技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

熱可塑性樹脂の難燃化技術と難燃剤の選定

熱可塑性樹脂の難燃化技術と難燃剤の選定

~市販の各難燃剤の特徴・配合処方例~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、樹脂の難燃化技術、難燃剤の選定について解説いたします。

開催日

  • 2022年11月15日(火) 10時30分 16時30分

プログラム

 本セミナーでは、プラスチック (熱可塑性樹脂) の難燃化に取り組む研究開発担当者や難燃剤の研究開発を手掛ける技術者に向けて、プラスチックの燃焼メカニズムや難燃剤の活用方法について解説する。
 受講対象レベルは、はじめて難燃剤を取り扱う初級レベルから、難燃配合処方検討を行っている中級レベル、新しい難燃システムを開発する上級レベルまでと幅広く、 得られる知識は、基礎的な難燃メカニズム及び国内で購入可能な難燃剤の特徴・配合処方例などであり、得られるスキルは、難燃化処方技術である。
 全難燃剤を詳細に総合的に学ぶことができる為、新しい難燃システム及び難燃剤の開発設計のヒントが得られると考える。

  1. 難燃材料が必要とされる背景
  2. プラスチックはなぜ燃える
    1. 燃えるメカニズム
    2. ロウソクの例
    3. プラスチックの例
    4. 分解ガスの燃焼反応
  3. プラスチックを燃えにくくするには
    1. 難燃性試験方法
      1. UL94V試験
      2. 酸素指数試験
      3. コーンカロリー試験
    2. 各難燃剤の難燃メカニズム
      1. リン系難燃剤 (固相リン炭化断熱層形成 : 難燃効果の例)
      2. 臭素系難燃剤 (気相ラジカル補足 : 難燃効果の例)
      3. 金属水酸化物系難燃剤 (固相吸熱 : 難燃効果の例)
      4. スルホン酸塩/シリコーン系難燃剤 (固相樹脂架橋炭化断熱層形成 : 難燃効果の例)
    3. 各難燃剤の特徴まとめ
    4. 各樹脂への難燃剤適応例と課題
  4. 市販難燃剤のプラスチックへの難燃化活用事例
    1. リン酸アミン塩系難燃剤 7社15グレード
      1. リン酸アミン塩
      2. リン酸アミン・金属複合塩
    2. リン酸アミン塩系複合難燃剤 7社12グレード
    3. リン酸エステル系難燃剤 2社9グレード
      1. エンプラ向けリン酸エステル
      2. ポリオレフィン向けリン酸エステル
    4. その他リン系難燃剤 9社17グレード
      1. ホスファゼン誘導体
      2. ホスフィン酸 (ホスフィネート) 誘導体
      3. ホスフォン酸 (ホスフォネート) 誘導体
      4. 赤燐
      5. その他 有機リン系、リン・窒素系
    5. ポリマー型リン系難燃剤 1社3グレード
      1. ポリホスホネート、ポリホスホネート/カーボネート
    6. 窒素系難燃剤 7社15グレード
      1. メラミンシアヌレート、イソシアヌール酸誘導体
      2. トリアジン/ピペラジン ポリマー型
      3. NOR型、その他
    7. 金属水酸化物系難燃剤 9社87グレード
      1. 水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム
    8. 金属酸化物系難燃剤 5社16グレード
      1. ホウ酸亜鉛
      2. 水酸化スズ酸亜鉛、スズ酸亜鉛
      3. 無機コア材 (例タルク) /モリブデン酸塩被覆
    9. ナノクレイ系難燃剤 2社7グレード
    10. セピオライト系難燃助剤 1社 (※メーカー技術資料なし)
    11. シリコーン系、有機スルホン酸塩系難燃剤 4社8グレード
      1. シリコーン系難燃剤
      2. 有機スルホン酸塩系難燃剤
    12. その他難燃剤 2社2グレード
      1. 膨張黒鉛
      2. リン酸アミドエステル
  5. 各難燃剤のお問合せ先
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望 [書籍 + PDF版]
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/12/31 容器包装材料の環境対応とリサイクル技術
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価