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有機ELに関する部材開発、発光効率および耐久性向上、今後の展望

有機ELに関する部材開発、発光効率および耐久性向上、今後の展望

~車載ディスプレイ用有機EL、照明、美容、医療などの新しい用途 / 高輝度化 、水分バリア 、フレキシブル対応封止 、高速応答性等、課題とその解決法~
オンライン 開催

開催日

  • 2023年12月13日(水) 10時00分 17時00分

プログラム

第1部 有機ELディスプレイの動向と今後の産業展望

(2023年12月13日 10:00〜11:00)

 新しい発展段階を迎えた有機ELディスプレイに関して、パネル・材料・部材・製造装置メーカ向けに、小型と大型のディスプレイの製造技術と材料の動向や課題、今後のマイクロOLEDや車載用・IT用への導入のための課題や材料・プロセス開発状況・サプライチェーンについても解説する。

  1. 先端ディスプレーパネルのアプリケーション、市場規模予測、材料動向
    1. ディスプレイの全体動向
    2. スマートフォンと中型向けの市場と投資
    3. テレビ・広告向けの市場と投資
    4. 自動車向けの市場と投資
    5. AR/VR向けの市場と産業動向
  2. OLEDパネルの動向、開発戦略、材料動向
    1. AM-OLED
    2. WOLED、QD-OLED
    3. マイクロOLED
    • 質疑応答

第2部 導電性高分子の概況、有機ELディスプレイへの応用

(2023年12月13日 11:05〜11:55)

 導電性高分子は導電性塗料のみならず固体電解キャパシタの陰極材料として使用され、それらの性能向上に多大な貢献を果たしてきた。また有機ELディスプレイの大型化ならびに低価格化を可能にする基幹材料として注目されている。ここではその詳細について解説する。

  1. 導電性高分子の基礎
    1. π共役導電性高分子の歴史
    2. π共役導電性高分子の種類
    3. 導電性高分子に電気が流れる理由
    4. 導電性高分子の機能と応用例
    5. 導電性高分子の作製方法の一例
    6. 導電性高分子の評価方法の一例
  2. 導電性高分子を応用した電子デバイス
    1. 導電性高分子アルミ固体電解キャパシタの作製
    2. 導電性高分子タンタル固体電解キャパシタの作製
    3. 導電性高分子キャパシタの特長
    4. 導電性高分子キャパシタの産業貢献
    5. 今後導電性高分子の応用が期待される電子・エネルギーデバイス
  3. 有機ELディスプレイの概要
    1. 有機ELディスプレイの構造
    2. 有機ELディスプレイの特長
    3. 検討されている有機EL発光材料
    4. 低分子有機EL発光材料の実用化が先行
    5. 有機ELディスプレイ素材の市場規模
  4. 高分子発光材料を用いた有機ELディスプレイ
    1. 高分子有機ELディスプレイの作製方法
    2. 高分子有機ELディスプレイの特長
    3. 高分子有機ELディスプレイの将来展望
  5. まとめ
    • 質疑応答

第3部 有機EL用封止材について

(2023年12月13日 12:35〜13:20)

  1. 封止材へのバリア性付与について
  2. 実装での封止性能について
  3. フレキシブル有機ELの封止方式について
  4. ダム&フィル封止について
  5. 液状材料を用いた全面封止について
  6. PSAフィルムを用いた封止について
  7. 薄膜封止について
    • 質疑応答

第4部 有機EL用乾燥剤について

(2023年12月13日 13:30〜14:15)

  1. ダークスポットの拡大・成長
  2. シート状乾燥材「HG-SHEET」の要求特性、構造、供給形態
  3. 粘着テープの特徴
  4. ペースト状乾燥材の開発
  5. 吸湿防止対策
    1. 製造環境
    2. 包装材料
    • 質疑応答

第5部 有機EL光取り出し向上に向けたナノインプリント手法による微細転写成形

(2023年12月13日 14:25〜15:10)

  1. ナノインプリント技術
  2. 高輝度化
  3. 内部量子効率と外部量子効率の向上
  4. サファイア基板へのナノインプリント
  5. フィルムタイプの樹脂モールド (フィルムモールド) の作製
  6. 微細パターン形成
    • 質疑応答

第6部 有機ELにおける燐光材料の 高性能化と今後の展望

(2023年12月13日 15:20〜16:05)

  1. 燐光発光とは
  2. 金属含有型燐光材料
  3. イリジウム (III) 錯体
    1. 立体構造
    2. 合成方法
    3. 発光波長の調整
  4. レニウム錯体、オスミウム錯体
  5. 燐光発光用ホスト材料
    • 質疑応答

第7部 TADF素子中の正孔電流の挙動と電子電流の評価

(2023年12月13日 16:15〜17:00)

  1. 正孔輸送材料について
    1. 正孔輸送材料の種類
    2. ガラス転移点と他の物理量との相関性
  2. 正孔注入材料について
  3. TADF素子とその正孔電流の挙動について
  4. TADF素子中の正孔電流の挙動と電子電流の評価
    • 質疑応答

講師

  • 服部 寿
    分析工房 株式会社 照明・ディスプレイ事業部
    シニアパートナー
  • 工藤 康夫
    工藤技術コンサルタント事務所
    代表
  • 若林 明伸
    株式会社MORESCO 有機デバイス材料開発部 デバイス材料事業部
    担当課長
  • 大橋 裕樹
    ダイニック株式会社 滋賀工場 滋賀第1技術グループ
  • 小久保 光典​
    芝浦機械 株式会社 R&Dセンター 研究開発部
    常務執行役員, 研究開発部長
  • 飯田 宏一朗
    三菱ケミカル株式会社 Science & Innovation Center Organic Materials Laboratory 有機A Gr
  • 森 竜雄
    愛知工業大学 工学部 電気学科
    教授

主催

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    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
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