技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

次世代ディスプレイ・デバイスの市場・技術最新動向

次世代ディスプレイ・デバイスの市場・技術最新動向

~TV用OLED、スマホ用OLEDの構造、画質の技術解析 / AR・VR機器光学系の進化・シリコンディスプレイ (OLEDoS、LEDoS) に関する市場・技術動向~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、まず、CES 2023展示されたTV用OLED (QD-OLED、WOLED) 、iPhone 14 Pro MaxやGalaxy Z Fold4に搭載されたスマホ用OLED、に関する構造や画質を技術解析いたします。
さらに、AR・VR機器の光学系の進化から、搭載されるシリコンディスプレイ (OLEDoS、LEDoS) に関する市場・技術動向を含めて解説いたします。

開催日

  • 2023年9月8日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • ディスプレイパネル、材料、製造装置に関連のある技術者や営業・開発企画の担当者

修得知識

  • 最新のフラットパネルディスプレイの技術、市場動向
  • スマートフォン、TV、AR・VRの映像機器とディスプレイの技術関連性
  • 最新のフラットパネルディスプレイの性能比較
  • 最新フラットパネル、OLEDの材料の重要点
  • OLEDoS、LEDoS新技術の最新学会、特許情報
  • ディスプレイパネルメーカの技術やその動向

プログラム

 2023年1月開催の国際展示会「CES2023」を見ると、OLEDを使用したTV用ディスプレイ機器のピーク輝度が飛躍的に向上した。性能向上の中心は韓国Samsung Display (SDC) が昨年製品化した量子ドットOLED (QD-OLED) を超効率材料による第2世代技術と、マイクロレンズアレイ (MLA) を搭載したLG Display (LGD) の白色OLED (WOLED) の第3世代技術による。ピーク輝度は両技術の競い合いで2000nitsに到達した。これらOLED輝度が向上した背景には、タブレット、ノートパソコン、そしてテレビ用途に採用されている新技術「ミニLEDバックライト (Mini-LED BL) 」、「マイクロLEDディスプレイ (μLED) 」技術への対抗の意味がある。
 一方、スマホ用OLEDディスプレイでは昨年発売のiPhone 14 Pro Maxがセンサー感知で2000nitsの高輝度化、フォルダブルスマホGalaxy Z Fold4はCOE (Color filter On Encapsulation) のECO OLED Plus技術採用でその効率を改善している。さらに、メタバース時代到来対応のAR・VR機器ではシリコンディスプレイ (OLEDoS、LEDoS) の投資・開発熱が上っている。
 本セミナーでは、まず、CES 2023展示されたTV用OLED (QD-OLED、WOLED) 、iPhone 14 Pro MaxやGalaxy Z Fold4に搭載されたスマホ用OLED、に関する構造や画質を技術解析する。さらに、AR・VR機器の光学系の進化から、搭載されるシリコンディスプレイ (OLEDoS、LEDoS) に関する市場・技術動向含めての解説を行う。

  1. ディスプレイ・デバイスの構造と動作原理
    1. LCD、OLEDの構造と動作原理
      • LCD
      • RGB-OLED
      • 大型WOLED
    2. フォトルミ (PL) QD、QD-OLED、QD-ELの構造と動作原理
    3. マイクロLEDディスプレイの構造と動作原理
  2. CES2023に於けるディスプレイ搭載機器とディスプレイ・デバイスの戦国絵巻
    1. Mini-LED LCD、マイクロLED搭載機器トピックス
      • TV
      • モニター
      • ノート
    2. OLEDディスプレイ搭載機器トピックス
      • TV
      • モニター
      • ノート
    3. フレキシブルOLEDパネル、AR・VR機器トピックス
    4. ディスプレイ・デバイスの市場予測と戦国絵巻、進化の製品ライフサイクル
  3. CES2023の技術解説
    1. 三星ディスプレイのQD-OLED第2世代技術
    2. LGディスプレイのWOLED第3世代技術
    3. QD-OLED、WOLED採用TVセットのSide by Side光学特性技術
    4. 三星ディスプレイのHybrid (Fold+Slide) フレキシブルOLED技術
  4. フォルダブルGalaxy Z Fold4技術のOLED技術の解析
    1. Galaxy Z Fold4仕様、基本性能のまとめ
    2. 2021モデルFold3モデルのDisplayモジュール構造とFRP採用状況
    3. 2022年Fold4 Displayモジュール分解状況の解析と断面構造推定
    4. 比較:デジタイザーの無い最新Galaxy Z Flip4のDisplayモジュール構造
    5. Z Fold4搭載UDC (画面下カメラ) 技術の解析
    6. Z Fold4搭載Eco2 OLED Plus技術
    7. Z Fold4搭載Eco2 OLED Plus外光反射特性とその解析
  5. スマホ最高輝度到達iPhone 14 Pro MaxのOLED技術解析
    1. 製品仕様、OLED画素点灯写真
    2. Display関連新技術、Dynamic Island、Always-On Display
    3. 2,000nits越えピーク輝度を含むDisplay光学特性
    4. OLEDパネルの発光消費電力 (=効率) の調査と解析
  6. AR・VR機器への画像表示光学系、VR・AR機器光学系とその進化
    1. AR・VR機器の画像表示光学系の違い
    2. VR機器光学系とその進化
    3. AR機器光学系とその進化
    4. AR・VR機器用ディスプレイの市場動向
    5. OLEDoSディスプレイ技術
    6. LEDoSディスプレイ技術
  7. まとめ:2023年のディスプレイ輝度と進化の製品サイクル

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2022/12/22 マイクロLED/ミニLEDの最新動向・市場予測2022
2022/12/21 メタバースを支えるディスプレイおよび部材の動向
2022/6/17 2022年版 電子部品市場・技術の実態と将来展望
2022/4/6 Society 5.0 時代を切り開くデバイス・部材・製造装置
2021/12/10 2022年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望
2021/8/30 ディスプレイデバイスの世代交代と産業への衝撃
2021/6/30 VR/AR技術における感覚の提示、拡張技術と最新応用事例
2021/6/18 2021年版 電子部品・デバイス市場の実態と将来展望
2021/4/30 次世代ディスプレイと非接触デバイス
2021/3/31 スマートウィンドウの進化と実用化
2020/12/11 2021年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望
2020/10/29 最新ディスプレイ技術トレンド 2020
2020/10/21 AR/VR/MRマイクロディスプレイ世界の最新業界レポート
2020/7/29 フラットパネルディスプレイ (FPD) を支える高機能材料と製造装置
2020/7/17 2020年版 電子部品・デバイス市場の実態と将来展望
2019/10/30 最新ディスプレイ技術トレンド 2019 (ebook)
2019/7/19 2019年版 電子部品・デバイス市場の実態と将来展望
2018/10/5 車載用デバイスと構成部材の最新技術動向
2018/10/5 コネクティッド社会へ向けたディスプレイおよび高信頼性化技術の最新動向
2018/7/12 スマートウィンドウの基礎と応用