技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

多様な行動情報から人間の性格・スキル・認知状態などの内面を推定する社会的信号処理技術

多様な行動情報から人間の性格・スキル・認知状態などの内面を推定する社会的信号処理技術

~音声・言語・画像・生体データの融合と少量データからの機械学習・マルチモーダル機械学習技術~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、社会的信号処理の根幹となる、カメラ・マイク・生体センサといった複数のセンサから取得されるマルチモーダル時系列データより、多様な人間の内面状態を自動推定するためのマルチモーダル情報処理・機械学習技術を体系的に解説いたします。

開催日

  • 2023年9月8日(金) 11時00分 17時00分

プログラム

 性格、感情、認知状態、社会的コミュニケーションスキルといった人間の内面は、行動・言語といったマルチモーダル情報として観測されることが社会学・心理学・認知科学等の知見として得られている。 マルチモーダル情報より多様な内面状態を推定・生成する技術は「社会的信号処理 (Social Signal Processing) 」と呼ばれている。
 本講義では社会的信号処理の根幹となる、カメラ・マイク・生体センサといった複数のセンサから取得されるマルチモーダル時系列データより、多様な人間の内面状態を自動推定するためのマルチモーダル情報処理・機械学習技術を体系的に解説する。また社会的信号処理の応用として、「対話中の感情認識」、「プレゼンテーション・対人コミュニケーションスキルの推定」、「運転行動情報に基づく認知機能の推定」、「日常行動計測に基づく認知症傾向の推定」、「マルチモーダル対話ロボット」といった幅広い事例を紹介する。

  1. マルチモーダル社会的信号処理の導入
  2. マルチモーダル社会的信号処理のための理論
    1. 社会言語学の知見
    2. 社会心理学の知見
    3. 社会的信号処理に用いるマルチモーダル情報処理のための基礎
      1. 音声情報処理
      2. 画像情報処理
      3. 言語情報処理
      4. 生体情報,その他のセンサ情報処理
    4. 社会的信号処理のためのAI技術
      1. 機械学習
  3. 分類・回帰学習
  4. 転移学習、半教師付き学習、弱教師付き学習
    1. マルチモーダル機械学習
    1. 社会的信号処理モデルの構築方法
      1. データコーパスの収集
      2. 心理学の知見を利用した正解ラベルデータの作成方法
      3. 入力モダリティの選定
      4. マルチモーダル特徴量の抽出
      5. マルチモーダル情報の機械学習・評価
    2. 社会的信号処理の応用実例
      1. マルチメディアコンテンツ解析
      2. マルチモーダル感情認識
        1. 生体信号処理に基づく認識
        2. 対話ロボットとの対話満足度の認識
        3. 外部言語知識を利用した感情に紐づく情報の拡張
        4. 複数のコーパスを用いた感情認識習
      3. コミュニケーション・プレゼンテーション能力の推定
      4. 運転行動データに基づく認知機能の推定
      5. 行動情報に基づくストレス推定
      6. 行動データに基づく認知症傾向の推定
      7. マルチモーダル会話ロボット
      8. ユーザの内的状態推定に基づくロボットの会話戦略
      9. ユーザの面接対話スキル判定機能を備えた就職面接訓練エージェントシステム

講師

  • 岡田 将吾
    北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 情報科学系
    准教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,000円 (税別) / 51,700円 (税込)
1口
: 57,000円 (税別) / 62,700円 (税込) (3名まで受講可)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/7 少数データ、データ不足における機械学習適用の問題解決方法とその戦略 オンライン
2025/1/14 自然言語処理を活用した研究開発、材料分野への適応事例 オンライン
2025/1/14 画像認識技術を用いたAI外観検査の現場導入事例と精度向上技術 オンライン
2025/1/15 Python実践データ分析/機械学習 オンライン
2025/1/17 触感・触り心地のメカニズムとその測定評価、製品設計や各種応用技術 オンライン
2025/1/20 ベイズ最適化を活用した実験の効率化と開発期間短縮 オンライン
2025/1/20 Pythonを用いてコンピュータビジョンの理論と実践を学ぶ オンライン
2025/1/21 システム同定による制御のためのモデリング オンライン
2025/1/22 ベイズ推定を用いたデータ解析 オンライン
2025/1/23 時系列データ分析 入門 オンライン
2025/1/24 着実にステップアップできる多変量解析講座 オンライン
2025/1/27 感性・感情・印象の評価・定量化・モデル化への挑戦 オンライン
2025/1/28 AI外観検査 (画像認識) のはじめ方、すすめ方、精度向上への考え方 オンライン
2025/1/29 特許分析における生成AI/ChatGPT活用と競合他社の弱みの見つけ方 オンライン
2025/1/29 Python実践データ分析/機械学習 オンライン
2025/1/30 マテリアルズ・インフォマティクスの基礎と実践 オンライン
2025/1/30 テラヘルツ波デバイスの基礎と産業応用への新展開 オンライン
2025/2/4 カルマンフィルタの実践 オンライン
2025/2/4 ベイズ推定を用いたデータ解析 オンライン
2025/2/6 Python を用いたスペクトルデータ解析 (前編・後編) オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/5/31 脳波計測・解析の実用ハンドブック
2024/4/30 生体センシング技術の開発とヘルスケア、遠隔診断への応用
2024/4/8 画像認識技術・システム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/8 画像認識技術・システム 技術開発実態分析調査報告書
2024/3/4 対話型生成AI (人工知能) 利活用技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/3/4 対話型生成AI (人工知能) 利活用技術 技術開発実態分析調査報告書
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2021/10/25 AIプロセッサー
2021/10/25 AIプロセッサー (CD-ROM版)
2021/7/30 マテリアルズインフォマティクスのためのデータ作成とその解析、応用事例
2021/7/14 AIビジネスのブレークスルーと規制強化
2021/6/30 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明
2021/6/28 AI・MI・計算科学を活用した蓄電池研究開発動向
2020/8/11 化学・素材業界におけるデジタルトランスフォーメーションの最新調査レポート
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2020/3/26 ビッグデータ・AIの利活用に伴う法的留意点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2019/1/31 センサフュージョン技術の開発と応用事例