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中低温産業排熱をいかに利用すべきか 最新利用技術と実践例

中低温産業排熱をいかに利用すべきか 最新利用技術と実践例

~バイナリー発電を中心に~
東京都 開催 会場・オンライン 開催

概要

本セミナーでは、中低温の排熱を利用する技術について基礎から解説し、バイナリー発電の概要、適用を検討する際の注意点やポイントについて、実施例を交えて、幅広く解説いたします。

開催日

  • 2024年5月17日(金) 13時30分 16時30分

受講対象者

  • 排熱利用、熱の高効率利用に関心のある技術者・研究者
  • 製造業のエネルギー利用部門、製造部門、生産管理部門、研究開発部門、新規市場開拓部門
  • 排熱利用の市場動向を把握したい企業、商社、調査会社、中堅技術者、経営層など

修得知識

  • 国内の排熱の現状
  • 政府や産業界の排熱利用への取組み
  • 排熱利用の実態
  • 排熱利用技術の動向
  • バイナリー発電技術の基礎から詳細
  • 排熱利用・バイナリー発電を検討及び導入する際のポイントなど

プログラム

 政府が策定した最新のエネルギー基本計画では、産業部門における対応としては「徹底した省エネルギーによるエネルギー消費効率の改善」と「熱需要や製造プロセスを脱炭素化するための電化・エネルギー転換」の必要性を挙げている。また、徹底した省エネルギーの更なる追求として「工場排熱等の未利用エネルギーの活用に向けた取組強化等が必要である」と明記している。
 一方、NEDO/TherMATが2019年3月に公開した大規模な排熱実態調査では、全国の排ガス熱量の多い15業種の排ガス熱量や温度分布はこの15年間大きく変わっていないとの報告であり、その後も顕著な未利用エネルギーの活用事例は公表されていない。中低温の産業排熱はあっても、これ以上利用することは本当に不可能なのであろうか、何が利用の妨げになっているのか、何か利用できる技術はないのかであろうか。
 本セミナーでは、まず中低温の排熱を利用する技術にはどのようなものがあるのか、各技術がどのような個所に適するのかを学習する。また中低温排熱から電気を得ることをできるバイナリー発電はどのようなものか、強みはどこにあるのか、適さないところはどこか、などを詳しく説明する。適用を検討する際の注意点やポイントは何かなど、基礎から応用まで、要点とともに幅広く知ることができる。

  1. 国内の最新エネルギー状況
  2. 国内の排熱の状況 (全体、各産業)
  3. カーボンニュートラルに向けた政府や産業界の排熱利用への取組み
  4. 排熱利用技術の全容
  5. 排熱利用技術の種類と特徴、最新動向、課題
    1. 熱エネルギーとしての利用技術
      • 熱交換器
      • ヒートパイプ
      • 吸収式冷凍機
      • ヒートポンプ
    2. 熱エネルギーから電気エネルギーへの変換技術
      • 蒸気タービン
      • バイナリー発電
      • スターリングエンジン
      • 熱電素子
  6. 排熱を有効に利用する際の注意点
  7. バイナリー発電とは
    1. バイナリー発電とは
    2. バイナリー発電の特徴、強みと弱み
    3. バイナリー発電の最新動向
    4. 国内外の実施例
    5. 経済性
    6. 課題と将来展望
  8. まとめ

講師

  • 森 豊
    森豊技術士事務所
    代表

会場

ちよだプラットフォームスクウェア
東京都 千代田区 神田錦町3-21
ちよだプラットフォームスクウェアの地図

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)
複数名
: 18,000円 (税別) / 19,800円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

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  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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