制御 オンライン
2025/1/30 ポリイミドの基礎とポリイミド系材料の低誘電率化・低誘電正接化 オンライン
2025/1/30 プラスチックのケミカルリサイクル技術最新動向 オンライン
2025/1/31 フォトレジスト材料の基本的な構成構造、材料設計および高感度化 オンライン
2025/1/31 半導体封止材用エポキシ樹脂の種類と特性および解析方法 オンライン
2025/1/31 ゾル-ゲル法の基礎と材料合成、(新規) 材料開発で活用するための実用的な総合知識 オンライン
2025/1/31 高分子へのフィラーのコンパウンド技術の基礎と応用 オンライン
2025/1/31 ゲル化剤の基礎知識およびゲル化手法・分子設計のポイント オンライン
2025/1/31 結晶性高分子の材料設計・改良・加工性向上に必要な基礎知識 オンライン
2025/2/3 材料開発にレオロジーを活用するための考え方と実践 オンライン
2025/2/3 カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーが求められる次世代自動車とプラスチック オンライン
2025/2/5 脱炭素と循環型経済社会の実現に向けたプラスチックリサイクルの課題と展望 オンライン
2025/2/6 エポキシ樹脂 2日間総合セミナー オンライン
2025/2/7 バイオマス由来モノマーの開発と応用事例 オンライン
2025/2/7 カーボンニュートラル時代のプラスチック入門 オンライン
2025/2/7 プラスチック射出成形過程の可視化とソリ変形予測技術 オンライン
2025/2/7 高分子材料の相溶性・相分離現象の基礎と相容化剤を用いたポリマーブレンド材料およびマテリアルリサイクルへの応用 東京都 会場
2025/2/12 防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン

関連する出版物

発行年月
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/4/25 新しいプロピレン製造プロセス
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2012/11/1 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ
2012/10/30 植物由来プラスチックの高機能化とリサイクル技術 (新装版)
2012/9/27 熱膨張・収縮の低減化とトラブル対策
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/5/28 微量ガスの高感度分析方法
2011/12/22 植物由来ポリマー・複合材料の開発
2011/11/25 アクリル酸エステル 技術開発実態分析調査報告書
2011/6/20 高分子材料のフラクトグラフィ
2011/4/1 '11 新エネルギービジネスの将来展望
2011/3/25 バイオ燃料 技術開発実態分析調査報告書