技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

デジタルヘルスの共同研究開発の進め方と契約のポイント

デジタルヘルスの共同研究開発の進め方と契約のポイント

~協業で失敗しないためのパートナリング、ライセンス契約のポイント~
オンライン 開催

概要

本セミナーは、医薬品ライセンスの実務を様々な観点から理解していただくことを目的としています。
ライセンス契約に至るまでのプロセス、医薬品ライセンスにおけるホットトピック、和文・英文のライセンス契約のひな形を用いた各種条項の解説、ライセンス契約におけるライセンスフィーに関する考え方について詳解いたします。

開催日

  • 2022年11月22日(火) 10時00分 16時00分

修得知識

  • 製薬企業によるAIベンチャー企業等との共同研究開発が活発化している背景
  • 製薬企業によるAIベンチャー企業等との共同研究開発の事例
  • 共同研究開発が頓挫してしまう例
  • 共同研究開発を円滑に進めるポイント
  • デジタルヘルス分野に関連する法律の知識
  • デジタルヘルス分野に関連する契約の知識
  • デジタルヘルス分野におけるM&Aを行う際の留意点
  • デジタルヘルス分野におけるアプリやウェブサイト運営の法的留意点

プログラム

第1部 ヘルスケア系AI企業との共同研究開発の進め方

(2022年11月22日 10:00〜12:00)

 近年、様々な企業において、デジタル活用の取り組みが進んでいる。それに伴い、大手企業がAI技術を有するIT企業やベンチャーと協業する例が増えてきている。 IT企業やベンチャー企業は、従来から存在するクラシックな製造業とは、技術的な専門性は元より、業界文化や開発スタイルなどが異なってより、こういった企業間のパートナリングは、必ずしもスムーズではない。
 今回は、製薬企業や消費財メーカーのAI活用の動向と共に、IT企業やベンチャー企業とのパートナリングのポイントについて概説する。

  1. 製薬企業の外部環境とAI活用の意義
    1. 新薬ビジネスの状況
    2. 製薬企業おいてデジタル化・AI活用に期待されること
    3. バリューチェーンの効率化
    4. ペイシェントジャーニー全体への貢献
    5. 新たなモダリティとしての処方アプリ
  2. 製薬企業のAI活用による近年の成果
    1. 見えてきたAI創薬の成果 – COVID19での貢献
    2. R&D効率化への期待
    3. デジタルバイオマーカー・バーチャル治験
    4. SCMでの期待
  3. AI活用が上手くいく、成果に繋がる組織のポイント
    1. AI活用が上手くいく企業とそうでない企業の違い
    2. AI活用が上手くいく企業のポイント
    3. パートナー探索のポイント
    • 質疑応答

第2部 デジタルヘルス分野における法律とライセンス契約のポイント

(2022年11月22日 12:45〜14:15)

 本セミナーでは、デジタルヘルス分野に係る法律 (個人情報保護法、知的財産法など) や、デジタルヘルス分野におけるライセンス契約のポイントを解説させていただき、デジタルヘルス分野に係る企業の方に対する基礎的な法律知識を得ていただくことを目的としています。

  1. デジタルヘルス分野に係る法律
    1. 医療データと個人情報保護法
    2. デジタルヘルス分野における知的財産権
    3. デジタルヘルス分野におけるアプリ・ウェブサイトと法規制
    4. デジタルヘルスと医療 (オンライン診療など)
  2. ライセンス契約締結までのプロセス
    1. 秘密保持契約下での情報交換
    2. Material Transfer Agreement (MTA) 下でのDue Diligence
    3. Term Sheet/Letter of Intentに基づく交渉
    4. Term Sheetのライセンス契約の条項への落とし込み
    5. 共同研究開発契約とライセンス契約が並存するケース
    6. 契約交渉が決裂した場合の処理
  3. ライセンス契約のポイント
    1. ライセンス戦略の策定
    2. ライセンスの対象 (特許とノウハウ)
    3. デジタルヘルス分野でのライセンスの特徴
    4. 他のアライアンス手法との比較
    5. 具体的な契約条項の解説
    • 質疑応答

第3部 製薬企業からみるデジタルヘルス事業に向けたパートナー選びと提携

(2022年11月22日 14:30〜16:00)

 近年、製薬企業もデジタルセラビューティクスをはじめとするデジタルヘルス事業に相次いで参入を開始している。本講演では製薬企業のデジタルヘルス事業参入に向けたパートナリングの現状について事例を交えて紹介する。

  1. 製薬企業のデジタルヘルス事業への進出
    1. ヘルスケアのパラダイムシフト
    2. 製薬企業の変革
    3. パートナリングの必要性
  2. デジタルセラピューティクス (DTx) 事業におけるパートナリング
    1. DTxとは?
    2. 製薬企業のDTx事業におけるパートナリングの現状
    3. 塩野義製薬のDTx事業におけるパートナリング
  3. DTx以外のデジタルヘルス事業におけるパートナリング
    1. 製薬企業のデジタルヘルス事業への取組
    2. 塩野義製薬のデジタルヘルスに向けた新しい挑戦

講師

  • 高田 篤史
    株式会社 野村総合研究所 ヘルスケアサービスコンサルティング部
    チーフコンサルタント
  • 三坂 和也
    山本特許法律事務所 東京オフィス
    弁護士
  • 六川 武美
    塩野義製薬 株式会社 ヘルスケア戦略本部 新規事業推進部

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/6 改正GMP省令、PIC/S DIガイドをふまえたGMP文書・記録の再点検 (データ改竄、捏造、隠蔽防止のための工夫) オンライン
2025/1/6 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2025/1/6 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2025/1/7 生成AIの支援による特許調査・明細書作成・中間処理の効率化 オンライン
2025/1/7 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/8 失敗成功事例から学ぶ原薬の各ステージでのスケールアップ製造のポイント オンライン
2025/1/8 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/1/8 ガンマ線、電子線滅菌の特徴と使い分け、並びに滅菌バリデーション、承認申請時の留意点 オンライン
2025/1/8 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2025/1/8 薬価申請・原価計算方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成のポイント オンライン
2025/1/9 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2025/1/9 承認申請・メディカルライティングコース オンライン
2025/1/9 CTD/照会回答書作成のためのメディカルライティング オンライン
2025/1/9 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/10 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2025/1/10 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/1/10 審査官の審査の仕方、考え方をふまえた特許明細書の書き方とポイント オンライン
2025/1/13 体外診断薬の海外市場を踏まえたマーケティング戦略策定 オンライン
2025/1/14 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/9/30 5G時代のデジタルヘルスとその事業化
2022/8/31 医療機器の設計開発における統計的手法とそのサンプルサイズ設定
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/7/29 費用対効果に基づく外国特許出願国の選び方・進め方
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/4/4 軸受6社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2022/4/4 軸受6社 技術開発実態分析調査報告書