技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

品質工学 (ロバスト設計) による開発実務効率化

品質工学 (ロバスト設計) による開発実務効率化

~ロバスト設計 (パラメータ設計) を中心に"使える"品質工学の知識・ノウハウを学ぶ~
オンライン 開催 演習付き

概要

本セミナーでは、ロバスト設計 (パラメータ設計) を中心に品質工学の知識・ノウハウについて解説いたします。
まず、ロバストな技術開発や製品設計を実現するために知っておきたい基礎知識から解説し、ロバスト設計を中心に品質工学の基本概念、方法論、実務への適用方法を解説いたします。

開催日

  • 2022年9月9日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 実験計画法の基礎
  • 品質工学の狙いと他の手法との違い
  • 品質工学の基礎知識
    • 機能性評価やSN比の意味
    • 直交表の使い方
    • 用語の理解など
  • ロバスト設計の基本的な進め方
  • 品質工学が開発効率化につながる理由

プログラム

 製品開発中の品質上のトラブルや量産後の市場問題が起こると、その対策に多くの時間とコストが費やされます。技術やシステムが複雑になるにつれ、想定外の問題が次々に発生するので、開発作業の多くが問題対策に追われるという状況になってしまいがちです。
 この状況を変えるためには、個々の問題対策の前に、開発・設計段階で製品というシステムをトラブルが起こりにくい頑健な (ロバストな) 体質にすることが重要です。品質工学を導入し、ロバスト設計 (パラメータ設計) を実践すれば、問題対策の作業を削減することが可能になります。長期的には、魅力ある製品を低価格でタイムリーに市場に提供できる企業に変革させることにつながります。
 本講座では開発実務で役立つ品質工学を習得していただくことを目的にしています。そのため、関係が深い実験計画法と対比しながら、ロバスト設計を中心とする品質工学の基本概念、方法論、実務への適用方法を解説します。

  1. 新製品開発に必要なこと
    1. 企画~設計
    2. 品質工学の目的
  2. 実験計画法の概要
    1. 目的
    2. 因子の割付
    3. 解析の基本
    4. 主効果と交互作用
    5. 活用場面
  3. 実験計画法から品質工学へ
    1. 市場品質問題の事前評価・改善を行う
    2. 品質の定義
    3. 実験計画法との違い
  4. 製品開発における品質工学
    1. システムと機能
    2. 製品の不具合はなぜ起こるか
    3. ロバスト性の概念
    4. ロバスト設計
  5. 品質工学の概要
    1. 因子の分類
    2. SN比と感度
    3. 機能性評価
    4. ロバスト設計 (次章) 、MT法 (割愛)
  6. ロバスト設計の実際
    1. 基本的な考え方
    2. 対象とするシステム
    3. システムの機能
    4. 評価特性の決定
    5. 誤差因子の設定
    6. 制御因子の選定
    7. 実験の割付
    8. 実験 (シミュレーション) の実施
    9. SN比の計算と直交表の解析
    10. 推定と確認実験
    11. よくある問題とその対策
  7. 事例紹介
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,200円 (税別) / 37,620円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,200円(税別) / 37,620円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/25 機械に必要な動力伝達軸と軸継ぎ手の設計計算と作図の演習から設計製図の勘所を学ぶ 東京都 会場・オンライン
2024/4/26 Creo Parametric 3DA オンライン
2024/4/26 Quality by Designのための実験計画法 オンライン
2024/5/6 統計学の基礎から学ぶ実験計画法 (2日間) オンライン
2024/5/8 実験計画法・ベイズ最適化を用いた効率的な実験デザイン オンライン
2024/5/9 実験計画法における解析のコツとデータのまとめ方 東京都 会場
2024/5/15 医薬品開発における製剤開発の各段階で必要となる統計解析基礎講座 オンライン
2024/5/16 生産現場も喜ぶ組立知識と設計見積り力を学ぶ オンライン
2024/5/22 機械設計の基礎知識と応用技術 オンライン
2024/5/22 医薬品開発における製剤開発の各段階で必要となる統計解析基礎講座 オンライン
2024/5/23 経済性を考慮した「開発時の安全係数」と「量産展開時の規格値」の論理的決定法 オンライン
2024/5/24 トヨタ流 検図 必要な図面のみを検図する具体的ポイント 東京都 会場・オンライン
2024/5/24 技術者・研究者が基礎から学ぶ実験計画法 オンライン
2024/5/24 マテリアルインフォマティクスの材料開発への適用と活用事例 オンライン
2024/5/27 機械学習による適応的実験計画 オンライン
2024/5/29 マテリアルズ・プロセスインフォマティクスの基礎とポリマー材料設計への応用 オンライン
2024/5/29 高分子複合材料のレオロジーとメカニズムに基づく材料設計 オンライン
2024/5/30 品質工学の考え方とパラメータ設計・実務への活用 オンライン
2024/5/31 マテリアルズインフォマティクスのためのデータ解析 オンライン
2024/5/31 加工方法の性質を考慮した意義ある図面の書き方と活用法 オンライン