技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ミリ波レーダの高分解能化・多次元イメージング技術と応用展望

受講特典 アーカイブ配信付きセミナー (視聴期間: 2022年6月29日〜7月5日)

ミリ波レーダの高分解能化・多次元イメージング技術と応用展望

オンライン 開催

開催日

  • 2022年6月28日(火) 13時00分 16時30分

プログラム

 広帯域なミリ波レーダを用いた高分解能レーダが容易に入手可能となり、当初の主な応用であった自動車レーダに加え、人物をはじめとする様々な近距離センシングへの応用が進められています。特にMIMOと呼ばれる複数の送受信アンテナを利用した技術の導入により、角度分解能特性の改善も可能となり、距離や速度 (ドップラ周波数) のみならず、角度 (方位角/仰角) を含めた多次元データを用いた解析が可能となります。
 この講演では、このようなレーダを活用する上で重要な分解能という観点を中心として、まず、FMCW方式のミリ波レーダの原理と分解能特性について解説する。レーダによるイメージング (多次元観測) を実現する際、角度分解能改善が問題となる。ここでは、近年注目されているMIMOや合成開口レーダ (SAR) 手法を取り上げ、その角度分解能改善の原理を概説し、それらを用いた人物の位置や動作解析、2次元・3次元イメージング応用例を紹介し、今後の方向性と課題について解説します。

  1. はじめに
  2. ミリ波レーダの基礎
    1. ミリ波と代表的なレーダ方式 (ミリ波の特長とFMCWレーダ方式)
    2. レーダと分解能 (距離、角度、速度の分解能とレーダ諸元の関係)
  3. MIMOレーダの基礎と応用
    1. MIMOレーダの原理 (なぜ、高分解能化が可能となるのか)
    2. MIMOレーダの送信方式 (同時送信をどう実現するか)
    3. MIMOレーダの応用例
      1. 人物トラッキング (2次元)
      2. 人物検出 (2次元)
      3. 3次元イメージング
      4. 人物の動きの特長を利用した動作分類 (機械学習応用)
  4. 合成開口レーダ (SAR) 基礎と近傍ターゲットイメージング応用
    1. SARの原理
    2. 代表的なSARアルゴリズム
    3. SARの応用例
      1. 自動車レーダによる2次元側方イメージング
      2. 自動車レーダによる3次元側方イメージング
  5. おわりに
    • 質疑応答

講師

  • 山田 寛喜
    新潟大学 工学部 工学科 知能情報システムプログラム
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2023/5/24 6G/7Gのキーデバイス
2022/11/30 次世代高速通信に対応する光回路実装、デバイスの開発
2021/2/26 高速・高周波対応部材の最新開発動向
2020/6/11 5GおよびBeyond 5Gに向けた高速化システムおよびその構成部材
2019/1/29 高周波対応部材の開発動向と5G、ミリ波レーダーへの応用
2018/6/30 ADAS・自動運転を支えるセンサーの市場動向
2014/5/10 東芝 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/5/10 東芝 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/25 2014年版 スマートコミュニティの実態と将来展望
2012/11/5 三星電子(サムスン電子) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/11/5 三星電子(サムスン電子) 技術開発実態分析調査報告書
2011/12/27 携帯機器用小形アンテナの高密度実装設計
2011/11/30 NTTグループ8社 (NTTを除く) 技術開発実態分析調査報告書
2011/10/15 通信機器大手3社 技術開発実態分析調査報告書
2011/4/11 スマートメータシステム
2009/11/25 中堅無線通信機10社 技術開発実態分析調査報告書
2009/7/1 NTTドコモとKDDIとソフトバンクモバイル分析 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2009/7/1 NTTドコモとKDDIとソフトバンクモバイル分析 技術開発実態分析調査報告書
2009/6/25 携帯端末 技術開発実態分析調査報告書