技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

循環経済社会を目指す欧米の持続可能なパッケージング戦略

循環経済社会を目指す欧米の持続可能なパッケージング戦略

オンライン 開催

開催日

  • 2021年7月27日(火) 13時30分 16時30分

受講対象者

  • 化学メーカー、消費財メーカー、パッケージングメーカーのマーケティング、研究開発、生産技術・製造に携わる方
  • プラスチック廃棄物削減に関心のある方

修得知識

  • 欧米のパッケージに対する新しい法規制の動き
  • 欧米の再生可能なパッケージの開発動向
  • 欧米のパッケージリサイクルの現状と課題
  • 今後のパッケージ企画、開発のヒント

プログラム

 近年、世界の環境負荷軽減のために廃プラスチック管理が重要かつ喫緊の課題として採り上げられ、使い捨てプラスチック製品やパッケージに対して様々な規制が課せられようとしている。欧米で事業展開する日本の消費財ブランドやパッケージングメーカーにとっては他人事ではない重要な懸念事項だ。その動向を知り、しっかり準備をしておく必要に迫られている。
 一方、欧米の消費財ブランドやパッケージングメーカーは、どのような対策を立てて、対処しようとしているのかを知っておくことも重要だ。既に世界を代表する消費財メーカーやリテール企業は2025年から2030年までに100%リサイクル可能、あるいはコンポスト可能、リユース可能なパッケージに転換することを表明している。それはどこまで進展しているのか、実現は可能なのか?本セミナーで最新情報を紹介する。

  1. パッケージを取り巻く世界の課題
    1. 多くの国が廃棄物対策として、プラスチックパッケージの削減努力を始めた
    2. 消費財メーカーは再生材利用比率の数値目標を掲げているが、良質な再生材の調達に苦しんでいる
    3. 廃棄プラスチックの回収、分別、再生のインフラが脆弱 (特に新興国) で増加するプラスチック廃棄物の管理ができなくなっている。
  2. 期待されること
    1. 政府や企業などステークホルダーが一体となってプラスチック廃棄物削減理に挑戦し始めた
    2. 次世代に健全な地球を引き継ごうという意識が世界的に高まり、企業の ESG 投資が活発になってきた
    3. 新たなリサイクル技術が誕生している
  3. 懸念されること
    1. 世界最大のプラスチック生産・消費大国で、海洋プラや温室効果ガス排出国である中国の動向が不透明
    2. 欧州委員会のプラスチック規制方針は正しいのか?
  4. プラスチックリサイクル技術の挑戦
    1. マテリアルリサイクルの現状と課題
    2. 新たなリサイクル技術の展望と課題
  5. 循環型社会に対応するパッケージング技術
    1. 硬質容器
      • プラスチック、紙、メタル容器の市場動向
      • プラスチック、紙、メタル容器の応用例
      • プラスチック、紙、メタル容器の今後の課題
    2. 軟包装
      • プラスチック、紙の市場動向
      • プラスチック、紙の応用例
      • プラスチック、紙の今後の課題
    3. 二次パッケージ
      • 紙資材
        • e-コマース
        • 小売ストア

講師

  • 森 泰正
    株式会社パッケージング・ストラテジー・ジャパン
    代表取締役

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)
複数名
: 18,000円 (税別) / 19,800円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名様以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 18,000円(税別) / 19,800円(税込)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 54,000円(税別) / 59,400円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/5/27 高分子の絶縁破壊メカニズムとその劣化抑制技術 オンライン
2025/5/27 分子シミュレーションの基礎と高分子材料の研究・開発の効率化への展開 オンライン
2025/5/27 チクソ性 (チキソ性) の基礎と評価および活用方法 オンライン
2025/5/28 高分子材料の劣化 オンライン
2025/5/28 電気絶縁材料の劣化現象とその診断技術 オンライン
2025/5/28 高分子材料における難燃化技術と難燃性評価、難燃剤の配合設計・規制動向と実際技術 オンライン
2025/5/28 プラスチック物性の観点から高分子複合材料のメカニカルリサイクルを検討・考察する オンライン
2025/5/28 包装における多層化フィルムの加工技術とリサイクル課題・展望 オンライン
2025/5/28 顧客満足を実現する「食品包装・流通技術」の潮流 オンライン
2025/5/29 ポリマーにおける相溶性・相分離メカニズムと目的の物性を得るための構造制御および測定・評価 オンライン
2025/5/29 光学用透明樹脂の基礎、屈折率制御および光吸収・散乱メカニズムと高透明化 オンライン
2025/5/29 樹脂のレオロジー特性の考え方、成形加工時における流動解析の進め方 オンライン
2025/5/30 発泡成形のメカニズム、気泡コンロトール、測定、応用 オンライン
2025/5/30 プラスチックの強度・破壊特性と製品の強度設計および割れトラブル原因究明と対策 オンライン
2025/5/30 流動場での、高分子の結晶化挙動の基礎と成形プロセス中の結晶化解析事例 オンライン
2025/5/30 UV硬化樹脂の硬化度・物性の測定評価と硬化不良・密着不良などのトラブル対策 オンライン
2025/5/30 破壊工学の基礎と高分子材料での実践 オンライン
2025/5/30 溶融紡糸の基礎と工業生産技術及び生産管理の実践 オンライン
2025/6/2 射出成形金型・樹脂製品設計の基礎および不良対策 オンライン
2025/6/2 ポリマーアロイ・ブレンドの基礎と構造解析・物性評価 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2022/3/30 環境配慮型プラスチック (製本版 + ebook版)
2022/3/30 環境配慮型プラスチック
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版 + CD版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (PDF版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版)
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用
2021/7/28 プラスチックリサイクル
2021/6/30 日本と海外グローバルブランド40社のSDGs環境戦略
2021/6/29 UV硬化樹脂の開発動向と応用展開
2021/5/31 重合開始剤、硬化剤、架橋剤の選び方、使い方とその事例
2021/5/31 高分子材料の劣化・変色対策
2021/4/30 建築・住宅用高分子材料の要求特性とその開発、性能評価
2021/4/26 包装・工業用PETフィルム&飲料・食品用PETボトルの市場分析
2021/2/10 食品包装産業を取り巻くマイクロプラスチック問題
2021/1/29 高分子材料の絶縁破壊・劣化メカニズムとその対策
2020/11/30 高分子の延伸による分子配向・結晶化メカニズムと評価方法
2020/11/30 高分子の成分・添加剤分析