技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

多様な行動情報から人間の性格・スキル・認知状態などの内面を推定する社会的信号処理技術

多様な行動情報から人間の性格・スキル・認知状態などの内面を推定する社会的信号処理技術

~音声・言語・画像・生体データの融合と少量データからの機械学習・マルチモーダル機械学習技術~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、社会的信号処理の根幹となる、カメラ・マイク・生体センサといった複数のセンサから取得されるマルチモーダル時系列データより、多様な人間の内面状態を自動推定するためのマルチモーダル情報処理・機械学習技術を体系的に解説いたします。

開催日

  • 2024年3月18日(月) 11時00分 17時00分

プログラム

 性格、感情、認知状態、社会的コミュニケーションスキルといった人間の内面は、行動・言語といったマルチモーダル情報として観測されることが社会学・心理学・認知科学等の知見として得られている。 マルチモーダル情報より多様な内面状態を推定・生成する技術は「社会的信号処理 (Social Signal Processing) 」と呼ばれている。
 本講義では社会的信号処理の根幹となる、カメラ・マイク・生体センサといった複数のセンサから取得されるマルチモーダル時系列データより、多様な人間の内面状態を自動推定するためのマルチモーダル情報処理・機械学習技術を体系的に解説する。また社会的信号処理の応用として、「対話中の感情認識」、「プレゼンテーション・対人コミュニケーションスキルの推定」、「運転行動情報に基づく認知機能の推定」、「日常行動計測に基づく認知症傾向の推定」、「マルチモーダル対話ロボット」といった幅広い事例を紹介する。

  1. マルチモーダル社会的信号処理の導入
  2. マルチモーダル社会的信号処理のための理論
    1. 社会言語学の知見
    2. 社会心理学の知見
    3. 社会的信号処理に用いるマルチモーダル情報処理のための基礎
      1. 音声情報処理
      2. 画像情報処理
      3. 言語情報処理
      4. 生体情報,その他のセンサ情報処理
    4. 社会的信号処理のためのAI技術
      1. 機械学習
  3. 分類・回帰学習
  4. 転移学習、半教師付き学習、弱教師付き学習
    1. マルチモーダル機械学習
    1. 社会的信号処理モデルの構築方法
      1. データコーパスの収集
      2. 心理学の知見を利用した正解ラベルデータの作成方法
      3. 入力モダリティの選定
      4. マルチモーダル特徴量の抽出
      5. マルチモーダル情報の機械学習・評価
    2. 社会的信号処理の応用実例
      1. マルチメディアコンテンツ解析
      2. マルチモーダル感情認識
        1. 生体信号処理に基づく認識
        2. 対話ロボットとの対話満足度の認識
        3. 外部言語知識を利用した感情に紐づく情報の拡張
        4. 複数のコーパスを用いた感情認識習
      3. コミュニケーション・プレゼンテーション能力の推定
      4. 運転行動データに基づく認知機能の推定
      5. 行動情報に基づくストレス推定
      6. 行動データに基づく認知症傾向の推定
      7. マルチモーダル会話ロボット
      8. ユーザの内的状態推定に基づくロボットの会話戦略
      9. ユーザの面接対話スキル判定機能を備えた就職面接訓練エージェントシステム

講師

  • 岡田 将吾
    北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 情報科学系
    准教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 49,000円 (税別) / 53,900円 (税込)
1口
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込) (3名まで受講可)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/17 AI関連発明の出願戦略と生成AIの知財制度上の留意点 オンライン
2024/6/18 機械学習/AIによる特許調査の高度化で実践するスマート特許戦略 オンライン
2024/6/18 Pythonではじめる機械学習入門講座 オンライン
2024/6/19 実験自動化によるR&Dの高速化と再現性向上 オンライン
2024/6/19 機械学習を用いた画像認識技術の基礎とその応用 オンライン
2024/6/19 アナログとディジタルのフーリエ変換と信号処理 オンライン
2024/6/19 外観検査自動化に向けた画像処理・AI技術活用の課題と導入のポイント オンライン
2024/6/20 ISO 13485:2016対応に必須の医療機器プロセスバリデーション (進め方、統計的手法とそのサンプルサイズ) オンライン
2024/6/24 外観検査の自動化の進め方と画像データ取得およびAIによる検査のポイント オンライン
2024/6/24 小規模データに対する機械学習の効果的適用法 オンライン
2024/6/24 計測インフォマティクスの基礎とスペクトルデータ解析への応用 オンライン
2024/6/25 ミリ波・マイクロ波レーダによる非接触生体センシング技術 オンライン
2024/6/26 生体計測による感情推定技術と応用事例 オンライン
2024/6/26 少ないデータに対する機械学習の適用と学習結果の評価技術 オンライン
2024/7/1 ISO 13485:2016対応に必須の医療機器プロセスバリデーション (進め方、統計的手法とそのサンプルサイズ) オンライン
2024/7/5 小規模データに対する機械学習の効果的適用法 オンライン
2024/7/5 手触り感・触覚認知のメカニズムと触感評価ノウハウおよび材料・商品開発への落とし込み オンライン
2024/7/8 ディープラーニングと機械学習プロジェクトの進め方 オンライン
2024/7/8 生成AI、LLM (大規模言語モデル) の選び方と使い方 オンライン
2024/7/9 画像認識技術を用いたAI外観検査の現場導入事例と精度向上技術 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/4/30 生体センシング技術の開発とヘルスケア、遠隔診断への応用
2024/4/8 画像認識技術・システム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/8 画像認識技術・システム 技術開発実態分析調査報告書
2024/3/4 対話型生成AI (人工知能) 利活用技術 技術開発実態分析調査報告書
2024/3/4 対話型生成AI (人工知能) 利活用技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2021/10/25 AIプロセッサー (CD-ROM版)
2021/10/25 AIプロセッサー
2021/7/30 マテリアルズインフォマティクスのためのデータ作成とその解析、応用事例
2021/7/14 AIビジネスのブレークスルーと規制強化
2021/6/30 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明
2021/6/28 AI・MI・計算科学を活用した蓄電池研究開発動向
2020/8/11 化学・素材業界におけるデジタルトランスフォーメーションの最新調査レポート
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2020/3/26 ビッグデータ・AIの利活用に伴う法的留意点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2019/1/31 センサフュージョン技術の開発と応用事例
2018/6/30 ヒトの感性に訴える製品開発とその評価