技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例

アーカイブ配信セミナー

非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例

~GMP省令改正とこれからの査察対応・品質保証 / 微生物迅速試験法の応用と分析法バリデーション / 各種規格試験法の比較 (3局方、ISO)~
オンライン 開催

2021年11月26日ごろから配信開始予定 (視聴期間:配信開始後10日間)
視聴時間:5時間 (第1部3.5時間・第2部1.5時間) を予定
収録日: 2021年11月17日を予定

開催日

  • 2021年11月26日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 微生物学的製造・品質管理に関連する現場担当者、管理者

修得知識

  • 非無菌医薬品の微生物学的品質管理の必要性と目的
  • 非無菌医薬品の微生物限度試験法と規格値の設定
  • 非無菌医薬品の微生物学的品質管理の運用
  • 薬機法改正・GMP省令改正への対応と品質管理の考え方
  • 微生物限度試験の概要、試験方法に対する理解
  • 微生物限度試験実施、委託検討時の懸念点の洗い出し

プログラム

第1部: 非無菌医薬品の微生物学的品質管理と製薬用水及び環境微生物管理

 2021年6月にJP18が告示され、1医薬品の微生物学的品質管理の目的と薬局方、ICH ガイドラインの現状と今後、2微生物限度試験法の設定と運用、3原薬及び製剤の微生物学的品質に対する許容基準値、4微生物試験に用いる培地・微生物株の管理、5製薬用水及び環境微生物の管理、6微生物迅速試験法の応用と分析法バリデーション、7改正薬機法・改正GMP省令の対応と今後の品質保証などについて総括的に解説する。

  1. 医薬品の微生物学的品質管理
    1. 医薬品の品質保証と微生物学的品質管理の目的
    2. 日本薬局方の微生物試験法
      1. 一般試験法の微生物試験法
      2. 参考情報・医薬品審査管理課事務連絡の微生物試験法
      3. 微生物試験法の分析法バリデーションと統計的品質管理
    3. 医薬品の品質管理に関する国際調和
      1. 薬局方の国際調和とICHの今後
      2. ISOとJP,ICH,GMPの関係
  2. 非無菌医薬品の微生物限度試験法の設定と運用
    1. 微生物限度試験法の国際調和の経緯
    2. 微生物限度試験法の国際調和における主な改正点
    3. 微生物試験に用いる培地及び微生物株の管理
    4. 微生物限度試験法の分析法バリデーションと実施上の留意点
    5. 原料の微生物管理と試験方法設定
    6. 製品の微生物管理と試験方法設定
  3. 製薬用水の品質管理
    1. 製薬用水の種類と選択基準
    2. 製薬用水の日常的管理、定期的管理
    3. 製薬用水のサンプリング
    4. 製薬用水の微生物モニタリング
      1. 微生物モニタリングに用いられる培地と培養条件
      2. 微生物モニタリングに用いられる培地の培地性能試験
    5. 製薬用水システムの微生物に対する処置基準値と警報基準値
  4. 医薬品製造区域の環境微生物モニタリング法
    1. 環境微生物のモニタリング
      1. 製造環境のモニタリング関連情報の現状
      2. 環境微生物モニタリングの目的
      3. 環境微生物モニタリングプログラムの手順書
      4. 環境微生物モニタリング頻度
    2. 環境微生物のサンプリング
      1. サンプリング条件とサンプリングポイントの選定
      2. サンプリング時及びサンプリング後のサンプルの取り扱い上の注意点
    3. 環境微生物測定法
      1. 環境浮遊菌数測定法
      2. 表面付着菌数測定法
      3. 落下菌数測定法
    4. 環境微生物の生菌数試験法
    5. 環境微生物の性状検査と迅速同定法、
    6. 医薬品製造区域の分類と環境微生物評価基準
  5. 微生物迅速試験法
    1. 微生物迅速試験法の分析法バリデーション
    2. 微生物迅速試験法の応用分野と考慮すべき点
      1. 製薬用水の生菌数試験への適用
      2. 環境微生物モニタリング法への適用
      3. 微生物限度試験法、無菌試験法への適用
  6. まとめ
    1. 改正薬機法・GMP省令改正案への査察対応と品質保証
    • 質疑応答

第2部: 微生物限度試験の実践解説/生菌数測定法の選択と実施事例

 微生物限度試験の枠組み、試験方法の説明を行いつつ、実施事例を挙げながら迷いやすいポイントを中心に解説していきます。また、試験実施時の目的や求める精度により、バリデーションの必要性や実施時の注意点も解説していきます。これから微生物限度試験の実施や委託を検討している方が具体的に試験を理解し、実践に活かせることを目指しています。

  1. 微生物限度試験の目的
  2. 生菌数測定試験
    • 概要説明
    • 試験方法の選択
    • 試料調製における注意点
    • 基準や予測を超えた生菌数が検出された際の対処方法
  3. 特定微生物試験
    • 概要説明
    • 判定方法
    • 陽性が疑われる際の対処方法
  4. 試験法の適合性確認試験
    • 概要説明
    • 試料調製方法
    • 中和剤の選択
  5. 培地性能試験
    • 概要説明
    • 実施例
  6. 各種規格試験法
    • 3局方
    • ISO
    • 質疑応答

講師

  • 小田 容三
    NPO-QAセンター
    顧問 / GQP・GMPコンサルタント
  • 李 新一
    株式会社衛生微生物研究センター
    取締役 検査研究部門長

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 録画したセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 収録日から10日以内を目途に、メールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は配信開始日から10日間です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は印刷・郵送いたします。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/29 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練 オンライン
2025/1/29 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2025/1/29 ぬめりにおける材料別 評価法と対策・開発 オンライン
2025/1/29 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/1/30 一般医薬品における技術移転 (製法・試験法) の手順と同等性の評価方法 オンライン
2025/1/30 変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) オンライン
2025/1/30 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 東京都 会場・オンライン
2025/1/30 一般医薬品向け: CTD-M2作成 / 規格及び試験方法と分析法バリデーション / 技術移転と同等性評価 (全3コース) オンライン
2025/1/30 CTD-M2 (CMC) 作成セミナー オンライン
2025/1/30 一般医薬品における有効期間を考慮した規格及び試験方法の設定と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/1/30 導入品 (アカデミアへの委託試験も含む) の信頼性基準対応と信頼性基準試験の生データの取扱い オンライン
2025/1/31 GMP工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2025/1/31 リスクベースのGCP監査 オンライン
2025/1/31 データインテグリティ (DI) における各手順書への落とし込み・作成と記載レベル オンライン
2025/2/4 体外診断用医薬品の保険申請戦略と申請書の書き方 オンライン
2025/2/4 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/2/5 高効率を目的としたGVPにおける情報収集と自己点検、教育訓練 オンライン
2025/2/5 無菌医薬品の滅菌選択順位の考え方と無菌性保証における無菌試験の限界、並びにパラメトリックリリースの推奨 オンライン
2025/2/5 GMP省令が要求するQAの逸脱の防止対策とCAPA/変更管理 オンライン
2025/2/7 GMP工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (2日間) オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/7/22 微生物の取り扱いと微生物管理に関わる試験法
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2022/3/10 改正GMP省令対応 QA (品質保証) 実務ノウハウ集
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール