技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

バイオマスプラスチックの技術動向と活用事例

環境調和材料

バイオマスプラスチックの技術動向と活用事例

~国産バイオマスを用いた混練複合材料の取り組みを中心に~
オンライン 開催

開催日

  • 2024年5月17日(金) 13時00分 16時00分

修得知識

  • バイオマスプラスチックの基礎知識
  • バイオマスプラスチックの分類
  • バイオマスプラスチックの位置付け
  • 国内外におけるガイドライン、法令
  • 地域バイオマス材料の利活用への取り組み方法
  • 二軸押出機を用いた混練複合材料の開発例
  • 材料特性を活かした研究開発の動向

プログラム

 現在、プラスチックの資源循環を加速しながら循環型社会へ移行していくことが強く求められている。日本はもちろん世界中のプラスチック市場において環境調和材料の利用が義務化され始めており、バイオマスプラスチックの普及促進が飛躍的に進んでいる。日本国内においては、2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことが既に宣言されており、持続可能なバイオマスプラスチックの導入を目指した「バイオプラスチック導入ロードマップ」や、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行されるなど、環境問題への取り組みは、まさに喫緊の課題である。
 本セミナーでは、今後より高いニーズを求められる環境調和材料としてのバイオマスプラスチックの昨今の位置付けと、バイオマス材料利活用の研究開発や今後の動向、及び実際の開発例、特に非食用米や資源米を用いた混練複合材料利活用を含む取り組みを紹介する。

  1. なぜバイオプラスチックが注目されているのか?
    1. 地球温暖化対策・脱石油社会への取組み
    2. 日本国内における動き
    3. バイオマスプラスチック導入の歴史
  2. バイオプラスチックの種類と整理
    1. メリットとデメリット
    2. プラスチック製品領域毎の適したバイオプラスチック
    3. 生分解性と非生分解性
    4. 複合型バイオマスプラスチック
    5. バイオプラスチック導入ロードマップへの対応
    6. マイクロプラスチック
    7. 国内外における認証マーク例
    8. バイオマスマーク
  3. バイオマスプラスチックの技術動向
    1. どのように作られるのか?
    2. リサイクル性とコスト
    3. 国内外におけるバイオポリオレフィンの動向
    4. 生分解性樹脂マーケット
    5. バイオマス液化技術・研究の応用
    6. フラスコ反応から二軸混練機への移行・応用
  4. バイオマス混練複合技術
    1. 複合材料調製の考え方
    2. バイオマス種別による成形加工品への応用・考え方
    3. 混練複合設備の選択と特徴
    4. バイオマス中の水分コントロールとバイオマスの凝集
    5. バイオマスの凝集によるトラブル例
    6. デンプン系とリグノセルロース系の比較
  5. ライスレジンにおける取り組み例
    1. ライスレジンとは
    2. 利活用するときのポイントと留意点
    3. 環境への影響やリサイクル性と安全性
    4. 生分解性複合材料を含む最新の取り組み例
    5. 国内外における今後の展望

講師

  • 坂口 和久
    株式会社バイオマスレジンホールディングス
    執行役員 CTO

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/14 熱可塑性エラストマー (TPE) の基礎と生分解性TPEの開発 オンライン
2024/5/20 廃プラスチックの最新リサイクル技術の動向 オンライン
2024/5/21 再生可能エネルギー源としての木質系バイオマス利用の道標 東京都 会場・オンライン
2024/5/27 木質バイオマスの基礎知識から利活用の課題、最新動向と展望 オンライン
2024/5/27 熱可塑性エラストマー (TPE) の基礎と生分解性TPEの開発 オンライン
2024/5/29 次世代バイオプラスチックの台頭と破壊的イノベーションのすすめ オンライン
2024/5/30 プラスチックの高度マテリアルリサイクルと高度成形プロセス オンライン
2024/5/31 木質バイオマスの基礎知識から利活用の課題、最新動向と展望 オンライン
2024/6/4 バイオマスプラスチック/生分解性プラスチックの開発動向と海洋分解を含めた将来展望 大阪府 会場・オンライン
2024/6/12 可食から非可食バイオマス原料への転換が進む次世代バイオプラスチックの最新開発動向 オンライン
2024/6/14 微細藻類・海洋微生物の燃料・素材等への応用と最新動向 オンライン
2024/6/21 微細藻類・海洋微生物の燃料・素材等への応用と最新動向 オンライン
2024/7/5 サーキュラーエコノミーが目指す持続可能な社会におけるプラスチックの使い方 オンライン

関連する出版物