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リサイクル可能な表面加飾技術「三次元ホットスタンプ」

リサイクル可能な表面加飾技術「三次元ホットスタンプ」

~治具製造〜加飾機構の紹介と今後の展望 / 成形品粉砕再成形で強度物性が変わらない~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、三次元ホットスタンプ法について基礎から解説し、その加工方法・必要治具類・量産使用例及び、リサイクル再成形後の物性について解説いたします。

開催日

  • 2022年12月22日(木) 13時00分 16時00分

修得知識

  • プラスチックの種類と加飾方法
  • 三次元ホットスタンプ (3DHS)
  • 技術ポイント (治具製造方法・三次元ホットスタンプ機構造・加飾条件など)
  • 三次元ホットスタンプ品がリサイクルできるデータの紹介
  • めっきと三次元ホットスタンプの比較
  • プラスチック資源循環促進法及びプラスチック製品のリサイクル

プログラム

 プラスチックは日常生活に浸透しており、その廃棄物量から「プラスチック資源循環促進法」が立ち上げられている。加飾された成形品も例外ではなく、リサイクル可能なことが求められつつある。然しながら製造時の加飾不良品は、リサイクルできず廃棄されることが多い。
 三次元ホットスタンプ法は、プラスチックのめっき調加飾もできるが、不良品は現場で再加飾による良品化が可能であり、廃棄物はほとんど出ない。さらに加飾時に良品化ができない成形品は、粉砕再成形で材料に戻すことが可能である。また使用後においても粉砕再成形によるマテリアルリサイクルが適用できる加飾方法である。その加工方法・必要治具類・量産使用例及び、リサイクル再成形後の物性などについてご報告する。

  1. 環境問題であるプラスチック <樹脂の仕分け>
    1. 熱可塑性樹脂
      1. PE
      2. PP
      3. PS
      4. PVC
      5. ABS
      6. HIPS
      7. PET
      8. PMMA など
    2. 熱硬化性樹脂
      1. SI
      2. EP
      3. PF
      4. PUR など
  2. プラスチックの加飾方法
    1. 塗装
    2. インモールド成形
    3. インサート成形
    4. 水圧転写
    5. ホットスタンプ (熱転写) など
  3. ホットスタンプ (HS) とは ※ホットスタンプ=HS
    1. 原理
    2. HS箔
    3. 平面HS
      1. ロール転写HS
      2. アップダウンHS
    4. 三次元HS
  4. 三次元ホットスタンプ
    1. 加工方法特徴
    2. 加工手順
    3. 量産
      1. エアコン
      2. 小物類
    4. 試作 など
  5. 鏡面加工他加工例写真
  6. 三次元ホットスタンプを構成する「型・材料・設備」
    1. 凸型
    2. 凹型
    3. 受け治具
    4. プラスチック三次元形状品
    5. ホットスタンプ箔
    6. 三次元ホットスタンプ機
      1. 小型機
      2. 大型機
    7. 付属品
      1. シートヒーター
      2. 箔カッター
  7. 三次元ホットスタンプ機量産時の動き
    1. 一連動作
    2. 加工の特徴
    3. 加工のポイント
      1. 高温
      2. 高圧
      3. 短時間
  8. 三次元ホットスタンプ品のリサイクル性
    1. 粉砕成形品物性試験
    2. 物性試験方法
      1. 引張試験
      2. 曲げ試験
      3. アイゾット試験
    3. リサイクル可能な三次元ホットスタンプ回数の見極め
  9. めっきとの比較
    1. 物性
    2. 加飾価格
  10. 三次元ホットスタンプの位置づけ
    1. 加飾方法として
    2. 特許及び実用新案
  11. 治具のコストダウン方法確立
  12. まとめ
    1. プラスチック製品の取り扱い
    2. プラスチック資源循環促進法
    3. 今後の可能性
    4. 終わりに

主催

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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

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  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
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