技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

化粧品・医薬部外品の実務者のための微生物汚染対策の基礎知識

化粧品・医薬部外品の実務者のための微生物汚染対策の基礎知識

~一次・二次汚染ごとの対策と防腐剤・殺菌剤使用の留意点 / 原料・設備・作業環境・作業員・容器汚染等、様々な要因が絡む微生物による汚染対策 / GMP要求に基づく異物汚染対策など~
オンライン 開催

視聴期間は2024年2月8日〜22日を予定しております。
お申し込みは2024年2月8日まで承ります。

概要

本セミナーでは、化粧品・医薬部外品の製造において品質保証の核となる微生物制御について取り上げ、微生物制御に関する総合的な対策、ソフト対策、ハード対策、微生物汚染に関するリスクアセスメントについて詳解いたします。

開催日

  • 2024年2月8日(木) 13時00分 2024年2月22日(木) 16時30分

修得知識

  • 微生物制御に関する総合的な対策
  • 微生物汚染に関するソフト対策
  • 微生物汚染に関するハード対策
  • 微生物汚染に関するリスクアセスメント

プログラム

 化粧品を安心して使用して頂くためには、微生物汚染に対する対策が重要な事項の一つとなっています。しかしながら、化粧品は必ずしも無菌性の要求はないため適正な防腐剤・殺菌剤の使用による静菌および積極的に微生物を死滅させる殺菌の技術により安全・安心の製品を提供することが求められています。ただし、保証体制については間違った解釈がされていることが散見され、さらに、微生物制御というと防腐剤・殺菌剤の配合に焦点が集約しがちで、製品で微生物が検出された場合には単に防腐剤を増量する等が行われる事例を目にします。しかし、本来はGMP体制を始めとする生産工程全体に対する微生物汚染のリスクの認識とその対策が先ずは重要です。
 そこで、今回、微生物汚染対策について総合的に整理し、本講習では防腐剤を配合しているのにも関わらずなぜ防腐力が十分でないのか、その要因についてなど、実務者を対象として基礎的な考え方を習得して頂くことを目指します。

  1. 微生物保証に関する規制
    1. 微生物保証に関する法的要求
    2. 微生物保証に関する工業会のガイドライン
    3. 微生物保証に関する試験法の注意点
    4. 海外各国の微生物保証に関する要求状況
    5. 理想的な防腐剤・殺菌剤の要求について
  2. 微生物汚染による化粧品製品への影響について
    1. 各製品の代表的な汚染菌
    2. 微生物汚染による製品への影響について
    3. 一次汚染と二次汚染と対策の基本
    4. 一次汚染の発生要因と防止対策
      1. 原料・材料
      2. 使用する水
      3. 処方設計
      4. 製造工程
      5. 充填・包装作業
      6. 生産環境
      7. 作業員
      8. 保存方法
    5. 二次汚染の発生要因とその対策について
    6. 化粧品製品の3年間保証について
  3. 防腐力に影響を与える因子について
    1. pHによる影響
    2. 界面活性剤との相互作用について
    3. アルコール・グリコール濃度と防腐力について
    4. 粉体、高分子、樹脂材質による防腐力低下について
  4. 使用時の汚染に対する容器設計の対策
    1. 二次汚染防止対策に関する容器設計の基礎的な考え方
    2. 使用時の注意に関する情報提供について
  5. 生産工程で使用する殺菌剤および殺菌装置 (事例)
    1. 次亜塩素酸水
    2. 光殺菌
    3. 加熱殺菌
    4. エチレンガス殺菌
  6. GMP要求に基づく異物汚染対策について
  7. 防腐剤・殺菌剤使用の留意点
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 32,400円 (税別) / 35,640円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 32,400円(税別) / 35,640円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2024年2月8日〜22日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は印刷・送付いたします。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/7 化粧品主要国成分規制と広告規制及び輸出入の留意点 オンライン
2024/5/9 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/5/9 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/5/9 滅菌バリデーションの深堀と見落としがちな滅菌バリデーションの留意点、最新米国FDA等EO環境問題と代替滅菌プログラム動向、無菌性保証とパラメトリックリリース (PIC/S ANNEX17) とその推奨 オンライン
2024/5/9 滅菌の基礎と滅菌バリデーション入門 オンライン
2024/5/16 化粧品の防腐処方設計と保存効力試験実施のポイント オンライン
2024/5/17 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2024/5/20 滅菌バリデーションの深堀と見落としがちな滅菌バリデーションの留意点、最新米国FDA等EO環境問題と代替滅菌プログラム動向、無菌性保証とパラメトリックリリース (PIC/S ANNEX17) とその推奨 オンライン
2024/5/22 ISO11135要求を満足するEOG滅菌バリデーションの実務の具体的ポイント オンライン
2024/5/23 化粧品における薬機法・景品表示法・公正競争規約の留意点 オンライン
2024/5/24 UV硬化とEB硬化の基礎と技術比較および応用技術 オンライン
2024/5/24 ASEAN・台湾の最新化粧品申請制度解説 オンライン
2024/5/24 化粧品・医薬部外品・洗剤・雑貨商品開発のための効率的なデータ管理 オンライン
2024/5/29 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2024/5/29 化粧品の防腐処方設計と保存効力試験実施のポイント オンライン
2024/5/29 高品質化に向けた乳化・分散・溶解・攪拌技術の基礎および化粧品・皮膚外用剤への応用 オンライン
2024/5/30 再生医療等製品/細胞加工製品の製造・QC担当者のためのGCTP入門 オンライン
2024/5/30 微生物による二酸化炭素固定、カーボンリサイクルの現状と将来展望 オンライン
2024/5/30 化粧品をめぐる日本と海外の規制と動向 オンライン
2024/5/31 微生物の分離・培養・同定の基礎&実践講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/4/26 微生物、動物/植物細胞を培養するバイオリアクター:設計とスケールアップの基礎
2022/11/30 バイオプロセスを用いた有用性物質生産技術
2022/7/22 微生物の取り扱いと微生物管理に関わる試験法
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/3/31 抗菌・抗ウイルス性能の材料への付与、加工技術と評価
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2017/5/31 スキンケア化粧品の官能評価ハンドブック
2016/9/9 抗菌剤・抗カビ剤・抗ウイルス剤の基礎と応用
2014/10/27 化粧品に求められる使用感の共有と感性価値の数値化・定量化
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/5/30 コンタクトレンズ用洗浄・殺菌消毒剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/5/30 コンタクトレンズ用洗浄・殺菌消毒剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/15 美容液・化粧水 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/15 美容液・化粧水 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2013/8/28 化粧品・医薬部外品およびその原料の安全性評価と規格・試験法設定
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/7/4 薬事法・景品表示法 実践 戦略パック
2012/5/25 化粧品13社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)