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紙製素材の開発動向と包装材料への応用

紙製素材の開発動向と包装材料への応用

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、海洋プラスチックごみ問題を背景に代替材料としての研究が進む紙製素材について、その特徴から包装材への適用まで事例を交えて詳説いたします。

開催日

  • 2021年10月20日(水) 12時45分 16時30分

修得知識

  • セルロースの性質、特に生分解性とバイオマス度の考え方
  • プラスチック包装材の現状
  • 世界的な環境問題の原因と本質
  • パッケージにおける “紙化” 最新技術とその課題
  • 紙への機能付与技術
  • 企業間連携による技術革新 (業種・業態におけるそれぞれの役割)

プログラム

第1部. 植物由来の透明な紙「セルロースフィルム」の環境適性と包装材料への応用

(12:45〜14:30)

 セルロースフィルムは木材パルプから作られた、生分解性を有するバイオマス素材である。歴史は意外と古く、プラスチックが開発される前から存在していた。我々はこのフィルムをコンポスト適性や海洋分解性などの環境ニーズに合わせながら着々と進歩させ、新しい次世代フィルムとして世界に展開することとなった。今回はこのフィルムの特性だけでなくブランド戦略や昨今の環境問題の原因とも絡めながら、この古くて新しい技術を解説する。

  1. フィルムのメーカーシェア
  2. ベースフィルムの製造方法
  3. フィルムのライフサイクル
  4. 廃プラの処分の現状
  5. セルロースの構造
  6. セルロースの生分解性
  7. フィルムの構造
  8. フィルムのバリア性
  9. 使用事例
  10. 世界同時「脱プラスチック」現象はなぜ起こったのか?
  11. 世界的な環境政策の動き
  12. 国内での環境政策の動き
  13. メディアによる世界への影響
  14. 包装材料はどう対応していけばいいのか?

第2部. 包装における紙製素材の技術動向と導入に向けたアプローチ

(14:45〜16:30)

地球温暖化や海洋プラスチックごみ問題などが深刻化する中、パッケージを取り巻く状況はひとつの大きな転換期を迎えている。そのような状況下、各種課題解決の手段として循環型素材である「紙」とその新しい機能に対して多くの期待が寄せられている。 本講座では、昨今の環境問題に対するパッケージ業界の最新動向に加え、プラスチック代替素材として注目されている「紙」の環境特性、パッケージ用新素材「シールドプラス」「ラミナ」の紹介、ならびに「紙化」検討における現状課題やアプローチ方法などを、事例や経験に基づいて説明する。
  1. 日本製紙グループについて
  2. パッケージの基本的な働き
  3. パッケージを取り巻く動向
  4. 解決に向けた取り組みの基本「3R」
    1. 「3R」の順序
    2. 企業の取組み1:生活習慣を変える動き
    3. 企業の取組み2:代替の材料に還る動き
  5. “紙”の可能性と日本製紙のパッケージ戦略
    1. 紙素材の特徴 ~なぜ「紙」が注目されるのか~
    2. 日本製紙グループの強み
    3. 紙化ソリューション
  6. 開発素材・製品のご紹介
    1. 紙製バリア素材「シールドプラス」
    2. ヒートシール紙「ラミナ」
    3. 「紙化」がもたらす新しいパッケージインフラ
    4. 今後の開発
  7. 「紙化」を実現するための課題・手順とは?
  8. おわりに ~「周りを巻き込む」ということ~

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

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: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
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    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

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