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高分子の熱分析

高分子の熱分析

~その原理、進め方、データ解釈~
オンライン 開催

開催日

  • 2022年11月25日(金) 10時30分 16時30分

プログラム

 熱分析データは一見単純そうに見える場合でも、測定や解析の仕方によって様々な情報をもたらします。また、複雑なデータを正しく解釈するには、各種熱分析の特徴と測定法の基礎を正しく理解しておくことが必要です。
 本講座では、初心者のための熱分析の基礎と応用を中心に、汎用3機種 (示差熱分析DTA、示差走査熱量測定DSC、熱重量分析TG、熱機械分析TMA) について具体的な応用例を交えて詳しく解説します。

  1. どうやって熱分析の測定を行うか?
    1. 熱分析の基礎
      • 種類
      • 定義
      • 原理など
    2. DSCの条件
      • 測定条件の設定
      • 測定条件の影響など
    3. TG-DTAの測定
      • 測定条件の設定
      • 測定条件の影響など
    4. TMAの測定
      • 測定条件の設定
      • 測定条件の影響など
  2. 必要な情報をどのように得るか?データ解釈の基礎と知っておくべきポイント
    1. DSCの解析
      • 解析の基本
      • 解析例など
    2. TG-DTAの解析
      • 解析の基本
      • 解析例など
    3. TMAの解析
      • 解析の基本
      • 解析例など
  3. 測定条件の設定ノウハウ
    • 測定温度範囲
    • 試料容器
    • サンプリング
    • 試料量
    • 基準試料
    • 昇温速度
    • 測定雰囲気
  4. 変化の内容と、より多くの情報を得るための最新熱分析法の活用
    • 試料速度制御熱分析
    • 温度変調DSC ・試料観察熱分析
    • 複合熱分析手法
      • TG-MS
      • TG-FT IR
      • XRD-DSCなど
    • 湿度制御熱分析
  5. 装置を使用する際の注意点と保守管理
    1. 装置校正 (キャリブレーション)
      1. 装置校正と装置チェック
      2. 装置校正用標準物質
      3. 熱分析装置のトレーサビリティー
    2. トラブルシューティング
      1. 各装置における異常データの原因と解決法
  6. 熱分析ケーススタディ
    • 劣化解析
    • サンプルの熱履歴
    • 良品/不良品解析など
    • 質疑応答

講師

  • 有井 忠
    株式会社リガク プロダクト本部 SBU熱分析
    主幹研究員

主催

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受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
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  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

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  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

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    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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