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ナノカーボンの分散技術と高分子複合材料の高機能化

ナノカーボンの分散技術と高分子複合材料の高機能化

オンライン 開催

概要

高分子複合材料およびナノカーボンの基礎から、高分子系複合材料の設計におけるポイントを解説いたします。
また、ナノカーボン材料の分散性評価と高分子系複合材料の制御・解析・評価方法を紹介いたします。

開催日

  • 2023年1月19日(木) 11時00分 16時00分

修得知識

  • ファンデルワールス力によるナノカーボン凝集の対策
  • 分散性と界面相互作用の改善方法
  • 各種ナノカーボンと高分子マトリックスの特性に合わせたさまざまな複合化手法

プログラム

 高分子材料の高機能化・高性能化に向けて、他材料との複合化は大きな効果を発揮する。近年、カーボンナノチューブやグラフェンといったナノカーボンが、高分子に添加するフィラーとして注目を集めている。ナノカーボンは卓越した力学物性、熱物性、電気特性などを有することから、それらを高分子に付与することが期待できるからである。
 しかし、ナノカーボンはファンデルワールス力が強く、高分子中で凝集しやすい。目的とする物性を達成するためには、ただ単に混ぜるだけではなく、分散性や界面相互作用などさまざまな条件をクリアする必要がある。
 本セミナーでは、高分子系複合材料の設計に役立てるために、高分子複合材料およびナノカーボンの基礎から、高分子系複合材料の設計におけるポイントを解説する。また、ナノカーボンを充てんした高分子系複合材料に関する研究結果を交えながら、ナノカーボン材料の分散性評価と高分子系複合材料の制御・解析・評価方法を紹介する。

  1. 高分子系複合材料とは
    1. 身近にある高分子材料
    2. なぜ複合化するのか
    3. 高分子系複合材料の主な作製方法
    4. 高分子系ナノ複合材料
      1. フィラーの大きさの効果
      2. フィラーの分散性の効果
      3. 界面相互作用の効果
  2. ナノカーボン
    1. ナノカーボンの種類
    2. ナノカーボンの特徴
    3. 親水性ナノカーボン
  3. ナノカーボン充てん高分子系複合材料
    1. 材料設計方法
    2. ナノカーボンの分散性
      1. 化学修飾
      2. 界面活性剤
    3. 界面相互作用
      1. 共有結合
      2. 静電引力
      3. 物理的相互作用
    4. 高分子・フィラーの配向・配列の効果
    5. 高分子系複合材料材料の評価方法
      1. 構造評価方法
      2. 物性評価方法
  4. まとめ
    • 質疑応答

講師

主催

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: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
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  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

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    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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