技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

プラスチック類・電子機器類のリサイクル技術

プラスチック類・電子機器類のリサイクル技術

オンライン 開催

開催日

  • 2023年3月17日(金) 13時30分 16時30分

受講対象者

  • 人工 (廃棄物) ・天然 (鉱物) 資源の処理技術に関心のある方

修得知識

  • 各種プラスチック類のリサイクル技術の基礎と応用
  • 電子機器からのレアメタルを含む各種素材のリサイクル・除去技術の基礎と応用
  • リサイクルにおいて最重要の前処理である破砕・粉砕および物理選別技術の一般論
  • リサイクルプロセス全体の省エネルギーの可能性

プログラム

 廃プラスチック類を選別処理する目的は、主として、1 マテリアルリサイクル促進のための各プラスチック素材の高純度化、2 マテリアル・ケミカル・サーマルを含むほぼすべてのリサイクルのための不純物あるいはその処理に関する忌避成分の除去、3 塩素・臭素等の有害成分の除去、と考えてよいが、これらの目的を達成するための選別技術はほぼ共通である。本講演では、その各種選別技術について基礎理論と適用性について口述する。特に 2022年4月にプラ新法が施行され、その重要性はますます高まっている。
 また、廃電子機器類には貴金属・重金属・レアメタル等の各種有価金属とともにハロゲン等の製錬忌避成分も含まれており、前者を効率的に回収するためには後者の適切な除去も必要となる。本講演ではそうしたプロセスの技術開発の状況を各種国プロでの成果を中心に口述する。
 各種プラスチック類のリサイクル技術および電子機器からのレアメタルを含む各種素材のリサイクル・除去技術の基礎と応用が身に付きます。特に、本講では、リサイクルにおいて最重要の前処理である破砕・粉砕および物理選別技術の一般論と、それら技術の高度化によるプロセス全体の省エネルギーの可能性についても述べます。

  1. プラスチック類のリサイクル技術
    1. プラスチック類相互分離の必要性
    2. プラスチック類に適用可能な選別技術
      • 手選、比重選別、近赤外線選別、中赤外線選別、ラマン分光選別等の基本原理とそれぞれの適用性
    3. プラスチック中のハロゲン除去の重要性とそのプロセスの紹介
  2. 電子機器類のリサイクル技術
    1. 電子機器類からの銅・貴金属類の濃縮プロセス
      • 基板の焙焼によるハロゲン除去技術
      • 焙焼基板から各種素子の剥離技術
      • ボーズ基板中の銅・貴金属類の存在状態とその濃縮技術
    2. 電子機器類からのレアメタル (活性金属) 類の濃縮プロセス
      • 電子機器からの基板類の回収技術
      • 基板から各種素子の剥離技術
      • 各種素子の相互分離技術

講師

  • 大和田 秀二
    早稲田大学 理工学研究院 創造理工学部 環境資源工学科
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)
複数名
: 18,000円 (税別) / 19,800円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額 (税込 22,000円)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,741円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,741円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 61,111円(税別) / 66,000円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,370円(税別) / 49,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,741円(税別) / 98,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 136,111円(税別) / 147,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 23,148円(税別) / 25,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/5/20 次世代バイオプラスチックの開発最前線 オンライン
2025/5/20 高分子材料における難燃化技術と難燃性評価、難燃剤の配合設計・規制動向と実際技術 オンライン
2025/5/20 二軸押出機による混練技術とプロセス最適化 オンライン
2025/5/20 ビトリマー (結合交換性架橋樹脂) の基礎、分子設計と応用展開 オンライン
2025/5/20 プラスチックリサイクル技術の現状・課題・最新動向 オンライン
2025/5/21 リチウムイオン電池の性能 (安全性、特性、劣化) の体系的知識と充放電特性、効率劣化診断・安全マネジメント技術 オンライン
2025/5/21 射出成形金型・樹脂製品設計の基礎および不良対策 オンライン
2025/5/21 エポキシ樹脂のフィルム化と接着性の付与技術とその応用 オンライン
2025/5/21 プラスチック発泡体の製法、評価方法、原理、不良原因とその対策 オンライン
2025/5/21 3Dプリンタを用いたゲルの成形技術 オンライン
2025/5/22 LIB製造における塗工・乾燥のコツ、ドライ方式の最新動向 オンライン
2025/5/22 塗装・コーティング現場のゴミ・異物対策実践セミナー 東京都 会場
2025/5/22 リチウムイオン電池の基礎と高性能化を実現するシリコン負極の最新技術 オンライン
2025/5/22 架橋ポリオレフィンのマテリアルリサイクル技術の最先端 オンライン
2025/5/23 汎用リチウムイオン電池の特性・健全度 (劣化度) ・寿命の評価手法の詳細 オンライン
2025/5/23 ゴム加硫系配合剤の基礎知識と調整のポイント オンライン
2025/5/23 破壊工学の基礎と高分子材料での実践 オンライン
2025/5/23 自動車のEV化とプラスチックの電磁波シールドめっき オンライン
2025/5/23 高分子複合材料のレオロジーとメカニズムに基づく材料設計 オンライン
2025/5/26 押出機内の樹脂挙動および溶融混練の基礎と最適化 オンライン

関連する出版物

発行年月
2014/11/25 リチウムイオン電池〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/11/25 リチウムイオン電池〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/11/21 2015年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2014/8/29 2014年版 風力発電市場・技術の実態と将来展望
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/8/25 粉砕・分散技術の基礎と応用・トラブルシューティング
2014/7/25 2014年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/15 自動車向け燃料電池〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/15 燃料電池車 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/4/15 燃料電池車 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/15 自動車向け燃料電池〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/1/6 Liイオン電池の規格・特性試験・安全性試験・輸送手順
2013/12/13 2014年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2013/11/26 エンプラ市場の分析と用途開発動向 2013
2013/9/27 リチウムイオン2次電池の革新技術と次世代2次電池の最新技術
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/6/3 プラスチックのタフニングと強度設計
2013/5/24 分散型電源導入系統の電力品質安定化技術