技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

分散剤の種類、特性、選択と配合設計技術

分散剤の種類、特性、選択と配合設計技術

~有機溶剤系・水性系における分散剤の選び方、使い方 / 粒子分散の基本的なメカニズム / 分散剤の種類・構造と働き / 分散剤の配合添加のコツとポイント~
オンライン 開催

このセミナーは2022年6月に開催したセミナーのオンラインセミナー:オンデマンド配信です。
オンラインセミナーは、お申し込み日より10営業日間、動画をご視聴いただけます。
お申込は、2023年4月27日まで受け付けいたします。
(収録日:2022年6月24日 ※映像時間:約3時間8分)

概要

本セミナーでは、微粒子分散の基本的な考え方から、理論による理解、分散剤の使いこなし、溶剤系・水性系における配合設計・豊富な事例まで解説いたします。

開催日

  • 2023年4月27日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 微粒子・粉体を扱う技術者、開発者、研究者
    • 医薬品
    • 食品
    • 化粧品
    • セラミックス
    • 印刷 (インク・塗料・トナー)
    • 肥料
    • 化学原料
    • 電子材料
    • 金属材料
    • 電池材料
    • 粉末治金 など
  • 微粒子・粉体を扱う入門者、初心者、これから粉体を扱う方
  • 微粒子・粉体で課題を抱えている方

修得知識

  • 粒子分散の基本とメカニズム
  • 分散剤の種類と働き
  • 分散剤の配合・添加のコツとポイント

プログラム

 粒子分散液の製造・配合設計では適切に分散剤を選択し、使用することがキーポイントになることが多い。
 本講では、まず粒子分散の基本的なメカニズムを説明し、分散剤がどのような目的で、なぜ必要かを説明する。次に、現在分散剤として使用されている界面活性剤や高分子分散剤について、最近上市されたリビングラジカル重合法等のコントロール重合法によって合成されたものも含め、その構造や合成法、特徴について、各論的に説明する。最後に、実際に粒子分散液の配合設計をする際の手順や分散剤の評価・制定法、分散配合の具体例を示す。

  1. 粒子分散過程と分散剤の働き
    1. 粒子分散の単位過程 – 濡れ・機械的解砕・分散安定化 –
    2. 有機溶剤系と水性系での分散配合設計の要点
    3. 分散剤の働き
  2. 分散剤の種類
    1. 界面活性剤概論
      1. 界面活性剤の基本構造 (親水部と疎水部)
      2. 粒子分散に影響する因子
      3. 臨界ミセル濃度
      4. 曇点
      5. HLB (Hydrophile-Lipophile Balance) と水性系顔料分散への適用例
    2. 高分子分散剤の分子設計
      1. アンカー部と溶媒和部
      2. アンカー分布と粒子分散性
      3. 高分子分散剤の種類
        • ホモポリマー型
        • ランダム型
        • ブロック型
    3. よく使用されるホモポリマー型・ランダム型高分子分散剤
      1. ポリビニルアルコール (PVA)
      2. ポリアルキレンオキサイド
      3. ポリビニルピロリドン (PVP)
      4. ポリエチレンイミン (PEI)
      5. スチレン-マレイン酸共重合体 (SMA) 系分散剤
      6. アンカー官能基を持つバインダー樹脂の例
    4. ブロック型高分子分散剤とその合成例
      1. 直鎖型とくし型分散剤
      2. Grafting through法とその例
      3. Grafting onto法とその例
    5. コントロール重合法で合成された高分子分散剤
      1. 分散剤の進化とコントロール重合法
      2. コントロール重合法で合成された高分子分散剤の例
  3. 分散剤を使う
    1. 分散剤選定までの流れ
      1. 分散剤マップの例
      2. 酸塩基性の評価法
      3. 溶解性・相溶性のチェック
    2. 分散剤の配合量の決定
      1. ブロック型高分子分散剤の配合量は粒子の表面積から
      2. ランダム型高分子分散剤の配合量はフローポイント法で
      3. 分散剤の構造〜配合量〜分散安定化性の一般的な関係
    3. シナージスト (顔料誘導体)
      1. シナージストとは
      2. シナージストの使い方
    4. 分散配合の具体例
      1. 有機溶剤型塗料における顔料分散配合の例
      2. 水性塗料における顔料分散配合の例
  4. まとめ、Q&A、参考書籍

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

オンデマンドセミナーの留意点

  • 申込み後、すぐに視聴可能なため、本セミナーのキャンセルは承りかねます。 予めご了承ください。
  • 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 3営業日後までに、メールをお送りいたします。
  • 視聴期間は申込日より10営業日の間です。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください
    • セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
    • サンプル動画が閲覧できるかを事前にご確認いただいたうえで、お申し込みください。
  • 本セミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/31 樹脂のレオロジー特性の考え方、成形加工時における流動解析の進め方 オンライン
2024/5/31 リチウムイオン電池電極スラリーの分散、混練技術とその最適化 オンライン
2024/6/3 高品質化に向けた乳化・分散・溶解・攪拌技術の基礎および化粧品・皮膚外用剤への応用 オンライン
2024/6/4 乳化・懸濁重合の反応機構と装置設計、重合反応の制御 オンライン
2024/6/5 顔料の分散安定化と使いこなし術 オンライン
2024/6/5 プラズマCVDによるナノ・微粒子材料の作製技術とプロセスモニタリング オンライン
2024/6/5 チクソ性 (チキソ性) の基礎と評価および活用方法 オンライン
2024/6/6 ナノカーボン材料 (カーボンナノチューブ・グラフェン) の分散技術・凝集制御における物理化学の基礎と分散状態の観察・評価 オンライン
2024/6/11 高分子複合材料のレオロジーとメカニズムに基づく材料設計 オンライン
2024/6/13 微粒子分散系のレオロジー オンライン
2024/6/14 溶解度パラメータ (3D, 4DSP値) の基礎と活用技術 オンライン
2024/6/14 粉体によるトラブルの実際と対策の実務 オンライン
2024/6/18 ナノカーボン材料 (カーボンナノチューブ・グラフェン) の分散技術・凝集制御における物理化学の基礎と分散状態の観察・評価 オンライン
2024/6/21 粉体の取り扱いとトラブル対策 オンライン
2024/6/25 粉体・粒子を密充填するための粒子径分布、粒子形状、表面状態の制御 オンライン
2024/6/26 レオロジーの基本 東京都 会場・オンライン
2024/6/28 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン
2024/7/9 粉体・粒子を密充填するための粒子径分布、粒子形状、表面状態の制御 オンライン
2024/7/9 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン
2024/7/11 最適造粒・打錠プロセスの基礎と効率的なスケールアップならびにトラブル対策 東京都 会場・オンライン