技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

アンチセンス、siRNA医薬 (核酸) に特化した特許動向と特許実務 (特許性判断・侵害性判断)

アンチセンス、siRNA医薬 (核酸) に特化した特許動向と特許実務 (特許性判断・侵害性判断)

~先行技術調査と特許性判断、特許侵害の判断手法~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、アンチセンス、siRNA医薬品に関する最新の特許動向について解説し、先行技術調査と特許性判断、特許侵害の判断手法について説明し、今後の特許戦略の方向性について解説いたします。

開催日

  • 2022年5月30日(月) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品に関連する研究開発担当者、事業開発担当者、知的財産担当者

修得知識

  • アンチセンス、siRNA医薬品の特許動向
  • アンチセンス、siRNA医薬品の先行技術調査と特許性判断の手法
  • アンチセンス、siRNA医薬品の侵害性判断の考え方
  • 上記、知見に基づいた今後の特許戦略の方向性

プログラム

 近年、アンチセンス、siRNA医薬品などの核酸医薬品は、幅広い疾患領域で研究が進められており、今後は医薬品市場全体を大きく拡大させる成長分野になることが期待されています。
 このようなアンチセンス、siRNA医薬品の研究開発と実用化を推進するためには、最新の特許動向を分析して、最適な特許戦略を策定することが重要です。また、研究開発のそれぞれの段階に対応して、どのような特許を取得し、どのように活用するかについて検討することが重要です。とくに、研究開発の初期の段階から特許について十分に検討することにより、広くて強い特許を取得することが有効です。その結果、研究成果を事業に最大限に活かすことができます。
 本講演では、このような視点から、アンチセンス、siRNA医薬品に関する最新の特許動向について解説したうえで、先行技術調査と特許性判断のほか、特許侵害の判断手法について説明し、今後の特許戦略の方向性について解説します。

  1. アンチセンス、siRNA医薬品の現状と課題
    1. アンチセンス、siRNA医薬品の研究開発の現状
    2. アンチセンス、siRNA医薬品の課題
  2. アンチセンス、siRNA医薬品の特許動向
    1. 有効成分
      • 核酸の構造改変
      • 核酸コンジュゲート
      • 脂質ナノ粒子など
    2. 医薬用途
      • 抗腫瘍
      • 抗ウイルス
      • 中枢系
      • 免疫系
      • 循環器系
      • 眼科系など
    3. 用法・用量、剤型
      • DDS
      • 血中安定性
      • 膜透過性
      • 体内動態
      • 脂質ナノ粒子など
    4. 製造方法、合成方法
      • 人工核酸合成
      • 構造改変・コンジュゲート技術
      • 精製技術など
    5. アミノ酸配列・塩基配列
      • ビッグデータ創薬
      • AI創薬
      • RAPIDシステムなど
  3. アンチセンス、siRNA医薬品の先行技術調査と特許性判断
    1. 有効成分の構造改変
      • アンチセンス
      • siRNA
      • 核酸コンジュゲートなど
    2. 医薬用途
      • 抗腫瘍
      • 抗ウイルス
      • 中枢系
      • 免疫系
      • 循環器系
      • 眼科系など
    3. 用法・用量
      • 剤型
      • DDS
      • 血中安定性
      • 膜透過性
      • 体内動態
      • 脂質ナノ粒子など
    4. 製造方法
      • 合成方法
      • 人工核酸合成
      • 構造改変・コンジュゲート技術
      • 精製技術など
    5. アミノ酸配列・塩基配列
      • 相同性検索
      • 人工知能による検索事例など
  4. アンチセンス、siRNA医薬品の特許侵害の判断手法
    1. 有効成分に関する特許権 (実質同一と均等侵害)
    2. 医薬用途に関する特許権
      • 用途特許の効力
      • オフラベルユースの問題
    3. 用法・用量、剤型、DDSに関する特許権の効力範囲
    4. 製法特許の効力範囲
      • リーチスルー
      • プロダクトバイプロセス
      • 査証制度の影響
    5. アミノ酸配列・塩基配列に関する特許権
      • ハイブリダイズ
      • ホモロジーの解釈など
  5. 医薬品特許と特許訴訟 <最近の裁判例の論点整理>
    1. 医薬発明の進歩性の考え方 (発明の効果に係る発明特定事項の取り扱い)
      • 「多糖類-タンパク質コンジュゲート事件」知財高裁2021年5月17日判決
    2. 医薬発明の進歩性の考え方 (顕著な効果の考え方)
      • 「アレルギー性眼疾患治療剤事件」最高裁令和元年8月27日判決
    3. 医薬発明の進歩性の考え方 (内在する作用効果の主張)
      • 「炎症性疾患および自己免疫疾患治療剤事件」知財高裁2020年12月14日判決
    4. 医薬発明の開示要件の考え方 (サポート要件)
      • 「ボロン酸化合物製剤事件」知財高裁2020年7月2日判決
    5. 医薬発明の開示要件の考え方 (実施可能要件・サポート要件)
      • 「5-HT1A受容体サブタイプ作動薬事件」知財高裁2021年12月25日判決
  6. 今後の課題
    1. 最近の登録特許と特許審査 (アンチセンス、siRNA)
    2. 進歩性要件に必要な実験データ
    3. 開示要件に必要な実験データ
    4. 日米欧、日中韓の特許クレームの比較
    5. 最適な特許明細書・クレームの提案
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/9 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2025/1/9 承認申請・メディカルライティングコース オンライン
2025/1/9 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/9 CTD/照会回答書作成のためのメディカルライティング オンライン
2025/1/10 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2025/1/10 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/1/10 審査官の審査の仕方、考え方をふまえた特許明細書の書き方とポイント オンライン
2025/1/14 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2025/1/14 特許調査の進め方と確度の高い検索式の作り方 オンライン
2025/1/14 承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略 オンライン
2025/1/14 QA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2025/1/14 医療機器プログラムにおける該当性判断のポイントと事業化への留意点 オンライン
2025/1/14 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン
2025/1/14 GMP省令対応:医薬製造所における製品品質照査と品質システムの構築 (PQS) オンライン
2025/1/15 ファージセラピーの最新開発動向と次世代耐性菌対策への展望 オンライン
2025/1/15 体外診断用医薬品における承認申請書作成ノウハウおよびPMDA相談のポイント オンライン
2025/1/17 遺伝子治療薬の開発・薬事戦略と承認取得 オンライン
2025/1/17 洗浄バリデーションでの洗浄方法選択、残留限度値とホールドタイム設定 オンライン
2025/1/17 グローバル開発における承認申請のための医薬英語/英文ライティング入門 オンライン
2025/1/20 GMP業務の前に最低限知るべき12の重要事項 オンライン

関連する出版物

発行年月
2012/3/10 中堅電子部品12社 技術開発実態分析調査報告書
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/29 造船・重機6社 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/25 フォトレジスト 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/25 断熱材 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/30 省エネ住宅 技術開発実態分析調査報告書
2012/1/25 火災警報器 技術開発実態分析調査報告書
2012/1/25 炭素繊維大手3社 技術開発実態分析調査報告書
2012/1/20 燃料電池【2012年版】 技術開発実態分析調査報告書
2012/1/20 LED照明 技術開発実態分析調査報告書
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2012/1/15 免震・制震・耐震技術 技術開発実態分析調査報告書
2012/1/15 光学フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2012/1/10 放電加工機 技術開発実態分析調査報告書
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書