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高分子材料の破断面解析テクニック

高分子材料の破断面解析テクニック

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、プラスチックの破面解析について基礎から解説し、プラスチックの破壊強度の測定、破面解析の方法を、事例を交えて解説いたします。

開催日

  • 2024年7月23日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • プラスチック製品の設計・開発担当者
  • プラスチック製品の品質保証担当者
  • プラスチック関連の技術者
  • プラスチックの強度評価・破面解析で課題を抱えている担当者

修得知識

  • プラスチック成形品の劣化に対応した品質管理の考え方
  • プラスチック成形品の劣化、不具合対策の実施方法
  • 劣化検出方法の1つであるケミルミネッセンスアナライザーの知識
  • プラスチック成形品の劣化による破壊破面から劣化現象を推定する方法
  • プラスチックの劣化・破壊メカニズム
  • 破面の特徴
  • 簡単な形態観察技術の知見

プログラム

第1部 プラスチックの劣化・破壊メカニズムと破面の特徴

(2024年7月23日 10:30〜12:00)

 本セミナーでは、プラスチック成形加工品の劣化と破壊について、設計時の考え方、劣化に至るプロセスと実際に起こりやすい劣化現象および、破壊した破面を観察することで劣化要因を推定する方法をご紹介します。

  1. プラスチック成形品の品質管理の考え方と不具合対策の実施
    1. プラスチック成形品が完成するまでの流れ
    2. 材料における長期耐久性について
    3. プラスチック成形品の品質管理スキーム
    4. トラブル発生時のクレームの流れ
    5. トラブル発生時の解決の流れ (理想)
    6. トラブル発生時の解決の流れ (現実)
  2. 材料設計と劣化およびトラブル発生に対する考え方
    1. プラスチック成形品の材料設計の考え方
    2. 材料/設計ミスマッチのトラブル発生条件
    3. 成形品の経時劣化と機能低下
    4. プラスチック成形品の劣化因子分類
    5. プラスチック成形品の劣化現象一覧
  3. 劣化の評価方法の一例とその基準
    1. 暗所黄変試験 〜耐熱性・耐候性〜
    2. 暗所黄変試験 〜耐水性〜
  4. 実際の製品で発生する劣化現象の要因別割合
    1. 実際の製品で発生する劣化の要因別割合
    2. 環境応力割れ現象とは
    3. 劣化因子分類から劣化を考える
    4. 材料設計から劣化を考える
  5. 劣化の検出方法 〜ケミルミネッセンスアナライザー〜
  6. 破壊した破面の特徴
    1. 破面の特徴1
    2. 破面の特徴2
    3. 破面の特徴3
  7. 劣化対策の実施例
    • 質疑応答

第2部 各種プラスチック成形品の破損トラブルと原因解析

(2024年7月23日 12:50〜14:50)

 種々のプラスチックの破損トラブルについて、実例をもとにお話をします。併せて、これらの破損トラブルを防ぐための対応についてもお話しします。

  1. はじめに
  2. 応力割れ (ストレスクラック) 、環境応力割れ (ソルベントクラック) のメカニズムと模擬体験
    1. ストレスクラックとその発生メカニズム
    2. ストレスクラックを模擬体験してみましょう
    3. ストレスクラックによる破面例
    4. ソルベントクラックとその発生メカニズム
    5. ソルベントクラックを模擬体験してみましょう
    6. ソルベントクラックによる破面例
  3. プラスチック別に見る破損トラブル
    1. 汎用プラスチック
      1. ポリエチレン (PE)
      2. ポリプロピレン (PP)
      3. ポリスチレン (PS)
      4. ポリ塩化ビニル (PVC)
      5. ABS樹脂、AES樹脂
      6. ポリメチルメタクリレート (PMMA) 、MBS樹脂、透明ABS樹脂
      7. ポリエチレンテレフタレート (PET)
    2. 汎用エンジニアリングプラスチック
      1. ポリアミド (PA66、PA6等)
      2. ポリアセタール (POM)
      3. ポリカーボネート (PC)
      4. ポリブチレンテレフタレート (PBT)
      5. スチレン変性ポリフェニレンエーテル (m-PPE)
    3. スーパーエンジニアリングプラスチック
      1. ポリフェニレンサルファイド (PPS)
      2. フッ素系樹脂 (PTFE)
  4. なぜ破損トラブルは起こるのか?原因とその対策について
  5. 終わりに
    • 質疑応答

第3部 プラスチックの破面解析技術

(2024年7月23日 15:00〜16:30)

 破面解析 (フラクトグラフィー) は、破面を観察することで破壊に至る履歴や不良箇所を読み取って、製品の破損原因を解明する手法です。プラスチック製品において、当社は40数年の技術の蓄積を基に、製品の破損原因を提供してきました。今回、分析事例等を中心にお話します。

  1. 破面解析の意義
    • 破面解析を何故行うのかなど
  2. 破壊の性質
    • 破壊強度の特徴など
  3. 破壊強度の測定方法
    1. 低速変形破壊
    2. 衝撃破壊
    3. クリープ破壊
    4. 疲労破壊など
  4. 破面解析手順
    • 破面解析を実施する上での注意点など
  5. 破面解析事例紹介
    • 各種試験した破断面など
    • 質疑応答

講師

  • 樋口 裕思
    大阪公立大学 高分子化学研究グループ
    客員教授
  • 藤沢 健
    長野県工業技術総合センター 食品技術部門 食品バイオ部
    研究員
  • 小玉 英樹
    株式会社 三井化学分析センター 構造解析研究部 総合解析グループ
    主席研究員

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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