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抗菌・抗ウイルスのための材料表面設計と表面処理技術

抗菌・抗ウイルスのための材料表面設計と表面処理技術

~細菌やウィルスの構造とその感染のしくみから増殖をどのような方法で防げば良いのかを解説~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、モノを介した感染を抑える技術となる抗菌・抗ウィルス機能を付与可能な表面処理に関して、材料設計を行うための指針とそのメカニズムについて基礎から詳説いたします。
また、細菌やウィルスの構造とその感染のしくみ、細菌・ウイルスの増殖防止、最近の抗菌性・抗ウィルス性表面処理の動向について解説いたします。

開催日

  • 2021年10月19日(火) 10時30分 16時30分

プログラム

 感染防止対策として、感染拡大の一因となっている「モノ」を介した間接的な感染、即ち、ヒト – モノ – ヒト感染を減らすことは、非常に有効な手段となります。
 本講義では、モノを介した感染を抑える技術となる、そのモノ自体に抗菌・抗ウィルス機能を付与できる表面処理に関して、材料設計を行うための指針とそのメカニズムについて基礎から詳説します。また、この理解に必要となる、細菌やウィルスの構造とその感染のしくみから、それらの増殖をどのような方法で防げば良いのか、について説明します。さらに、最近の抗菌性・抗ウィルス性表面処理に関し、トピックとなる技術や研究について紹介します。

  1. はじめに
    1. ヒト – モノ – ヒト感染における「モノ」の表面の重要性
    2. バイオマテリアルの感染防止
  2. 細菌・ウイルスの材料表面での様態
    1. 細菌とウイルスの構造
    2. 細菌とウイルスによる感染
    3. 細菌の表面での生存法 (バイオフィルム)
    4. ウイルスの材料表面での「生存」
  3. 抗菌・抗ウイルスのための材料表面設計
    1. どのように増殖を抑えるのか
    2. 抗菌・抗ウイルスの一般的な処理方法
    3. 材料表面を設計するための指針
    4. 「殺菌・不活化」のしくみ
      1. 活性酸素
      2. 金属イオン
    5. 「付着防止」のしくみ
      1. 表面形態
      2. タンパク質吸着抑制
      3. 表面特性 (疎水/親水・電荷) の影響
  4. さまざまな表面処理技術・研究
    1. 表面処理の手法
    2. 抗菌・抗ウイルス性の評価
    3. 細菌の増殖抑制のための表面処理
      1. 殺菌効果の表面への付与
      2. 付着防止効果の表面への付与
    4. ウイルスの不活化のための表面処理
    5. 最近の研究の方向性から
      1. バイオミミクリー (ナノ構造の利用)
      2. ナノカーボン材料の利用
      3. 抗菌と生体適合性の両立
  5. まとめと今後の課題

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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