技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

マイクロ波による加熱の基礎と応用および安全対策

マイクロ波による加熱の基礎と応用および安全対策

オンライン 開催

概要

本セミナーは、マイクロ波の基礎から解説し、マイクロ波エネルギーの安定供給や照射による効果の確認を行うための方法について詳解いたします。

開催日

  • 2022年9月22日(木) 10時30分 16時30分

修得知識

  • マイクロ波の基礎
  • 電磁波エネルギーと物質の相互作用
  • 電磁波エネルギーを操作するための基礎知識
  • 電磁波エネルギー安全対策

プログラム

 マイクロ波エネルギーがどのようにして物質を加熱するかを、物理的な原理から実際の応用まで解説する。マイクロ波を加熱に利用するにはどのような視点で検討すればよいか、何に注意をすべきかを示すことで、望む加熱形態が達成できるか、達成できたかをご理解いただく。また、マイクロ波の照射形態による加熱の違いや、各種コンポーネントの役割などを説明する。さらに、安全対策として具体的に何をすればよいかを解説する。
 本セミナーでは微分、積分、ベクトル演算、三角関数、指数関数、複素関数が出てくるが、概念と原理を理解するためのものなので、その場で解く必要はない。
 ご受講いただくことにより電磁波エネルギーと物質の相互作用や、電磁波エネルギーを操作するための基礎知識、安全対策が習得できる。

  1. マイクロ波による加熱 (基礎編)
    • 電磁波の性質、マイクロ波の性質
    • 電界と磁界の関係
    • 「マクスウエルの式」という考え方
    • たくさんある単位の整理と対比
  2. マイクロ波による加熱 (実践編)
    • 電子レンジの中のマイクロ波の「形」
    • 金属壁の表面で起こること
    • 導波管
    • 尖った金属
    • エネルギーの振動
    • お弁当が温まるのはなぜ?
    • 振動の「摩擦熱」とは言い難い
  3. 誘電率という物理性質とは
    • 「電気を通さない物質」とマイクロ波の関係
    • 2つの誘電率 – 実部と虚部
    • 真空の誘電率と光速の関係
    • 屈折と吸収
    • デバイ緩和理論
  4. 導電率という物理性質とは
    • 「電気を通す物質」とマイクロ波の関係
    • 導電率と誘電率の違い
    • ジュール熱と誘電緩和の違い
  5. 物質定数を測定する
    • どのような原理で測定しているのか
    • 摂動法による誘電率測定
    • 反射プローブ法による誘電率測定
    • 誘電率の温度特性
  6. 電磁界シミュレーション
    • マイクロ波はどのような形を描くか
    • 導波管で形を決める
    • 進行波と定在波
    • 対象を変えたらどのように変わるか
    • 反射波・透過波とSパラメータ
  7. コンポーネント
    • それぞれの装置の役割
    • トラブルを避けるための装置
    • 解析をするための装置
    • パワエレ技術が向上したら (GaN)
  8. 安全対策
    • 事故を回避するための知識と認識
    • 装置に対する注意点
    • 漏洩に対する注意点
    • 異常加熱に対する注意点
  9. マイクロ波でないと起こらない加熱・反応
    • プロセスの利便性
    • 選択加熱、速度向上
    • 温度分配
    • 有機合成への利用
    • ではなぜ効果があるのか
  10. まとめと提言
    • 装置の進歩
    • 毛細管スケールからプラントスケールまで
    • 採用するか、採用しないか、その判断は
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

免責事項

演示実験の動画がございます。
撮影事情により蛍光灯下で撮影したように画面が瞬く場合がございます。

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/7/29 セラミックス合成・成形時に用いられるバインダー (結合剤) および添加剤・薬剤の種類と使い方 オンライン
2024/7/30 LiB電極製造プロセスにおける間欠塗工技術とトラブル対策 オンライン
2024/8/5 フロー精密有機合成の基礎と機能性化学品製造への応用・今後の展望 東京都 会場・オンライン
2024/8/6 分離工学の基礎と装置設計法 オンライン
2024/8/8 粉体の基礎と微粒子コーティング・表面改質技術 オンライン
2024/8/16 分離工学の基礎と装置設計法 オンライン
2024/8/19 LiB電極製造プロセスにおける間欠塗工技術とトラブル対策 オンライン
2024/8/19 化学プロセスにおけるスケールアップとトラブル対応 オンライン
2024/8/23 半導体ウェット洗浄技術の基礎と乾燥技術および最先端技術 オンライン
2024/8/27 化学プロセスにおけるスケールアップとトラブル対応 オンライン
2024/8/28 液相合成法を用いた効率的・均一化のフロー合成の基礎と留意点 オンライン
2024/8/29 粉体ハンドリング 入門 オンライン
2024/9/4 粉粒体の混合・分散のメカニズムと実用技術およびトラブル対策 オンライン
2024/9/4 リチウムイオン電池の電極塗工・乾燥プロセスの効率化 オンライン
2024/9/4 医薬原薬・ファインケミカル製品のスケールアップ技術 オンライン
2024/9/6 フローマイクロリアクターの基礎と環境調和型精密高速合成 オンライン
2024/9/6 液相合成法を用いた効率的・均一化のフロー合成の基礎と留意点 オンライン
2024/9/6 微粒子最密充填のための粒度分布・粒子形状・表面状態制御 オンライン
2024/9/11 医薬原薬・ファインケミカル製品のスケールアップ技術 オンライン
2024/9/12 各種塗布機・コーターの機構構造、応用、塗布制御・検査・トラブル対策 オンライン