技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

グリーン水素製造に向けた高効率な水電解電極開発最前線

グリーン水素製造に向けた高効率な水電解電極開発最前線

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、水電解における水素・酸素発生電極触媒の性能評価、設計、機能向上に向けた取り組みを紹介し、原理的な理解に基づく性能上限を議論いたします。
その上で、課題解決に求められる要点を基礎科学技術の観点から議論し、さらに軽度処理海水や自然淡水を使った再生可能エネルギー水電解施設に活用できるシステム創出による社会的波及効果と、水電解技術そのものの将来性を展望いたします。

開催日

  • 2023年12月6日(水) 13時30分 16時30分

受講対象者

  • 水電解による水素製造の技術開発に関わっている方
  • 水電解電極の化学反応プロセスに関心のある方
  • 水電解電極材料開発と探索に関心のある方

修得知識

  • 水電解反応のエネルギー収支に関する基礎知識
  • 水電解電極における電気化学反応の振動分光と生成物分析評価法
  • 水電解における電気化学反応の基礎、熱力学、反応速度論
  • 水電解電極材料開発における実験と理論、情報化学の連携

プログラム

 次世代グリーン水素製造においては、液性pHが中性付近で稼働可能な水電解触媒電極が求められている。その目的達成には、適切な触媒材料の探索に加えて、原理限界を意識した新たな研究開発が必要となってくる。
 本講演では、水電解における水素・酸素発生電極触媒の性能評価、設計、機能向上に向けた取り組みを紹介し、原理的な理解に基づく性能上限を議論する。その上で課題解決に求められる要点を基礎科学技術の観点から議論する。さらに軽度処理海水や自然淡水を使った再生可能エネルギー水電解施設に活用できるシステム創出による社会的波及効果と、水電解技術そのものの将来性を展望する。

  1. ゼロ炭素社会に向けたグリーン水素製造について
    1. 水素エネルギーの需要・必要性
    2. グリーン・ニューディールに向けた国内外の取組
  2. 水電解技術を用いたグリーン水素製造について
    1. 水電解システムとは
    2. 水電解のエネルギー収支
    3. 水電解電極における水素・酸素発生反応の特性評価
    4. 水電解電極における分子プロセス評価と制御
    5. 水電解電極触媒の材料・組成・構造の設計・評価・ 制御
    6. 電解質とセパレーターの評価・制御
    7. 水電解技術開発におけるデータサイ エンスの役割
  3. 高効率水電解技術開発の最新動向
    1. 水電解電極材料の開発最前線
    2. 水素製造技術の世界動向
    3. 水素有効活用に向けた課題
    4. 水電解技術を利用した新エネルギー物質製造
  4. 今後の期待

講師

  • 村越 敬
    北海道大学 大学院 理学研究院 化学部門
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)
複数名
: 18,000円 (税別) / 19,800円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名様以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 18,000円(税別) / 19,800円(税込)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 54,000円(税別) / 59,400円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/9 バイポーラ型リチウムイオン電池の構造・材料の基礎と技術動向 オンライン
2025/4/10 水素・燃料電池の基本からアプリケーションまで オンライン
2025/4/11 金属材料の水素脆性の基礎 オンライン
2025/4/14 工業触媒の基礎とスケールアップ技術および触媒劣化対策 オンライン
2025/4/15 固体酸化物形電解セル (SOEC) の原理・開発現状・将来展望 オンライン
2025/4/18 車載用電池事業の政策と事業競争力および次世代電池に関する展望 オンライン
2025/4/21 電池バインダーの設計、技術動向と電極製造技術 オンライン
2025/4/21 固体酸化物形電解セル (SOEC) の原理・開発現状・将来展望 オンライン
2025/4/21 産業分野の排熱回収技術とバイナリー発電 オンライン
2025/4/22 水素吸蔵材料の基礎と様々な水素貯蔵材料とその応用 オンライン
2025/4/25 リチウムイオン電池用導電助剤の開発動向と分散、活用技術 オンライン
2025/4/25 フレキシブル熱電変換デバイスの基礎と最新技術動向 オンライン
2025/4/25 工業触媒の基礎とスケールアップ技術および触媒劣化対策 オンライン
2025/4/25 海洋バイオマスを利用したCO2削減・利活用の研究動向、課題と今後の展望 オンライン
2025/4/28 水素吸蔵材料の基礎と様々な水素貯蔵材料とその応用 オンライン
2025/5/7 フレキシブル熱電変換デバイスの基礎と最新技術動向 オンライン
2025/5/13 CO2を利用した化学品製造の技術体系・世界動向と触媒技術の最前線 オンライン
2025/5/13 LIB製造における塗工・乾燥のコツ、ドライ方式の最新動向 オンライン
2025/5/15 全固体電池に関する試験評価、構造解析の進め方 オンライン
2025/5/16 汎用リチウムイオン電池の特性・健全度 (劣化度) ・寿命の評価手法の詳細 オンライン

関連する出版物